宇宙戦艦ヤマト2199 第二章 太陽圏の死闘 を観ました.
第一章は、旧ヤマトのストーリーに比較的忠実で、それゆえに旧ヤマトより劣化した部分が目につきました. ですが第二章は、新しい登場人物や設定によって新しいストーリー展開が豊富になった結果、旧ヤマトと比較する気にならず、素直に楽しめたわたしでした.
↓デスラー総統の声が山寺宏一で、どんなだろうかと気になってました.加持さんとは違いました.スパイクに近いなぁという印象でした.
↓第二章ではシュルツさんが主役じゃないのというくらい出番が多かったです.
第二章が特徴的だったのはガミラス側の諸般の事情を描いたところでした.
●シュルツが娘からのビデオメールを見ているシーン
●シュルツら冥王星前線基地のメンバーはかつてガミラスに滅ぼされた惑星の残党で今はガミラスに奉仕することで生活している
●ヤマトが超光速航行船であるとガミラス本星に通報しようとしたシュルツであったが、威張り屋のゲールによって情報が遮断された
●反射衛星砲のオリジナルの用途は、遊星爆弾に地球に向けた初速を与えるためのビームだったが、シュルツがヤマト攻撃兵器としての活用法をあみだした
●被弾したヤマトが疑似爆発を演じて海中に没したのを撃沈と勘違いしたシュルツが、ゲールを飛び越して直接デスラー総統に成果報告して不評を買う
●中間管理職状態の悲哀にまみれたシュルツおじさんでした
●冥王星前線基地が滅んだことを知ったデスラーは、イスカンダルによる戦術指導だと察知した
そういったガミラス側の退廃を描写し、反射衛星砲のみに依存しすぎのシュルツの戦術のプアさが、真田さんの戦術で負かされてゆくという、戦術vs戦術的な冥王星の戦闘は全般的におもしろかったです.
ところで、2199のヤマトの火力はすごく強いです.艦対艦でも空対地でもシュルツが気の毒になるくらいめっぽう強えぇ.冥王星前線基地がヤマトによる主砲連射であっという間に壊滅しましたから.旧ヤマトではヤマトの火力って波動砲を除くとあまり印象に残っておらず、ガミラスの海でぶっ放しまくったもののガミラスの天井ミサイルの方が強かった印象でした.それに較べると2199のヤマトの火力は相当なもんだわ.
ワープシーンは、意外にあっさりと終了しました.森雪は透け透けになったのかどうだったか、よくわかりませんでした.恐竜さんは出ませんでした.
波動砲の原理は、マイクロブラックホールを生成してそれがホーキング放射で消滅するときに解放されるエネルギーが巨大なのだと、真田さんの助手の女性が言ってました.浮遊大陸の軌道上を一周してから波動砲を撃つのではなくて、浮遊大陸から離陸直後に進路反転して撃ちました.波動砲のエネルギの凄まじさは、木星半径の1/3ぐらいに達する大気の乱れとして描写されていました.ちなみに浮遊大陸はテラフォーミングのためにガミラスの生態系を移植した環境だそうです.
土星のエンケラドゥスで「雪風」は発見されました.「生存者は、なく、、、、」「古代、地球を雪風のようにはしたくないな」のセリフはありました.雪風捜索中にガミラスに襲われたところを古代に助けられた森雪は古代にフラグが立ったようです.
2199のヤマトクルーは女性が多いですね.その帰結として、イスカンダル星での藪機関士と古代進の会話はこう変更されるんでしょうか?
<旧ヤマト>
藪: 我々12人はこの星への残留を希望する.許可されたい
古代: そんな許可ができるか.船へすぐ戻れ
<2199>
藪: 我々男性6名女性6名はこの星への残留を希望する.許可されたい
古代: ヤマトでは恋愛禁止・合体禁止だ.船へすぐ戻れ
第三章は10月です.パパとママの青春の一ページはどうなるんでしょうね?
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