2019年3月22日金曜日

「自衛隊の闇組織---秘密情報部隊『別班』の正体」オカルトレベルの無能さに呆れた

「自衛隊の闇組織---秘密情報部隊『別班』の正体」という本を読んだ.

まさかこれほど無能な書籍だとは思わなかった.左翼ってのはこんなのを真面目に読むもんなの?

無能さという点で、この書籍と同レベルの言説を3つ例示しよう.

1)アポロ11号は実際には月になど行かなかった.月面上陸映像はキューブリックが撮影したSF映像だったのだ.証拠? それは無いのだが、現にNASAは月面写真を加工している.そういった状況証拠がアポロ11号疑惑の信憑性を支えているのだっ!

2)宇宙人は既に地球に来ている.US政府はグレイとの密約により、反重力テクノロジーとバーターに人類のアブダクションを認めている.証拠? それは無いのだが、様々な元政府機関職員が証言している.アブダクションなどという人権軽視を許すことはできない.影の政府がー、、、、

3)赤城山麓、そこには徳川幕府の埋蔵金が埋まっているという伝説がある.当スペシャル番組では3度の大規模掘削を敢行したが、未だ徳川埋蔵金の発見には至っていない.しかし、それは必ず在る.自己実現的にあるに違いない! スポンサーがある限り掘り続けるのだぁ~、、、、

↑「自衛隊の闇組織---秘密情報部隊『別班』の正体」はこんなレベルの書籍なのだ.

わたしは「オカルティスト」なので、グレイやアポロの記事も読むよ.ただし「不真面目」に読む.真面目に読んでられっかそんなもんwww

でも、自衛隊別班の件を不真面目に読む気はない.仮にも新聞記者が出版した書籍なのだから真面目に読むに足る内容であると期待される.「別班による海外工作の実例はかくかくしかじかだった」ぐらいは書いてあるだろうと期待して購入したのだ.

ところがグレイやロズウェルと同レベルだった、途中で捨てようかと思った.


【概要】
陸軍中野学校のOB人脈を活用して戦後間もなく、自衛隊の中に秘密スパイ組織「別班」が作られた.

1970年代中盤までの別班の活動については、自衛隊OBによる数冊の書籍が出版されている.それらには設立の過程と海外での工作活動内容が書かれている.

しかし、1970年代中盤以降の別班の情報は無い.筆者が別班の存在を現役・OB自衛隊幹部にinterviewし判明した事をまとめたのがこの本である.

筆者は共同通信の記者で、読めば判るがアンチ安倍の左翼である.特定秘密保護法案の衆議院採決の直前に「別班の存在を匂わせる記事」を配信し、特定秘密保護法案を潰そうとしたと堂々と書いているのだ.完全にアッチ側のやつだ.

1970年代中盤以降の別班の足取り調査結果としてこの本には何が書かれているのか?

自衛隊現役・OBへ別班について質問すると、
 ・知らないという人
 ・ギョッとしてシラを切る人
 ・訳知りっぽくシラを切る人
 ・知ってますけどそれが何か?みたいな軽口な人
などいろいろ.何らかを喋った人々の情報を総合すると、市谷の建物に用途不明の部屋がありそこが別班の詰所なのだろうと推測された.某幹部にinterviewしたら「よくわかりましたね」といわれた.
この本に書かれている1970年中盤以降の調査結果はほぼこれだけと言ってよいだろう.

つまり、何らかの証拠を入手できたわけではないのだ.
 ・別班に関する公文書は1枚もなし
 ・1970年代中盤以降の工作活動の具体的事例は1件もなし
 ・幕僚は否定
 ・防衛大臣は否定

この本にあるのは防衛省関係者の証言だけなのだ.

この本は、特定秘密保護法案を阻止できなかったとやさぐれている左翼ジジイの負け犬の遠吠えだ.読む価値は無い.


【オカルト説へ喩えてみる】
上で書いたオカルト説になぞらえて「自衛隊の闇組織---秘密情報部隊『別班』の正体」を描写しよう.

あまたの証言から別班は存在する.日本政府はそれを認めないが、非公式組織の存在は文民統制に反する.恐ろしい事態が進行しているのだ.このような政府の陰謀を許すわけにはいかない.
証拠? それは無いのだが、多くの自衛隊員が証言している.だから別班は存在するんだって! もしも存在しなかったら我々左翼の自己実現に反するじゃないか! アベガーーー(棒)

かしこ

2 件のコメント:

  1. 無いものを探しすぎると気が狂っちゃうので注意して欲しいですね~。

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    1. 雑誌「ムー」の特集記事だとしても何の違和感も感じません.

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