2023年2月28日火曜日

java/Kotlinが苦手です @JvmStatic(34)

皆さんこんにちは.毎日何かしら作っているヒラサカです.

USBオシロを作る取り組みの第33回でUSB2.0転送レートが3MByte/Secしか出ないと実測され、やる気がしなしなになってしまいました.しかし不屈の闘志で立ち上がったわたしは、AndroidスマホをUSB hostとして運用してみることにしました.USB BULK転送をすりゃいいのでなんとか自力でできるんじゃないかと思います.

開発環境はAndroidStudioで、言語はjava/Kotlinを使っています.

でも、つくづく思うのは、java/Kotlinはわたしのsoftware能力の上を行ってますね.

Cみたく関数を書くための仕組みだけが提供されている平易な言語がわたしの対応能力の上限です.ところがjava/Kotlinときたらobjectやthreadのための仕組みがどっちゃりと上乗せされていてややこしくて困る.interface, abstract, this, it, final, synchronized, throw, super, companion, inner,,,,,


それで、netで拾ったUSB COMのデバドラ(java)を参考にしているのですが、sourceにjavaとKotlinが混ざってると読みづらいのでKotlinに書き換えているところ.

それで、う~んと思ってしまったのが@JvmStaticっていうマイナーな制御句でした.

とあるjavaのcodeにstatic関数がありました.
 class Clock {
     public static long nsec() { return System.nanoTime(); }
 }
これをKotlinに書き換えるのですが、Kotlinにはstaticが無いのでcompanionという宣言?で囲みますとstaticっぽく使える事になっています.javaよりもKotlinが好きなわたしですが、これはjavaの方が良いと思いますがね.
 class Clock {
     companion object {
          fun nsec(): Long { return System.nanoTime() }
     }
 }

なのですが、このKotlin codeをビルドできません.
static関数nsec()を呼び出すjava codeで「staticじゃないから呼べない」とエラーが出ます.

元々嫌な感じはするんです.AndroidStudioの処理系はKotlin/javaのmix codeに対応しているのか?という疑問です.
 関数定義:Kotlin
 関数呼出:java
これまではKotlin/java混在のビルドは円満に通っていましたから疑いは無用のはずでした.でも上の通りになってしまい、昨夜から悩んでいました.

そんな折、これを読んだら @JvmStatic @JvmFieldという気になるwordがありました.

さっそく試します.エラーが消えました.う~む、これって言語仕様なのかな? どっちかというとコンパイラへの指示じゃなかろうか? 混在ダメですか....
 class Clock {
     companion object {
          @JvmStatic fun nsec(): Long { return System.nanoTime() }
     }
 }

教訓: Kotlin/java混在には気をつけよう

33へ    35へ

かしこ

ChatGPTよりもスゴイもの?

コンサルや経営者の「技術進歩サイコー」みたいな提灯記事なんか読んだってムカつくだけなので、「へっ」とか思ってタグを閉じるのが常でありますが、ChatGPTについて書かれたこちらの記事はなかなか面白かったのでご紹介.
別のサイトにも似た記事があります.

ChatGPTよりも小規模なハードウエアで同等の演算ができるFlexGenはスゴイという内容です.

昨晩の寝しなに読んでの記憶ですが、3段落の解説からなります.
 1)自然言語処理の方法
 2)ChatGPTが必要とするハードウエア
 3)FlexGenが必要とするハードウエア

1)従来型の自然言語処理は文法から意味を解析する原理だったが、googleのは単なるパターンマッチであると書かれています.
たとえば、
 20時 → 全員集合
 リコリス → リコイル
みたいな感じ.
鬼のような記憶容量が必要だかねぇ、、、というイメージが湧くと思います.

2)ChatGPTのシステム規模
推論部だけで341GB、全体で2.3TB.
NVIDIA H100でも80GB →推論で5基必要、学習で30基必要
H100は一枚475万円だから、推論で2300万円、学習で1.4億円

3)FlexGen
ChatGPTと同等の大規模言語モデルを100倍の速度で動かせる.
しかも、GPUメモリ16GB、メインメモリ256GB という小規模構成で.

