2023年2月6日月曜日

3Dプリンタ フィラメント接合器開発(6) 3か月ぶり復活!

フィラメントを接合しよう!

皆さんお久しぶりです.平坂工房のフィラメント接合班です.わたしは開発リーダーのヒラサカです.こんな雑魚フィラメントを接合して使い切りたい.もったいないから.

2022年11月9日にフィラメント接合実験をしたけど失敗し、出直し宣言したのを記憶されているでしょうか?
あれから考えを巡らせつつ3ヶ月が経ってしまいました.
古いボール盤を物置から出したのもこの開発で使うためでした.

う~んと考えるだに、接合部の熱設計への制約がいろいろと面倒です.
 ・加熱部は10mm長ぐらいで良い
 ・加熱部の左右には常温部が必要(フィラメント位置決めのため)
 ・加熱部の直径は1.8mm
 ・2枚貝のように加熱部を外せる構造

これらを満たす構造を3D CADで考えたんです.以下のようなものです.
↓ヒーターで加熱される部分はアルミを削って作ります.削りはPROXXONフライスでやります.
↓別体のアルミ部品で加熱部に蓋をします.接合後に外せるように別体にしてあります.耳をクリップで挟んで固定します.
↓さらに、PCBで使われるFR4の削り部品でアルミの左右からフィラメントの位置決めをします.FR4はアルミよりは熱抵抗が大きいので、短時間であれば断熱材の役割をしてもらえると期待します.がんばってくれよFR4.
追記:耐熱石膏という便利な素材があるのを今知った.雌型は3DPで作ればいい.雌型のモデリングってどうやるんだろう?

↓というわけで、over allではこのような構造にしたらどうかと考えているんです.とても愚直であります.
さぁ、削ってみるか.
あっ、温度センサを忘れてた.

♪でっきるかな でっきるかな はてはてふむ~♪

5へ    7へ

かしこ

6 件のコメント:

  1. レールを繋ぐ360度火炙り方式を動画で参考にされてばはどうかしら? 接続端面を温めます 読者

    返信削除
    返信
    1. 「レールを繋ぐ」で検索したらTOMIXばっかりでてきました.Nゲージって接触悪いもんでした.

      削除
  2. お疲れ様です。
    ↓こんなの見つけました。
    https://home3dp.net/filament-connector/

    返信削除
    返信
    1. あ、知ってるこれ.中華通販でよく出てます.
      ヒラサカ脳内simulationの結果、ダメ商品と決定しました.
      ライターで炙ってひょいっと接合してみるのと大差ないアバウトさゆえ、、、
      ・接合部が玉になる
      ・接合部の軸心がズレる
      ・接合部が再び折れる
      このようなトラブルに見舞われて成功確率ダダ下がりと決定しましたー
      ざんねん!

      削除
    2. なるへそです。

      > ・接合部が玉になる
      > ・接合部の軸心がズレる
      こちらに関しては、接合後に型の中を通すので意外と行けるかもと思った次第です。

      > ・接合部が再び折れる
      こちらはほどよい炙り方にかなりの慣れが必要な感じはしますね。

      削除
    3. >接合後に型の中を通す

      これが鬼門だと思われます.
      固まらないうちにトンネルを通して成型すると想像するのですが、いやはやなんともって感じかしら.

      削除