2017年3月31日金曜日

LINEのCMの曲って? → キリンジの「エイリアンズ」

あるんですねぇ、まだ知らない名曲って、、、

よくアンテナを高くといいますけど、わたしのアンテナはアニメ方面へのみビームが向いており、音楽関係とスポーツ関係はビームが直交していて感度が最低のセッティングで運用されているんです.

でも、ダラ~ッとTVが流れているときでもCMには集中力を有しているつもりです.

↓2年ぐらい前でしたかねぇ? このCMが流れていたのは.これにはビビッときましたなぁ.なんてったって「ゲスの極み乙女」の出世作ですね.このCM以来、ゲス乙女の曲は全部聴きました.復活していただきたく思います.未成年に酒を飲ませたら何故いかんのだ? 誰だって酒も煙草もやってるだろ、フツー.
タイムリーなニュースが、5月10日に活動再開!


↓それでもってここ数日のわたしの心の琴線に触れまくっていたのがこちらのCMです.のんはさておくとして、、、なんだかイイ感じの曲だなぁ.誰の曲だか知らないのですが、このCMが流れるとTVの前に突っ立って聴くというのを何度か繰り返していたのがここ数日間のわたしでした.迂闊なことにLINEである事を3秒足らずで忘れてしまいます.

今日の午後、ヨークマート伊勢原店の屋上駐車場にクルマを入れてたときにFMラジオから流れてたのがこの曲でした.注意深く聞いていても、曲の終わりと同時にCMへ移行してしまうのが常ですが、その時のMCは「キリンジでした」と云いました.

えぇぇ、キリンジってもっとチャラい奴だったんじゃね? 聞き違いか?

↓今、キリンジでyoutubeを検索したら、キリンジの「エイリアンズ」という曲だったのですね.キリンジの曲を聴いたのは初めてですが、どんだけカッコイイ曲なの?ビックリです.こういうダルくて嫌気がする感じの曲はどストライクゾーンなんだよなぁ.

判ってラッキー、LINEありがとう.

カラオケで歌うことにしようそうしよう (キーが高すぎるが)

#歌詞を考えるにこれってゲイの歌?

かしこ

2017年3月30日木曜日

proxxonフライス盤をCNCに改造する (18) ベクトル画像を初描画した

前回までで、下記のようなベクトル画像のG-codeファイルを得るところまで出来ました.

今回は、実際にXYステージで絵を描かせてみました.

↓XYステージの作業環境.当ブログはこのデスクからお送りしております.
↓まだZ軸が稼動していませんから、このようにして水性ボールペンを固定して一筆描きをさせるのが精一杯.

↓それでもって、初めて描いたのがこの図形です.ペンの上げ下げが出来ませんから、ペン先の空送り軌跡も描かれてしまっています.

XYステージの原点とか稼動範囲について習熟度が足りないので、D=33mmと小さめサイズで描きました.

感想は、、、
・もっとひどいバックラッシュでギザギザになると予想していたのですが、思ったよりも滑らかに描けました

・外周の2重円が、10時の方向で狭くなっています.これがバックラッシュの影響と推測します

・どうせならアニメキャラを描かせればよかった

・オールフリーソフトでこのようなカラクリを実装できてしまうとは、便利な世の中になりました
次は魔のZ軸の実装だっ!

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かしこ

2017年3月28日火曜日

proxxonフライス盤をCNCに改造する (17) ベクタースキャン、InkscapeのG-code変換をなんとかして使う

前回は、画像ファイルをG-codeに変換するためInkscapeを使うとバグってるみたいだという話題でした.

今回は、バグかもしれないし、仕様かもしれないが、ともかく前向きに使って行こうよという話題です.

【InkscapeのG-code変換機能の謎】
InkscapeでG-code変換するとスケーリングが3.5倍ぐらいも狂ってしまいます.

その問題は以下の場面に如実に表れます.

前回解説したように、Document propertiesで用紙サイズ=100x100mmに設定してから以下に進むとします.