自分のマシンの中に理想の彼女を作れるぞ.

ーーーー
Interface 2023.4月号は機械学習の特集で、なかなか泥臭い内容でよろしいかと思います.たぶん買います.なんか表紙ダサくね? それに女性技術者が居ないじゃないか!

わたしは機械学習で遊ぼうと思って2~3回取り組んだ経験があるんですが、バックプロパゲーションとか自動微分の辺りは楽しいんだけど、そこから先はこの特集に書かれているような泥臭いところに分け入ります.その段階になると嫌気がさして、やる気がなくなっちゃうんです、わたしの場合.

どーせこの特集を読んでまた「あーはいはい」って思うんだろうな.

かしこ

2023年2月27日月曜日

興行収入watch すずめ、天気を射程に捉える

はいっ、今週も興行収入watchのお時間がやって参りました.

ビッグタイトルの公開が途絶えている昨今ではありますが、興行収入をチェックして参りましょう.

BLUE GIANT
公開最初の金土日の興収は1.1億円だったらしい.
そして公開最初の10日間の興収は、、、不明なんです.2.5億ぐらい行ってますかね?3.2億円だったそうです.思ってたよりも好調かもしれません.平日の客の入りなんか少ないはずなので、2度目の週末が1.5ぐらい行った可能性を感じます.上方修正で行きましょう! 最終興収10憶を超えるかもしれない.

すずめ、TOPGUN
ずずめは+1.8で139.3でした.1つ上に居る天気の子を超えるのは確実でしょう.
TOPGUNは+0.1で135.8でした.

スラダン
何が起きてるんだぁぁ、、、+5億円ですよ.この超太い動員はもはや超常現象.累計112.8億円になりました.

ーーーー
2023年の今後はあまり目立つ作品がないです.

宮崎駿が「君たちはどう生きるのか?」みたいな余計なおせっかい映画を公開するようですが、あんなのは死んでも見ねぇよ.見たらバカになるぞ.

3月公開のTRIGGER劇場アニメが2作品あります.軽く見分けのつかないこの2本をほぼ同時期に公開するのって謎でなんだかなー
3/10 DYNAZENON
3/24 GRIDMAN

かしこ

2023年2月26日日曜日

【回路】300Vで動かす半導体アンプ(9)PCB到着、通販マルツがなんか変

こんにちは、毎日なにかしら作っているヒラサカです.

プリント基板がJLCPCBから届きました.
↓深圳のBAOYAN空港からOCNという国際配送会社の便で空輸です.関空に降りて通関して、最終配送業者はヤマト運輸のポスト投函です.
↓袋の中には10cmぐらいのこんなのが入ってる.
↓その中にはビニールパックのPCBがありんす.
↓両面基板が5枚.
JLCPCBの両面基板は送料込みで¥400ぐらいですから、回路自作のやり方を革命的に変えたと思います.ユニバーサル基板の手作りをほとんどやらなくなりました.LT-SPICEでsimってアートワークしてJLCPCBで火入れという流れです.
↓そのせいで、使わなかったPCBの残骸が多数溜まっています.エポキシ接着剤をこねる台として使ったりします.
300V FETアンプの火入れをします.

↓懸案の放熱器はこんな風に取り付けます.これで持つ気はしませんが.

ーーーー
通販マルツが変という件について.

600V耐圧の小信号FETを探しまして、マルツ通販で発見しました.といっても提携先のdigikeyの販売物ですけど.お馴染みのSOT-23.こういう希少部品はありがたいです.
マルツに発注して、ご注文確認メールが来て、店舗受け取り準備完了メールを待っていました.

ところが、店舗受け取りメールが来ないんです.2週間経っても来ない.通常は数日で店舗に届くのですが今回は事故ってるのか?

