2019年3月27日水曜日

ゴーン追放成功の日産はそれで結局どうなるの?

わからないねぇ、日産が今後どうなるか?

かつてのゴーンは日産がルノーに吸収されるのを嫌がっていたが、「会長職を続けさせてあげるからさぁ」とマクロンに言われて「やっぱ日産をルノーに売り渡しちゃおう」と翻意したと噂される.

一方の日産としてはルノーに吸収されるのが嫌なわけだ.また日産の傘下企業で日本の軍事産業の一角である三菱自動車が外資に渡るのは日本政府としても嫌なのだろう.

それで日産はゴーンを追放するのには成功したが、はて、それで日産はルノーに吸収されずに済むのかどうか? それが見えやしない.ここ2~3ヶ月それがさっぱりわからん.

キーポイントの1つは、日産の会長人事だろう.裏切り者ゴーンの後任には日本人会長を選出したかろう.だが待てど暮らせど新会長決定の報はない.....

その代わりにというか、、、今日のNEWSでおやおやと思ったのが、
日産の経営建て直しのためには会長職をなくすべきだと有識者委員が提言したそうだ.そうかそうすればルノーから裏切り者会長を送り込まれる心配が無くなるわけか.
しかしわたしがルノーなら「おいおいそんな無茶な」と云うところだ.株主総会でルノーには反対されるだろう.そして反対多数で否決されるだろうな.どうするんだ?日産?

ともあれ会長職廃止作戦が成就することを願う.

今日は日産vsルノーについてのNEWSがもうひとつあった.
この見出しからは別にって印象だけど、読むとなんかスゴイことが書かれている.
1)ルノーは12ヶ月以内に日産自動車との統合協議を再開したい
2)その後はフィアット・クライスラー・オートモビルズ(FCA)への買収案提示も視野

1は従来通りの主張であって日産との統合を諦めてはいないルノーさんだ.しかし12ヶ月以内というのは弱気が漂うがどうなんだろ?

問題は2ではないだろうか? 仏米伊日の4国連合を目指すと言っている.そしてその首領様はルノーだと言っている.

ふむ~、日産の行く末が見えたかな?
仏米伊日連合といったって、EVへの備えが出来ているのは日産だけだろう.
自動車がガソリンからEVへ変わってゆく10年後ぐらいに、ルノー・クライスラー・フィアットというショボい海外勢のためにEV技術を搾り取られ、利益を搾り取られ、わけわからなくなってゆくのが日産の未来なのではないだろうか?
株式の40%以上をルノーに握られている日産にとって、それが尤もらしい未来像だと思われる.

なんでもいいから一発逆転をよろしくタノムよ、日産さん

かしこ

4 件のコメント:

  1. 株持っているだけでは(役員は決められますが)事業内容には口を出せないのでマクロンも次の手が無いのでは。新しい会長も穏健派みたいですし。会長や送り込まれた役員も日産の他の株主から訴訟を起こされるリスクがあるので、日産に損害を与えるような無茶なことは出来ないと思います。
    統合しても、登場人物の中に統合した後の道筋が見えている人はいない感じがします。GAFAの作る自動運転車の製造下請けになるのが一番幸せなコースかも。
    短期的には日産としては協力関係を続ける条件で自社株を買い戻して力関係を正常化させるのがよいかと。その後はGAFAの(以下同文)。

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    1. ルノーの新しい会長さんと日産社長が先日打ち合わせしてましたね.ベトナム・カンボジア・ラオスを解放しやがって、ジャップに復讐したると机の下で手をグーに握り締めていたら笑う.
      フィアット・クライスラーへの手土産として日産は有用でしょうね.

      GAFAの下請けはインドじゃないかな? 中国はどうかわかんないけど.

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    2. 社内(?)政治やっている間に貴重な時間がどんどん無くなって、有効な手を打てないまま全員ドボンかも。
      この状況に追い込んだマクロンの責任が一番大きい気がします。フランスでもこんな知恵の無いことやっていると国ごとドボンになるかも。

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