↓G-code変換するための準備作業で、Orientation pointsという操作があります.要するに原点を決めるための操作です.
↓このように設定してApplyを押します.
↓すると、画面に変化が現れます.(0,0,0)、(0,100,0)、(100,0,-1)という3つの座標が画面に自動的に定義されます.この3つの座標は、G-code変換のための100x100mmの範囲を示しています.(=ブルーの四角がそれ)
けれど、このブルー枠っておかしいんです.
どこがかというと、Document propertiesで明示的に設定した100x100mm(=赤い四角)とどうしてサイズが違うんでしょうか? グリッドを表示させても、ブルーのエリアはグリッドとは無関係の寸法で描かれています.100x100mmのサイズが2重に存在してたらおかしいでしょう.これってバグでしょうか、仕様でしょうか?


【リカバリ策】
以下のやり方で無理やり使うことができそうです.

1)Document propertiesをこうする.3.54331はマジックナンバーなスケーリングファクターでして、なぜこの数値なのか不明です
2)Orientation pointsを行う.スケーリングはOKになったが、原点がずれてる
3)上記の赤囲いのY軸値=0にすると、原点のズレが無くなる.これで下地は完成
4)Trace bitmapでビットマップ画像をベクトル画像に変換する
5)ベクトル画像を原点に配置し、さらにサイズを100x100mmにする
6)Path to Gcodeをする
7)G-codeファイルをviewerで確認する    →今度は100x100mmになった!

納得いかんのだけど、、、

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かしこ

宇宙へ思いをはせる、しかし現実は厳しい、あまりにも

先日わたしは、お台場にある日本科学未来館を見学しました.

お土産コーナーには様々な科学的グッズが売られています.

↓その中でわたしの心の琴線に触れたのはレトルトカレー.日本全国を旅して回ると、在れば買ってしまうのがご当地レトルトカレーです.青い地球と一緒に宇宙カレーを撮りました.
このカレーのSPACEの文字は伊達じゃないです.なんてったってISSという高線量地帯で働いている宇宙作業員の皆さんの糧食なのですから.

わたしも行ければ行って宇宙のお仕事をしてみたいですが、狭き門ですからせめて同じ糧食を食べて宇宙作業員の気持ちに近づいてみたいと願います.

ちなみに宇宙飛行士がいう「夢を捨てなければ夢は叶う」とかいうポジティブシンキングは有害でしょう.そんなの無理だって.乱視ってだけで無理だし、アトピーってだけで無理ですから.宇宙飛行士には「無理は無理と承知しましょう」と大いに語ってもらいたいものです.

↓宇宙で加熱するにはどうしてるのかな? 1G重力下での盛り付け例はこのようになりました.
さて、お味は?

う~んこれは、、、ハウス食品の数あるレトルトカレーラインナップの中で、最も忌避すべき味を選択してしまったようです.「HOTでない」という意味での甘さではなくて、字義通りに甘いタイプのカレーです.これは最もイカン奴だ.

宇宙作業員の気持ちに近づいただけに、わたしは凹んだぞ、大いに凹んだ.

何億円もの科学予算を遣ってISSへ派遣される宇宙作業員、大好きな生ビールなんか飲めず、尿をリサイクルした水を飲み、狭い作業場に寝泊りして働く毎日.決して良好なビジネス環境とはいえません.むしろかな~りブラック.
だからこそ、輸送船が新メニューのカレーを運んできたら、トライしてみたくなるのが人情でしょう.
そんな宇宙作業員の方々に食べていただくには、この味はバッドチョイスだったと思いますぞ.     >    ハウス殿

代替案としては無難にSPACE LEEで良いだろう.LEEって比較的安価なんだよねw

かしこ

初めての八王子

クルマで通過した経験はあれど、駅から上陸したのは初である、そういう土地が如何に多いことか.

通関は京王八王子駅を利用します.

帰宅のバスで睡魔に襲われていたところ八王子駅に着いたので降りたらしくじっててJR八王子駅でした.京王駅よりもJR駅は駅ビルが巨大です.とくに感想は無いのぅ.
京王駅とJR駅がどうしてあのようにリカバリ不能なまでに離れてしまったのか? 京王線沿線在住者が横浜線に乗り換えるためには毎朝あれを歩くんでしょ? おせっかいですけどなんかムカつきます.