上のPCBの火入れに必要なFETですから、マルツ通販サイトで購入履歴をチェックすると店舗受け取りメールが発信されたとの記録がある.しかし、わたしのgmailをほじくり返してもゴミ箱の中にも迷惑BOXにも当該メールは来てません.ゴミ箱に捨てたって30日間はkeepされています.
マルツの記録はメール本文だけなので、メアドのタイポ等のヘッダ情報は検証できません.どーせメアド間違いだろうけど、手打ちで送信とかしてるはずもなく.バグってない?と心配になりました.

というわけで今週の平日に秋葉原を徘徊します.

8へ   10へ

かしこ

朝食は袋焼きそば、業務スーパー(スナオシ)

おはよーございます.
池尻大橋の業務スーパーみらべるは2/10に一旦閉店したと承知しており、その後の状況は知りません.別店舗で再開したのかな?

別の業務スーパーへ行って、袋麺の焼きそばを買いました.5個パックで¥150ぐらいと激安で何が起きたのか目を白黒でしたが、朝食にトライしたのでレポります.

↓こうゆうものです.
↓どこのOEMだろうかと裏を見ると「麺のスナオシ」という水戸の会社です.
地方出張で、食品スーパーにあるご当地インスタント麺を物色するのがわたしの楽しみの1つです.中京地区だとスガキヤは有名だとかいうあのパターンです.ご当地インスタント麺は結構美味しかったりするので侮れませんぞ.

それでは朝食として実食です.
↓まず確認しておきたいのは、わたしが知っている袋焼きそばの調理方法はフライパンで水けを飛ばすやり方です.
ところが、この商品はそうではありません.
↓なんと、お湯で茹でるところから始まります.
↓お皿に取る.この場面では水通ししてない中華そばという風情であります.一体なにが?
↓ソースは粉末タイプです.麺にかけて、かき混ぜて出来上がり.カップ焼きそばの調理方法に似ています.煮汁を捨てることで低カロリーになるらしい.ヘルシー
食べた感想は、
・他社のインスタント焼きそばと比較して麺のコシが強めです.
・ソースはかなり酸味が強い系です.
・大盛のカップ焼きそばが多い昨今ですが、この商品の麺はフツー盛りなのでペロッと食べちゃいました.

15時のおやつにどうぞどうぞ.

かしこ

2023年2月25日土曜日

【Android USB oscilloscope】(33) USB2.0 BULK転送 3MByte/Sec

USB2.0で、STM32をUSB hostとし、USB deviceであるスマホを接続する.こういう図になっている.
これで転送レートは3MByte/SecのBULK転送が限界という結果を得ました.スマホのUSB受信はUIとは別のスレッドでやってます.もっと速くなってほしいんですけど、残念です.
ちなみに、こちらで書いたようにUSB2.0で16MByte/Secを出した実績はありますが、EZ-USBとLinuxの組み合わせであって、スマホが16MByte/Secを出すのは難しいみたいです.

今回の実験の諸条件です.
 USB    2.0 BULK transfer 512Byte packet
 スマホ   2016年製 HUAEWI P9-Lite Android7
 CPU    STM32F205
 開発環境1 STM32CubeIDE 1.5.1
 開発環境2 Android Studio Bumblebee 2021.1.1 Patch2

接続状況の写真.
白い変換コネクタはOTG cableではありますが、OTGを目的とした使い方ではなく、ただのマイクロ-タイプA変換として使っています.

動作を詩的に表現するとこんなことをやっています.
 0)USB cableが挿されたらAOA接続する ※
 1)hostであるSTM32は、10mSec割込みでBULK転送を試みる
  1a)USBがNAKだったら何もしない
  1b)USBがACKなら511BYTEをBULK転送する(512だとスマホがhungる)
  1c)NAK比率をCOM portに出力表示する
 2)スマホは、MainActivity内のRunnableで1000回USB read loopを記述する
  2a)スマホのボタンが押されるとRunnnableが起動される
  2b)Runnable内で転送レートを計算しUIに表示する

(※)スマホのUSB接続は特殊です.USB hostにスマホ(USB device)を挿すと、descriptorのやり取りなどを経て、一旦USBを切断し、再度接続するという凝ったことをします.AOAという作法です.AOAについてはこちらに書きました.

