2018年6月7日木曜日

【にわかAVマニアの人柱】 謎の中華基板X (2.1chオーディオアンプ)

またしても謎の中華基板を入手しました.オーディオアンプ、2ch入力→2.1ch出力、電源電圧5V というのが大まかなSPECです.価格は¥600ぐらい.

まずはいきなり失笑してしまうところを指摘しちゃおう.
↓オーダー画面の写真はこれでした.NS4358というICが写っています.
↓だがしかし、来た基板がこれ、なんとICが違うじゃん.これじゃ同じ基板とは呼べないだろ.アバウトな商売にもほどがある.

↓LRアンプはCS8575Sです.Dクラスアンプ. 会社名はChipStarといい、食べたその日から味の虜になりそうな社名です.
↓sub woofer用がCS8509Eです.これもDクラスアンプ.同じ会社です.

↓とりあえず2.1ch接続で聴いてみた.
LRスピーカー:ソニー SS-MS215(6Ω)
sub-woofer:TANGBAND W4-656SC(8Ω)
あはは、、、これは酷い音.
音声と同期してチリチリというノイズが乗る体たらく.電源にLCフィルタを入れたら改善するかもしれないが、やる気が出ない.
それに加えて、sub-wooferの音量があまりにも小さすぎる.耳を近づけてようやく聞こえる程度の音量しか出てこない.スピーカーの効率にもよるだろうが、これはないだろう.

↓CS8575S/CS8509Eのゲインを変えられないのだろうか?
オーディオ入力にある直列抵抗Riでゲインが決まる.gain=Rf/Ri=300k/Ri
(CS8509Eも仕組みは同様だがRf=300kかどうかは未確認)
↓sub-wooferのゲインを大きくしたいので、CS8509EのRiを小さくすればよいと云えます.しかし、下写真の囲いの部分がパッシブのLPFを形成しているので、定数変更はかったるいです.あきらめました.

余談:
CS8575S/CS8509Eのどちらにも、MODE/ABDという名前は違うけど同じ機能のpinがあります.このpinは、ABクラスで動作させるか、Dクラスで動作させるかを選択できるそうです.でもそれって、アナログfeedback回路とswitching回路という1chipに同居させるには非常に相性の悪い回路同士なので、ホントかよと思わずにはいられません.

教訓:中華基板に常識は通用しない

人柱よしっ、、、

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