2018年6月20日水曜日

proxxonフライス盤をCNCに改造する (40) ペンホルダ

前回が昨年の10月だったのでとても久しぶりなCNCシリーズ、久しぶりの復活です.

音沙汰のなかった間に、表札を彫ろうかと思って試したのだけど諸般の事情で上手く行かなくて放置プレイになっていました.

トラブルのひとつに「たまにステッピングモーターが脱調する」というのがあります.意外に思えるかもですが、脱調が生じるのは、大電流の低速時と決まっています.

だめもとでドライバをA4988→DRV8825に変えてみました.電流制限を1Aに設定したところ正常化したように見えてます.2Aだと脱調します.
電流駆動波形に違いがあるのかのような点については承知していません.(A4988の方がポピュラーで価格も少し安い気はする)

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ところで、削る前の確認のためにペンでお絵描きしてみたくなります.

CNCにペンホルダを装着してお絵描きするわけですが、proxxonはペンホルダを販売してません.CNCホビーストの皆さんはどうしているのでしょうか?

↓昨年のわたしは、こんなブサイクな物体をモーター脇にとりつけて、輪ゴムでテンション張ってやってました.なにかと使いづらかったです.

↓軸心に装着できるペンホルダを作れないかなと思って、こんなのを作ってみました.
バネでボールペンが引っ込むようになっています.
軸は6mmドリルを流用しています.
↓先端の拡大です.
可動パイプは内径6.1mmのアルミパイプです.
アルミパイプにボールペンの替え芯を接着してあります.
↓どうして6mmドリルを使ったのかというと、CNCのピンバイスが6mm径だからです.ぴったし6mmの棒鋼を手持ちしてなかったので、ドリルを流用しました.
↓バネ近傍の状況.グリスは使いませんでした.ベタつくの嫌だし.
↓ペンホルダが上下動している状況.スピンドルモータは停止です.
Z軸を3mmしか上下動させてない動画なので判り難くて申し訳ない.

とまぁこんなわけで、軸心に取り付けられるペンホルダを作ったのでした.

軸が6mmドリルなので強度は申し分ありません.

がっ、ひとつ欠点があります.
ボールペンの中心軸とバネの中心軸が4mmぐらいズレています.そのために生じる回転トルクでバネが少しだけ捩れます.これが一種のバックラッシュとして作用して僅かながらお絵描きが乱れます.
改善のためにはボールペンを短く切断して軸心に装着すればよいのですが、そこまではたぶんやらないと思います.

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かしこ

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