スマホアプリ画面.
READボタンを押すと数値が更新されます.4番が転送レートです.

STM32とスマホの接続.
スマホアプリを起動しておいてからUSB cableを接続する感じ.スマホから接続許可を求められます.ダメだったらSTM32のresetをするとかいろいろ試す.

STM32とPCの接続.
STM32の内部状態を表示するためのものです.FT232のようなUSB COM変換が必要です.

sourceと回路図の詰め合わせzipをupしておきます.テストコード満載の糞コードですのでゲロです、反吐です、要注意です.読者に損害を与えましても賠償とかしません.

ーーーー
STM32ソースの簡単な説明.

まずAOA接続について.
AOA接続の手続きは、main loopから繰り返しcallされています.
  while (1)  {
    MX_USB_HOST_Process(); // invoke AOA procerss
  略
  }
MX_USB_HOST_Process()の先ではUSBH_Process()をcallしてるのでそっちへ行きます.
この関数ではUSB接続時の手続きがいろいろ記述されていて、USB classを分析とかしていますが、知らないUSB classに悩んでabortする間際に藁を掴んでaoa_setupAccessory()をcallします.そこからAOA接続が始まります.
Linux hostのAOA接続についてはこちらを参照.これをSTM32に移植して動かしています.
AOAが接続成功した結果、OUT方向の設定は「EP2 max packet size 512Byte」になりました.いままでpacketを2000ByteとかにできないのはSTM32のバグだと何度も書きましたが、スマホにも512で制限かかってます.ちっ、なんだかなー

次にBULK転送について.
TIM7で10mSec割込みをかけています.割り込みルーチンでBULK転送をcallします.
void TIM7_IRQHandler(void){
if(aoa_ok==2) aoa_bulkTransfer(&hUsbHostHS);
}
aoa_bulkTransfer()を見ると、USBH_BulkSendData()をcallしています.511ByteでDMAです.そんな頻繁にBULK転送しようとしてもUSBが追い付きゃしませんが、構わずcallする理由は、USB statusを採取するためです.BUSYだったら無視されます.
void aoa_bulkTransfer( USBH_HandleTypeDef *phost ) {
USBH_BulkSendData(phost, buffer, 511, phost->Control.pipe_out, 1);
}

ーーーー
スマホアプリの簡単な説明.

一番最初、スマホにUSB cableが挿された時に、このアプリにeventが飛んできてもらわなくちゃ困りますよね.このアプリが「USB挿入で声かけてくれ」とOSに依頼する仕組みをintent-filterと呼ぶそうです.projectの中のAndroidManifest.xmlを開くと、USB device attachedという文字があります.細かくは知りませんがこんなもんだっつうことで.
<intent-filter>
 <action android:name="android.intent.action.MAIN" />
 <category android:name="android.intent.category.LAUNCHER" />
 <action android:name="android.hardware.usb.action.USB_DEVICE_ATTACHED" />

次のUSB接続過程はAOAです.accessory_filter.xmlを開くと見える文字があります.
 manufacturer="bangflat" model="aoatest"
この2つは、STM32 hostのAOAルーチンにも記述されており、AOAの先頭で軽く認証するのに使われます.hostとdeviceで一致してなくちゃいけません.あとはスマホがやってくれます.

