2019年9月29日日曜日

やはり失敗作、アド・アストラ (ねたばれ)

「アド・アストラ」というタイトルの意味が未だに判らないよ.

さっき観て来たんだけど、観る必要ないです.

どーせ金をドブに捨てる目に遭うんだろうな、とは事前に予想はしていた.
プロモーションが微妙だったもん.
ビジュアルに、監督名も脚本名も出なくて、宇宙服着たブラッドピットしか出さないというのは何か不都合な裏を隠したがってるなーと思ってたよ.その心配どおりの映画だった.

本作を形容するとこんなだ.
ハードSFと暗い演出はどこか哲学的な匂いを醸しだしてはいるものの、内実は離婚と親子関係というハリウッドにありがちな家族ドラマ.宇宙人は出ないよ~

誰も観なくていいので、ネタバレするよ.

【ねたばれ】
ブラッドピットの父親は、深宇宙生命体探査船の船長だった.
父親は20年かそこら前に海王星で消息を絶った.

ある日、海王星から発せられたガンマ線バーストによる送電障害と通信障害で地球は大きなdamageを受ける.

映画の後半で父親が語る遭難理由を先に書くとこうだ.
船は木星とその衛生、土星とその衛生、そして海王星まで生命探査をしたが、何も見つからなかった.船長は探査計画の続行(もっと遠くへ)を主張したが、地球への帰還を主張する乗組員が反乱し、船長の他が全員死亡した.以来船長は一人で海王星軌道に留まっていた.ガンマ線バーストは、抗争していた乗組員が暴走させたリアクターのせい.

宇宙軍はガンマ線バーストの原因を、海王星で消息を絶った船の反物質エンジンだと断定し、息子であるブラッドピットを父親との交信役として抜擢するが、通信は不成功に終わる.ブラッドピットは精神が不安定になり任務から降ろされる.

舞台を地球→月基地→火星基地→海王星軌道 と移し、ブラッドピットは父親に再会する.
ブラッドピットのミッションは、核で船を破壊すること.

再開した父を船外に連れ出すが、父は自殺する.船の爆破には成功する.

ブラッドピットは一人地球へ帰還する.別れた妻に再会する.

【感想】
基本的にわけわからんであった.人柱になってしまった.

宇宙船や月面の描写は悪くなかった.でもそれだけ.

グダグダで呆れたのは、
・月面にテロリストがいる.資源争奪のためとはいえ随分リッチなテロリストだ
・発射寸前のロケットによじ登り、上昇中にハッチを開けて中に入るのやめてちょ
・火星航路の民間船が突如として海王星まで行くお気軽さ、しかも片道79日は短い
・海王星軌道でランデブーする.距離は10km程度.シャトルが失われたので船めがけてジャンプする.だが軌道上で視線方向へジャンプしても辿り着かないでしょうに
・海王星から地球まで届くような強力な反物質反応の傍にいた父親はガンマ線で黒こげになってるでしょうに
・数10年も何を食って生き延びたのかな、父さん

かしこ

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