東急渋谷駅と井の頭線渋谷駅のリカバリ不能なまでの距離も朝からムカつき不可避なんだけど.

だがしかし、東急とJRと京急がリカバリ不能なまでに離れてしまった蒲田駅はなぜか、許せるんだよな.どうしてかしら?

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今日は極めてマニアックなことを知りました.

日本工学院専門学校というのが蒲田にあります.

工学院大学というのが新宿と八王子にあります.

この2校は、工学院という学校法人が経営している専門学校事業部と大学事業部のことです.というのはウソです.正しくは全然別の法人なのだそうです.

20~30年間は信じてきたであろう物事が覆される経験は貴重です.

あじゃぱ~

2017年3月27日月曜日

八王子へ、、、

先日は青梅へ行きました.明日は八王子です.西側に縁があります.

豪族の氏は知りませんが、八人の王子が居たから八王子と呼ばれるようになったらしいです.

8:00に八王子駅前に居るためには、7:00の中目黒発の電車に乗らなくっちゃだわ.京王線座れるのかな?

行き先は工学院です.40年ぐらい前、工学院といえば蒲田に在って、アマチュア無線の試験を受けに行ったぞ.当時は専門学校だったという記憶ですが、今は工学院大学というらしい.

どうか道中の無事を祈って下さい.

がくっ、、、

proxxonフライス盤をCNCに改造する (16) ベクタースキャン、InkscapeのG-code変換はバグ?

前回は、画像ファイルを、ラスタースキャンのG-codeファイルに変換する方法について書きました.

今回は、画像ファイルを、ベクタースキャンのG-codeファイルに変換する方法について書きます.

ネットを見るとInkscape使う事例が多いようです.Inkscapeというベクター画像お絵描きソフトと、Inkscapeに追加するpluginによって、ベクタースキャンのG-codeを生成します.
Inkscape+pluginを使った結果としては苦労しました、というか苦労してます.苦労のわけは、1)日本語で細かく解説したサイトが無いっぽい、2)pluginがバグバグしてる、ためです.

以下では、.png画像をInkscapeに食わせてベクター変換し、さらにG-code変換し、モニタに表示させて確認し、Arduinoに送信してエラーの有無を確認する、、、そんなコトをやりました.

【Inkscapeをインストール】
ここからwindows版をDLできます.32bit/64bit、exe、7z、msiなど在りますのでお好みにどうぞ.後述するバグかなぁという悩みはどれでも同じでしたのでどれをインストールしてもOKかと思います.ちなみにわたしは32bit-7z版にしました.


【Inkscapeで画像をベクトルに変換】
ここの作業は、知っておくといつか何かの場面で役立つ知識かと思います.

↓元画像は、.pngのこの画像です.モロにビットマップ形式の画像ですから、拡大すると線がギザギザになっています.
↓Inkscapeの下地サイズを100x100mm(任意)にするため、Document Propertyへ進みます.
↓width/heightに100を入力して、右上のXボタンを押します.YES/NOを確認するダイアログは出ません.InkscapeはLinux系かMac系のソフトだからでしょうか?UIの作法がwindowsアプリとは少し違う気がします.
↓画像ファイルを貼り付けるため、Importへ進みます.ファイル名を聞いてくるので、所望の画像ファイルを指定.
↓確認のダイアログは無視してOKでいいでしょう.
↓100x100mmの枠に比較して巨大な画像ファイルが貼られました.枠に収まるように画像サイズを調整してください.
↓ベクターに変換するため、枠に収めた画像を選択します.
↓選択状態を保ったままで、Trace Bitmapへ進みます.
↓ダイアログの設定はこうなってます.このままで大丈夫です.重要なのはBrightness cutoffにチェックが入っている事です.
↓updateを押すとこうなります.OKを押します.Xでダイアログを閉じます.
↓画像枠を見ると何も変化がないように見えますけどそうではありません.動かすと2重の画像が重なっています.拡大すると、右側の画像がベクターに変換されて縁がくっきりと描画されています.
左のビットマップを削除して、右のベクター画像を残して、再び枠内に収めます.