USB BULK受信について.
MainActivity.ktの中で別スレッドを記述します.USBの受信を1000回やってます.usbDriverが肝です.
    val runnable = object : Runnable {
        override fun run() {
            for (i in 0..999) {
                try {
                    val rmsg: String = usbDriver!!.receive()
                    USBparams.sum += rmsg.length
                } catch (e: IOException) {
                    errorDialog(e.message)
                }
MainActivity.ktのonCreateの中で、READボタンが押されたらRunnableを起動するようにしてます.別スレッドでUSBの1000回readが始まります.
  b.IDreadBTN.setOnClickListener {
  handle.post(runnable)
 }

ーーーー
3MByte/Secでは不満なので、以上で投了です.

次はスマホをUSB hostにするやり方でトライしてみます.出来るかどうかは知りません.

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かしこ

2023年2月24日金曜日

例の気球、このfake動画がお笑い

例の気球を撮影した動画というTwitterのこれ.Twitterの動画は直接貼れないのでリンクするしかないので申し訳ない.→こちら

netで何度も見かけるのですが、ゲラゲラと笑っちまう.

↓この画角で始まる短い動画.手持ちカメラと思われる手振れあり.ここからzoom inするところがカワイイ.
↓きっと、撮影者はマシンのような体幹の強さをお持ちのようで、一度もフレームアウトすることなく、ここまでzoomで寄るんです.ありえねぇよ、人間技じゃねぇよ、ぎゃはー
↓それで監視カメラがぬるぬると左右に動いてる.
↓最後は監視カメラがこちらを向いてチカチカとLEDを発光させるという茶目っ気サービスでブチッと終了.

面白いfake動画でした.

かしこ

ウクライナ戦争はどうやって終わるか? 5つの可能性

今日でウクライナ戦争一周年.終わりそうな予感はしません.

ノルドストリーム2の爆破はバイデン政権の仕業だと、USのジャーナリストが暴露しています.NATO同盟国の基幹設備を破壊するとは驚きますが、たぶん本当なんでしょう.その報道が出てすぐにバイデンさんがドイツ経由でキエフを訪問したのは「どの面下げて行ったのかねぇ?」って思いますけど(笑).中華風船爆弾撃墜の件は話題逸らしかと思います.

さて、ウクライナ戦争にどんな終わりが訪れるのでしょうか?

ウクライナ戦争の始まりを描写すると、、、2014年のクリミア占領でEUは激怒して、ウクライナに戦術指導し、2022年にロシアを暴発させウクライナ戦争に引きずり込んだ.そんなところでしょう.しかし根底にあるのは、ロスチャイルドvsプーチンだと思います.資源産業をロシアの民族資本で固めたのがロスチャイルドの心の琴線を逆なでしたわけです.

ゼレンスキーは「2014年の版図まで取り戻せば勝利」と思っていることでしょう.西側の軍事支援が先細りになったりしなければクリミア奪還は可能だとわたしは思います.

ただし、US共和党やキッシンジャーが言うように、ウクライナを中立化すりゃいいんだよ方式がUS大統領選を経て2025年初から具体化すると、ゼレンスキーの願いは叶わず、プーチンが辛くも勝利を納めます.

ゆえに可能性はこの2つでしょう.
 1)クリミア奪還してゼレンスキー満足でおしまい
 2)クリミアと東部はロシア領、ウクライナ中立化でプーチン満足でおしまい

しかし問題はロスチャイルドが満足するかどうかです.2は論外として、1じゃロスチャイルドが満足しないでしょう.ロスチャイルドが満足する第3のプランが本命じゃないか?
 3)エリツィン時代のように外資がロシア経済を蚕食する
陰謀論的にはここまでやるのが自然だとわたしは思うんです.

どうやるか?
プラン2へ走る可能性がある者はUS共和党なわけです.なのでUS共和党を翻意させればプラン1またはプラン3へ走ります.
ウクライナへの武器供与を大規模化すればプラン1の実現に近づきます.
ウクライナへの武器供与を渋ちんにすれば戦争は長期化しロシア虐めです.追い詰められたロシアは核を撃つ.それで四面楚歌になって滅びに拍車がかかりプラン3へ近づいてゆく.ロシア崩壊に乗じて西側資本が蚕食する.

