2018年6月18日月曜日

【にわかAVマニアの音展】 音展2018 見学しました

音展2018を見学しましたので報告でーす.

↓日比谷国際フォーラム7階から下に降りる方向で廻りました.7階で何かを視聴している様子です.長方形の会場で壁の反射が強くて何を聴いてるのか判らんかったよ.
見よ! 試聴しているのは禿げ頭のジジイばっかし!
ここ半年ほどはポタ系イベントを見学することが多く、そちらは若者が主流なので、今回の音展の禿げ頭が余計に目に刺さりました.こいつらが死んだらハイエンドオーディオマーケットを支えるのは誰なんだよ?

↓REVOのbluetooth audio機器.スタッフのお姉さんがすごく愛想が良かった.右のテーブル型の機器ももちろんBTスピーカーで、人工的だけどブイブイした音を出していました.

↓BTスピーカーの話題の流れで、これには触れておかねばなるまいというOlasonicのIA-BT7です.20cmぐらいと巨大な弁当箱ぐらいのサイズのBTスピーカーなのに、なぜか低音が良く出る.人工的な音だけどね.
写真の状況で左右のsonyのスピーカーが鳴っているのかと思っちゃったけれど、鳴っていたのは台の上にちょこんと乗ったIA-BT7だったのです.
↓IA-BT7の中身.まぁなんつうか、、、という印象ですが、これであんなに低音が出るとは、認識を改めねばならんな.回路によるboostだけではあそこまでは出せないと思うんだよなぁ.かといってスピーカーでどうのこうのするのにも限度ってものがあるし....

↓カナダのATOLLという会社のプリアンプとメインアンプです.
↓プリアンプなのにどうしてこんなに巨大な電源が必要なのか?
↓メインアンプは、AB級プッシュプルだと思うのですが意外に放熱器が小さく感じます.
それと、プリント基板をよ~く見ると、プリ/メインで同じPCBを使っていて、パーツだけで作り分けているようでした.器用なことするなぁ.

↓TechnicsのメインアンプSU-G700の内部です.30年前のわたしは「パナの製品はハーネスが汚いんだよね」という認識でしたが、これはハーネスがスッキリと綺麗です.
プリント基板が3分割されており、左から電源/アンプ/信号処理 です.
HDMI入力がズラーッと並んだ7.1ch AVレシーバーでもないのに信号処理基板がどうしてこんなに大規模なんだろうと疑問を感じました.本機のdigital inputは、COAX/光/USBです.カタログを見たら、位相補正とか低jitterとかいろいろやってるみたいですからそのための信号処理基板なのでしょう.
上のATOLLのディスクリート感溢れるプリント基板とは随分異なりますね.ATOLLは20世紀の回路テク、Technicsは21世紀の回路テク.流れる信号周波数は1万倍.しかし音の良さは周波数ではなく価格と重量に比例するのであ~るw
ちなみに、Technicsの試聴コーナーからはイイ音が聞こえてましたけど、満員で入れなかったので試聴は断念しました.

↓もうひとつプリント基板物を.
Ucd方式のD級アンプをキット販売しているブースがありました.横浜ベイサイドネットという会社です.Ucd方式にはわたしも興味を持っており、回路simulationを当ブログに書いたことがあります.
イエローで囲った基板がモノラルアンプです.たしか180Wって言ってたかな.後方の電源は180Wx2に耐えられるのかな? アンプ部分の単品販売もするそうです.

↓あれっまだやってたの?という巷の声をきくDIATONEのブース.
解説者は三菱の技術者だと思います.78回転LPとか2トラ38を再生していました.
78LPを再生しているとき、スピーカーが5Hzぐらいの低周波でストローク10mmぐらい触れていて、何かシステムに問題があるんじゃないかとビビリました.同行していた2000円札普及促進事業団総裁によると、「昔の機器にはサブソニックフィルタが在ったけれど今は無いんじゃないか?」と言ってました.わたしもサブソニックフィルタの名前は知ってたけど、現象を目撃したのは初めてでした.貴重な体験でした.
↓デモ試聴はDIATONE DS-4NB70 という2017年発売のスピーカーでした.これいいですよ.まろやかな、純米大吟醸という音質です.現在のDIATONEは車載機器に特化しているようですが、これを機会にhigh end audioにカムバックして欲しいですね.

↓JVCブースのwood coneスピーカーです.数年前に湾岸でこのイベントが開催されていた頃、同じスピーカーの展示を見ました.その時は試聴はしませんでした.
たぶん8cmサイズのスピーカーだと思いますが、豊かな音空間を作る系の音質で、わたしが好きな方向性です.
ただ、小~中音量で聴くのがオススメかなとは思いました.大音量のパートだと辛そうな音になってました.アンプのせいかもしれませんが.日本の家屋事情にはそれでも問題なかろうと思います.
↓JVCの記念モデルの本物のオルゴールです.増幅回路は使わずにホーンのみで発音しています.これは19世紀のテクノロジーか.

↓最後に、オヤイデ電気のブースでmagicoのスピーカーは「いつもの強い音」を出していました.magicoのエンクロージャーは金属製なのだそうです.強い音、負けない音を出すにはそのくらいやらないといかんのでしょう.
写真のは2wayの比較的安い製品と思うのですが、ペアで240万円だったかな? 240万ウォンなら買えるんだけど...

オーディオイベントというと、夏の終わり~初秋に多くが集中します.
次回は秋のインターナショナルオーディオフェアかな?

それではまた次回.

あでゅー

3 件のコメント:

  1. 2000円札普及促進事業団総裁殿へ

    1次会の費用を支払い忘れた気がするんですが、どうだったでしょうか?
    口座へ振込みしましょうか?

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  2. 2000円札普及促進事業団総裁2018年6月19日 10:46

    大丈夫です。2次会時に清算させていただきました。
    2次会のBARでは17年もののラフロイグが良さげでした。何時か飲みたいです。

    DIATONEのスピーカーは、音も説明も良かったです。最後に質問したキャビネットの製造工場や、評論家 故 江川三郎の理論のリケージフラックスなどを取り入れていて、オールドオーディオマニアはワクワクします。

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    1. 総裁、平素お世話になっております.

      >2次会時に清算させていただきました。

      それはよかった、よかった、

      >17年もののラフロイグ

      あそこのはどれもヤバいんです.近未来への遺産、ティヒヒ


      DIATONEについて上でリンクした記事をスクロールダウンすると、解説の人が写っています.面白そうなおじさんです.

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