ここまでで、ビットマップ画像をベクター画像に変換できました.お好みでsave asでもしてください.


【G-codeファイルに変換する その1】
まずは失敗する方法から解説しましょう.

上でpluginを使うと書きましたが、inkscapeのRev.0.92をインストールした時点でG-code生成のためのpluginは入っています.なのでpluginを改めてインストせずに先へ進みます.

↓Engravingへ進みます.レーザーで紙を切断するような工作をEngraveと呼びます.
↓Engravingの設定画面が表示されます.Maximum distance....はデフォだと10が入っていると思いますが、0.1を入れておきます.筆の太さを表していると思います.Applyを押す必要はありません.
↓optionタブは飛ばして、Preferenceタブを設定します.上から2つはファイル名とフォルダ名です.KBDで入力するしかありません.5.000という数値は、その下のmmと合わせて、筆を5mm上げ下げするという意味になります.Applyを押す必要はありません.
再び、Engravingタブに戻ります.戻ったとき、さっきは表示されていた数値が消えてしまうのはバグでしょう.でも気にしません.

↓画像を選択します.
EngravingタブのApplyを押します.

↓こんな風に、ダイアログが2枚重ねで表示されてしまいます.下地のダイアログは何かを警告しているので、OKを押して消します.これを消さないと処理が終わりません.
この後、30秒ぐらい待たされます.辛抱強く、不安を抱かずに、待ちます.
画面に変化があったら、G-codeファイルが出来てると思います.

↓出来たG-codeファイルをチェックしてみましょう.前回紹介したこちらのサイトで表示できます.G-codeファイルをドラッグ&ドロップして表示されたのがこんな画像です.
これはどうかしています.勝手に原点が遠ざかっています.これってバグなの?
Orientation pointsで原点設定ができるようになっているけれど、それをやってもこのトラブルは解決しません.それ以外に原点を特定する操作方法が在るのかどうか不明です.


【G-codeファイルに変換する その2】
このやり方の方がまだマトモに動くみたいです.(問題が無いわけではない)

ベクター画像に変換した後の工程を以下のようにします.

↓Path to Gcodeへ進みます.
↓Path to Gcode設定画面のうち、Preferenceタブにファイル名などを設定します.上でやったのと同じです.このタブのApplyを押す必要はありません.
Path to Gcodeタブに戻り、Applyを押します.

警告ダイアログが出るのでOKを押します.

しばらくビジー状態から戻ってきません.不安なひと時を過ごします.

↓やがて画像がこのようにベクターだらけになります.
↓G-codeファイルをviewerでチェックすると、今度は原点はマトモです.
ところがまだ問題が在るんです.100x100mmサイズで描いたつもりの元画像だったのに、なぜか28x28mmサイズに縮小されてしまうんです.これってバグなの?

スケーリングが変わってしまうのではCNCに使えないぞよ?
mm/inchスケールとも異なる3.5分の1ぐらいのスケーリングになっている模様.

なんだか詰んでしまった気がしてなりません.


【Arduinoに送信してみる】
スケーリングの問題はさておくとして、G-codeファイルをArduinoが受け付けるのかどうかを試します.

当連載でたびたび登場するUniversal Gcode Senderを起動します.→連載9回目

Universal Gcode SenderのFile Modeタブで、G-codeファイルを指定します.

↓Visualizeボタンを押すと、G-codeファイルを表示してくれます.

Sendボタンを押すと、実際にArduinoが正常に受け付けてくれたコマンドでXYステージが動作する様がアニメーション表示されます.ArduinoはG-codeファイルを正しく解釈してくれているようです.

G-codeファイルにはこのようなコマンドがたくさん見られます.
G02X17.3706Y5.4033Z-0.125I0.189J2.0604
このG02は、円弧補間コマンドであり、Arduinoに焼いたfirmwareであるところのgrbl0.9は円弧補間コマンドも実装されていることが判りました.
当連載10回目でG02はgrbl0.9に実装されていないと書きましたが、それは誤りでした.連載10回目でG02がエラーだったのはI/Jパラメータを与えていなかったからだと思われます.