現状は、「ウクライナへの武器供与を渋ちん」にしてプラン3を行っている風にわたしには見えます.

別のプランで、ロシアの滅亡は10年ぐらいかかるという説もあります.
 4)国力だだ下がりで10年後に分裂
ただねぇ、このプランだと崩壊過程のロシアや周辺国は中国にすり寄るでしょう.ウラル山脈~極東まで全部中国が獲っちゃう結果を招きかねません.なので10年待ってゆっくりと壊す可能性は少ないように思います.

最後に、薔薇色のラッキープラン.こんなお花畑プラン、書いてて恥ずかしいわ.
 5)プーチン病死、ロシア全面撤退

ーーーー
宮崎正弘メルマガによると、「USのヌーランド国務副長官は2月16日に記者会見し、戦争の目的は『クリミア半島の奪回とロシアのレジーム・チェンジだ』と豪語した」そうです.あははー、ネオコンさん本音を隠さないね~
共和党とブリンケン国務長官はヌーランドとは意見が違い、そこまでやる気はないそうです.

5はさておき、1234のどれになりますか.US大統領が交代した2025年初からのUSがどう動くかを注視しましょう.それまでは終わらないと思います.

かしこ

2023年2月23日木曜日

AI画像に著作権なし?

US発のこんな一文が目に留まりました.
Copyright Office will NOT allow registration of AI-generated images as part of larger graphic novel registration.

「AIが生成した画像の著作権を認めないとUS著作権局が言った」というような件なのですが、graphic novelって何かというと、大まかにはアメコミを指すようです.

つまり、AI画像を利用したマンガには著作権認めませんよとでも言いたいのか?

ふ~ん、面白いかも.
日本では画像生成AIの扱いが著作権的に厄介になりそうで、中華様に市場をかっさらわれまっせってな成り行きですが、それに一石を投じるかもね.

ところで、Kanyon Industriesというのが美少女AI画像をupしていてこれがなかなかのもの. →Twitter

いくつか直リンクしておこうか.file sizeは大きいみたいでスマン.

↓見下げアングルの見せ方がうまい気がする.
↓マキマさん外人バージョン.光線の当て方がうまいかんじ.胸でけぇ~
↓う~ん、苦るしゅう無い...つっこみどころとしては、後ろの巨大な船が座礁してるところか(笑)
↓AIは指が不得意と言われ、拡大すると指が7本あるように感じられます.

やはり女子は架空に限る.

かしこ

【Android USB oscilloscope】(32) 再起動

あれ以来、すっかりやる気を失ってしまいました.

その件について最後に記したのは2022年5月13日.ずいぶん古い出来事だったように感じていましたが、あの敗北からまだ1年と経ってなかったか....

余ったスマホをオシロの表示デバイスにするという構想でした.外付けのプリント基板でADCして、波形データをUSB経由でスマホに送る.画面表示はなんとかなるさ、と.

ところが、スマホのUSB2.0転送レートが1MB/Secにも届かず、ダメだこりゃと匙を投げてしまいました.

首尾よく出来たら夏コミケで売ろうとも思ってたんだったっけ....

やる気を失ったとはいえ、また復活させるつもりは少しありました.やり残した事があるからです.

ここでUSB2.0の転送レートの期待値を考えてみます.

チャネルレート: 480Mbit/Sec≒60MByte/Sec
60MB/Secはずいぶんと高速ですが、飽くまでも理論値なのでこんなには出ません.

packetレート: packetは125uSec毎に送信される
ということは、1 packetに7500Byte詰め込める計算ですが、実際はヘッダ情報などの無駄があるのでそんなに詰め込めません.

