今朝のワイドショーでまたしても、「有権者である都民が賢くならないといけない」と、よくあるご高説を述べている評論家がいました.
こういう正論だけど実現性の最も低いテーゼを喋る奴って心の底から嫌いです.仕事の打ち合わせでもこういう輩が一匹居ると、場がとっちらかるばかりで議論が収束しなくなるのよね.
まず問題点を定義すると、こういうことですよね.
東京都知事選挙は有名人じゃないと当選できないが、有名で政治センスもあって暇な奴なんか居るわけないので都知事候補を見つけるのが大変である.
その解決策として、都民が優れた政治リテラシーを身につければ無名でも優秀な都知事が当選するであろう、と発言する輩が大勢いるわけだけど、そんなの無理だって.「都民の政治リテラシー向上」は最も難しくて先が見えない、解決策とはとても呼べないプランです.その前にやるコトがたくさんあるだろうに、それをすっ飛ばして遠い理想論を語るのはバカとしか云いようがありません.
ひら的には、以下の解決策を考えます.低コストで実現可能性の高いプランを考えるべきであろうよ.
【解決策1】 上策
自民党都連をシャキッとさせるのが最も低コストで効果がある
猪瀬が嫌いだから猪瀬が撃墜されるのを嗤って見ていたというゲスなコトをするな!
少なくとも舛添なんかに白羽の矢を立てない程度にはシャキッとしろ!
金銭問題で文春に撃墜される恐れのある政治家は避けて官僚の桜井父に出馬要請するという動機がショボい!
今回、小池百合子が出馬するんだから、小池を公認すりゃいいだろう.
くだらない意地で猪瀬を撃墜し、扱いやすいからと舛添を誘い込み、くだらない意地で小池を排除しようとする自民党都連よ、お前らはバカか? お前らがシャキッとせんでどうするんだ?
【解決策2】 上策
インターネット投票を解禁していろいろと、、、
投票画面に10項目ぐらいの政策スタンスを○×形式で表示して、候補者の政策スタンスを理解しやすくせよ.そうすることで投票の水際で有権者の政治リテラシを向上させる効果を期待する.こんなの公選法を改正すれば可能なんじゃね?
首長の直接投票を中止し、首長も議院内閣制みたくする
直接投票で首長を選ぶ制度だから「著名人じゃないとダメ」という制約が生じているわけだから、首長の直接投票をやめるというのは対策として在り得るだろう.地方自治法を改正しなくちゃいけないだろうから公選法を改正するよりは大変かと思ふ.
【解決策4】 下策
有権者に政治リテラシ教育をする
こんなのどういうカリキュラムにするんだ?という疑問が立ちはだかる.制度にメスを入れる対象は、なるべく少人数かつ源流で行うのがモアベターだが、有権者教育となると真逆のマスへの対処であって、金はかかるが成果が上がりにくい愚かなプランでしかない.
【解決策5】 下策
有権者の政治リテラシが向上するのを祈る
ちなみに祈りは通じません.ワイドショーの評論家がほざいてるのなんかこのレベルでしょう.敢えて云おうカスであると.
だから、自民党都連がシャキッとせな目先どうにもならんのだが、いつもタコい.
かしこ
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