Arduino Unoは8bitマイコンです.8bitマイコンで浮動小数点演算をさせると動作が遅くて使い物にならないというのがわたしの通念だったのですが、ArduinoのCPUは8bitながら意外に処理能力が高い優秀なCPUなのかもしれません.少しArduinoを見直しました.


というわけで、Inkscapeでベクター形のG-codeファイルを得るトライについては、謎のスケーリングのため詰んでいるのが本日の状況です.困ったなぁ.

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かしこ

2017年3月26日日曜日

池田エライザについて、パート2

昨日、東海道線にて見かけたこの吊り広告は「ミュゼ」の広告です.この広告のことは前から知っていたけれど、少し気になっていたぐらいでした.ジン&トニックのマスターに「池田エライザって知ってますか?」と云われて、あぁこの娘じゃんと認識しました次第.

↓しかしですね、池田エライザに興味を持ってネット画像を検索してみたところ、写真によって別人のようなんです.この4つが全て同じ池田エライザなんだから、作画の安定しないアニメのキャラみたいです.右の写真がご本人の印象に最も近いかな?

↓こちらの動画は池田エライザ主演のフジのドラマPVらしい.スタイルいいねぇ.
↓そのドラマの第4話に出てくるのがこのキスシーン.あらゆるやる気を根こそぎ奪われ、精神が溶けて一つになってしまう魔性の動画.キス上手だなぁ.トラウマになりそう.

録画マシーンのキーワードに「池田エライザ」を登録することにしようそうしよう.

かしこ

2017年3月24日金曜日

proxxonフライス盤をCNCに改造する (15) ラスタースキャン用G-codeアプリ

前回までのあらすじ: 主人公のヒラサカは、メカ知識の無い電気屋&アニヲタである.proxxonのフライスをNC改造しようとしていたヒラサカであったが、モーターにスラスト荷重をかけてしまったため1mm近くのバックラッシュであわやproject中止寸前にまで追い込まれた.構造を見直した結果、ボールネジがnativeに持っているバックラッシュ程度に改善した.XYステージがNCで動くようになったので、図形を描かせてみたくなったヒラサカであった.


今回は、画像ファイルをG-codeに変換するところを調査しました.モデリングの源流からXYステージに至る流れをいまいちど整理すると以下のようになります.

1)お絵描きソフトで2値画像を描く
windows7にpre-installされている「ペイント」で次の.pngファイルを作りました.
2)画像をG-codeに変換する
DMAP2GCode」というアプリを使いました.これで生成したG-codeはラスタースキャンになってしまうので、ベクタースキャンに比べると仕上がり品質はやや落ちるかもしれません.
当アプリの使い方で留意したのは5つでした.
・Setting画面で、インチ単位→ミリ単位に変更しておく (デフォはインチだった)
・ワークの広さ=Image Heightを100mmにしました
・ドリル刃の径=Tool DIAを0.5mmにしました.デフォで巨大な数値が入ってた
・掘る深さ=Max Cut Depthを-1mmにしました.デフォで-12.7mmが入ってた
・Save G-Codeを押す → G-codeファイルの出来上がり

3)G-codeファイルを確認する
G-codeファイルが正しいのかどうか確認したいですよね?
そういう時は、こちらのサイトが便利です.読み込みに少し時間がかかるサイトですが、G-codeファイルをドラッグ&ドロップすると、出来上がり状態を表示してくれます.いわゆるG-code viewerというわけですね.なんだかヒラサカ記念硬貨みたくなってしまいました.

4)G-codeファイルをNCマシンに送信する
Universal-G-Code-Sender」というアプリにご登場願います.当連載9回目で動かしました.File ModeというタブでG-codeファイルを食わせればXYステージが動くんだろう.まだ実際に動かしてみたわけじゃないのです.
このアプリは、G-codeファイルというテキストを、PCのCOMポートに出力する役目を司ります.相手先はArduinoにあるUSB端子がCOMポートとして機能します.

5)ArduinoがG-codeを処理する
Arduinoのfirmwareはgrbl0.9を載せました.当連載8回目でArduinoに焼きました.
grbl0.9はG-codeを解釈して、ステッピングモーターに必要な発数のパルスを与えるような仕事をしていると思われます.