マルチpacket転送:
例えば2000Byteを送信したいとすると、USB controller ICが適当にぶつ切りしてくれて、自動的に複数のpacketに分けて送受信してくれます.記憶がウロですが、512Byteまでなら1packetに載るけどそれ以上なら複数packetになるよな感じかと思います.
ヘッダ情報などによる損失を避けるためには、500Byteを4回送信するよりも、2000Byteを1回送信する方が高速化できると想像されますが、実際にその通りになります.

実測16MB/Sec:
USB2.0ではどのくらいの転送レートが出るものなのかを実験したことがあります.EZ-USBを使いました.実験条件は、EZ-USB(device)→Linux(host)、2048Byte送信 です.
最善で16MB/Secが出ました.これくらいがUSB2.0の限界なのでしょう.

USB2.0の転送レートの期待値についてはこんなところです.

ーーーー
Androidスマホで900kByte/Secしか出ないのはあまりにもショボイので改善するには?
律速はスマホだと判っています.スマホ側の改善プランとは、、、

1)マルチpacketにする
残念ながら、STM32のsample codeはバグっていて、マルチpacketが動かないらしい.これはかなりfuckなバグです.しかも未解決だとか.なので900kByte/Secを出したのは511Byte転送のsingle packetでした.

2)packet受信を別スレッドでやる
これは当然そうするべきでしょう.
900kByte/Secの時はメインスレッドで受信していました.
しかしKotlinでスレッドで受信するのがよくわかりません.お勉強中なう.

3)スマホをUSB hostにする
↓900kByte/Secの時は、STM32がUSB host、スマホはUSB deviceでした.スマホはSTM32から押し付けられるpacketを漏れなく処理しなければなりません.しかしそれはAndroid OSにとっては酷なのかもしれません.いろいろと多忙ざんしょ?
↓そこで、データ転送の主導権をスマホに返上すべく、スマホ=USB hostに昇格させるのがいろいろと円満なのではないかと思っています.これならOSが忙しい時にオシロ処理を急かされる心配は減りますから.
最初からhostにすればよかったのですが、問題がありました.
↓OTG cableが必要になってしまう.
↓すべてのスマホがhostに成れるわけではない.少し古いスマホだとダメだったりします.OTG checkerというアプリでhost可能かどうかをチェックできます.上の写真の2016年HUAWEI製スマホはダメだったりします.

というわけで、ヨタヨタと再起動です.あまり期待しないでください.

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かしこ

2023年2月21日火曜日

花粉飛んでません?

先週から鼻がむずむずしています.スギ花粉の季節の到来だねこりゃ.今日はM先生の医院へ行ったので、アレジオンを処方してもらいました.2月から5月までは抗アレルギー薬のお世話になるのが恒例です.

夏コミケの申し込みが始まりました.コロナを挟んで3回か4回連続で出場しているので、今回は1回休みするかもしれません.思案中です.

愛してやまない霞ヶ丘詩羽先輩のH小説のプロットを思いついた.どうにも取っ掛かりが掴めなくて書きあぐねていたんだけど、これで書けるぜ.ジャンルはエロチック時間SFなのだっっ! いろいろな時間線でいろいろな女性を愛してきた安芸倫也だったが、最後には詩羽先輩の元へ舞い戻る.高校3年生の詩羽先輩だけではない、中学生だったり社会人だったり、いろいろなヴァージョンの詩羽先輩との邂逅を通して愛を深める倫也なのであった....

かしこ

3Dプリンタ フィラメント接合器開発(12)耐熱素材探索

フィラメントを接合しよう!

↓アルミのヒーターブロックはとりあえず思ってた構造を作りました.
↓次は、ヒーターブロックを左右からサンドイッチしてフィラメントを支える構造が必要になります.そこは200℃ぐらいの熱に晒されます.また、フィラメントが溶けないように伝熱性の小ささも必要です.
伝熱性について調べたところ、アルミ150W/mK、石膏0.22W/mK、FR4 0.25W/mKとなっていて、意外に石膏≒FR4です.
耐熱石膏
石膏なら使えそうだと思っていたのだけど、、、石膏って表面が削れて白い粉がフィラメントに付着します.接合部に石膏が混入してしまったら嫌ですから、採用見送りかな.