6)Arduinoのモータドライバ
中央の赤い基板がCNC shieldと呼ばれる下駄基板で、右の小さい3ヶの基板が、モータードライバのXYZ軸用です.

7)XYステージとステッピングモータ
指令が届く最終地点はこれです.上手く削れますように...

今回新たにトライしてみたのが1,2,3のあたりでした.
ラスタースキャンで削るためのG-code生成ならだいたい理解できました.

でも、ちゃんと削るにはベクタースキャンで削りたいと思います.次回はベクタースキャンのデザインソフトを調査しようと思います.

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かしこ

怪作アニメ「ひるね姫」、なんだ?あれは?

興行収入が初週から爆死しているといわれる「ひるね姫」、そういうことならせめてわたしぐらいは観てあげなくちゃいけないかなと思いました.神山監督にはいろいろとお世話になった恩義もありましたし.
←主人公JK ココネ
23:55に上映終了する回だったので無理もないかもですが、六本木TOHOには自分を含めて5人しか客がいませんでした.

見終わって、、、作られるべきでなかった怪作、としか言う気が起きません.ひら的には、新海誠の「星を追う子ども」に匹敵するしっちゃかめっちゃか度だったと思います.

あらすじは、、、と書こうと努力しても、書けません.だってスジが無いんだもん.

気を取り直して、ストーリーの要点を箇条書きにするのがせいぜいかな.
●ココネは、夢世界と現実世界を往復する
●夢では、クーデターを企てる悪人と、国王の娘(魔女っ娘)の小競り合い
●現実では、自動車会社の創業者追い出しを画策する取締役の暗躍
●主要キャラ達が夢と現実で一人二役になっている
●ココネは、夢=魔女っ娘、現実=自動車会社創業者の孫 の一人二役である
●夢では、魔法で巨大ロボットが闘う
●現実では、2020年東京オリンピック開会式に自動運転車を導入するprojectが社是で、母が開発した自動運転ソフトのソースコードの奪い合いが争点
●ココネは基本的にバカなのだが、なぜか判らんままに夢でも現実でも勝利し、繁栄を勝ち取る

夢世界転生と自動運転という乖離がありすぎる要素の結合に、次のように失敗してガタガタになってます.
夢と現実の2重構造の必然性がほとんど感じられない
●魔法で勝ったのがどうして現実の勝利と結びつくのかが不明 (逆も同様)
●母の死が物語のキーなのらしいが、死に様がよくわからない
●たかが自動運転の実現ごときは物語の根幹としてふさわしくない

この脚本でGOした製作委員会の蛮勇に敬意を表したいです.

「ひるね姫」は黒歴史として神山監督に先々まで祟ると思いますぞ.これを作ってしまった次に仕事のオファーが来るのかな? 心配しちゃう.

エイメン

2017年3月23日木曜日

【秘分類】PKO自衛隊の日報はそもそも非開示でいいんじゃない?

「戦闘」という文字がある → 日報隠し → スーダンから撤収、となんだか良く判らない事態の推移をしている感のある自衛隊のPKO部隊の日報問題について.

日報も内部文書のひとつなので何らかの秘分類があるものと思います.なのでポコポコと開示するのが前提のシステムでいいんですか?というのがわたしの疑問です.

良く判らないときは経緯を整理してみよう!
●2016年7月10日ごろ     スーダンの内戦が激しかった
●2016年9月30日           ジャーナリストが情報公開請求で7月の日報開示を要求
●2016年12月2日           防衛省が「既に廃棄したから開示不可能」と回答
●2016年12月24日          新聞各紙が、日報を廃棄するなよという記事を掲載
●2016年12月26日         自衛隊の内部調査で日報が消されずに残っていたことが判明
●2017年1月某日          防衛省の制服組が残った日報を伏せるよう指示
●1月27日                    日報が在ったという報告を稲田氏が受ける
●2月1日                      安倍首相が、スーダンで自衛隊の死者が出たら責任取ると言った
●2月6日                      無いはずのPKO日報が残っていたと神奈川新聞が報じる.
                                   河野太郎議員の開示要求に幕僚が説明して明るみに.
●2月7日                      日報に「戦闘」との表現がある
●2月8日                      稲田防衛大臣衆院予算委員会で「法的に戦闘ではない」
●3月10日                    スーダンから自衛隊PKO撤収の方針が決まる

そうか、こういう順序だったのか? 想像してた順序と全然違いました.