それで石膏以外の材料を探しています.検索key word「無機質 接着 充填」の界隈が目的の素材に近いです.

セメント
石膏よりは硬そうです.しかし骨材(砂)の混ざってない純粋セメントがnet shopで見つかりません.それに骨材を含まないと強度が弱そうです.

モルタル
ダイソーで売ってる.しかし砂が混ざっているので、フィラメントを通すM1.8の穴をドリルで空けるのが難しくて使えません.

セメント抵抗の充填剤
これがいい感じだけど、小売りされてないんです.

目地パテ
タイルの目地に埋め込むものです.粒子のきめが細かいのがよいところ.しかしボソボソしてて弱くて使えません.

耐熱パテ/マフラーパテ
見た目はチューブの接着剤.耐熱性は申し分ない.骨材が入っているのかどうかは不明.¥1000未満の物も売られているので買ってみようかな.

放熱器接着剤
こういうジャンルもあるのだけど、、、なにせ放熱用なだけに熱伝導性は良いのだと思われ、落選!

珪藻土壁材
数kgなどと大量すぎる上に価格も高い.それにたぶんあまり硬くない.

ダイソーの素焼き調粘土
こねた時の感触は紙粘土に近い.ちぎると繊維が見えます.それもそのはずで成分は、石粉・水・パルプ・合成糊剤 となっています.パルプは高熱に耐えられそうにないです.(ダイソーの「石粉ねんど」も成分は同様です)

オーブン陶土
¥500ぐらいで買える.練り込んである樹脂が180℃で溶けて固化する仕組みなので、耐熱性は弱いと想像します.

タイル
フツーのタイルを切って穴を空けて、適宜接着などして使うプラン.タイルは硬いのでM1.8のドリルの歯が立ちません.

素焼きレンガ
硬さと耐熱性はOKだと推測しますが、巨大すぎて切断するのがかったるい.糸鋸盤で切断できるとは思いますけど...

ケイカル板
硬さ、耐熱性良好です.しかし売られているのは巨大すぎて買う気にならん.

珪藻土足拭きマット
ニトリでアスベスト騒ぎがあった時期の1年ぐらい前に誰かから貰ったもの.アスベストが入っている可能性がある産業廃棄物.のこぎりで少し切ってみたところ、ケイカル板よりも柔らかく断面が粉っぽいのでイマイチな産廃です.

素焼きレンガ、ケイカル、マフラーパテを買ってみようかと思います.

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素焼き調粘土オーブン陶土を炙る実験

1)300℃で強制乾燥させてみる
300℃の熱風で各2~3分間ぐらい炙ってみました.
左がダイソーの素焼き調.右がオーブン陶土.
素焼き調は内部が湿っていて柔らかいです.ダメな感じ.
オーブン陶土は固化しました.オーブン陶土にはそれなりに強度があるのと、表面が剥がれ落ちないので好感触です.
↓熱風マシンははんだリワークで使う物です.

2)穴を開けてみる
オーブン陶土にドリルで穴空けします.割れちゃったけど、慎重にやれば円満にM1.8穴を穿てると思われます.硬すぎず柔らかすぎずです.

3)ライターで炙ってみる
どちらも炭化して赤く燃えたり発煙したりします.

4)固化したオーブン陶土を300℃で5分間炙る
加熱で柔らかくなると予想していましたが、さにあらず.樹脂が蒸発したと思われ、「蕎麦ぼうろ」みたく表面がボソボソになりました.ピンセットで突くと剥がれます.

5)固化したオーブン陶土を200℃で5分間炙る
「蕎麦ぼうろ」ほど酷くはないけど、表層が粉になりました.

オーブン陶土は、硬さ、穴あけ性などはイイ感じですけど、耐熱性が不足する結果となりました.

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かしこ