自衛隊内部に野党にリークするのが趣味ってな人が居るんじゃないかと想像してたんだけど、こういう経緯だとするとスパイ説ではないっぽい.

なんかやっぱり「既に廃棄したから開示不可能」と回答したのがケチのつき始めだったように思うんです.「それは秘密なので開示しない」と回答すればよかっただろうに.「戦闘、戦闘、毎日戦闘、今日も戦闘、、、」と日報に書かれていたから隠蔽したんでしょうね.役人サンの悲しい苦労だな.
日報の秘分類が即時公開可などと大甘なのではないかと想像するのですが、5年間非開示ぐらいが丁度いい感じかと思います.

しかしやや気になる登場人物が河野太郎、相変わらず誰の味方なのかわからん人.父親の河野洋平もどこの国の味方なのかわからん人だしな(怒).

誰かしら役人の首を差し出して幕引きでしょう.天下りで第二の人生をどうぞ.

スーダンPKOは5月末までで撤収するので、それまで無事でご帰還ください.

かしこ

proxxonフライス盤をCNCに改造する (14) ネバつくステージの解決

パーツが届いたので続報です.

前回は、ステージのバックラッシュが大きい=ネバつく問題について触れました.

proxxonのプチ不良じゃないのか?といいたくなる、ステージがゴツッと当る部分がありました.当る箇所を削って治したけどネバつきは治りませんでした.今回はネバつき完治を目指します!

↓(1)まず、前回のトライで絶望的にダメだったのがこの構造です.この構造だと、ステージが動くときにステッピングモーターにスラスト方向の力が加わってしまいます.ステッピングモーターはスラスト方向に0.5mmぐらい動きますから、それがステージのバックラッシュに直結していました.さらにカップリングも伸縮するのでバックラッシュの2重苦で即死状態でした.
↓(2)修正版はこの構造です.中央にアルミ板を1枚追加してあります.ボールネジのシャフトがアルミ板を貫通しています.シャフトに固定したリングがアルミ板をゼロクリアランスで挟みます.そのようにしてボールネジの左右のガタをゼロにします.リングのゼロクリアランスをキツくし過ぎるとシャフトが重くなってしまうので、そこはご愛嬌で多少緩めたりします.

1で失敗してみて、2のようにしないとダメだとわかりました.モーターにスラスト荷重をかけるのはナンセンスなのでした.ぼくちん電気屋だから常識を知らないの.

↓というわけで、XYステージがこのようになりました.

ところがですねぇ、問題が生じたんです.
なぜかまだ、Xステージのバックラッシュが0.5mmぐらいある.X軸だけ.Y軸は正常.
原因は上の1と2とは無関係でした.

↓原因はここでした.ボールネジの相手側の雌ネジが、ガタガタと動くんですよ.これってステージの要の部品のはずなのに動くとはなんだ???
↓これは絶対に何かの異常だと確信したので、Xステージを裏側から見たら、雌ネジを固定するネジが緩んでいました.なんだろうねぇ、proxxonの組立ラインはトルク管理を怠っているのではなかろうか? 前回のステージゴツンといい、今回の雌ネジガタガタといい、proxxonの製品は出来が悪すぎですね.この個体は、買ったのは5年ぐらい前でしたけど、ほとんど使わずに物置に放置していたのですから、最初からこんなクソなクオリティだったと想像されます.proxxonは名前にクソを含んでいるので「名は体を表す」です.

余談:  カップリングは、上の写真に写っているスパイラル型を使っているのですが、軸心のズレを吸収しやすいと思われるジョー型を使ってみたく、ただいま発注しているところです.

というわけで、XYステージを動かして図形を描くぐらいは出来る段階になりました.次回は何かの図形を描いてみたいと思います.

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かしこ