「戦闘」という文字がある → 日報隠し → スーダンから撤収、となんだか良く判らない事態の推移をしている感のある自衛隊のPKO部隊の日報問題について.
日報も内部文書のひとつなので何らかの秘分類があるものと思います.なのでポコポコと開示するのが前提のシステムでいいんですか?というのがわたしの疑問です.
良く判らないときは経緯を整理してみよう!
●2016年7月10日ごろ スーダンの内戦が激しかった
●2016年9月30日 ジャーナリストが情報公開請求で7月の日報開示を要求
●2016年12月2日 防衛省が「既に廃棄したから開示不可能」と回答
●2016年12月24日 新聞各紙が、日報を廃棄するなよという記事を掲載
●2016年12月26日 自衛隊の内部調査で日報が消されずに残っていたことが判明
●2017年1月某日 防衛省の制服組が残った日報を伏せるよう指示
●1月27日 日報が在ったという報告を稲田氏が受ける
●2月1日 安倍首相が、スーダンで自衛隊の死者が出たら責任取ると言った
●2月6日 無いはずのPKO日報が残っていたと神奈川新聞が報じる.
河野太郎議員の開示要求に幕僚が説明して明るみに.
●2月7日 日報に「戦闘」との表現がある
●2月8日 稲田防衛大臣衆院予算委員会で「法的に戦闘ではない」
●3月10日 スーダンから自衛隊PKO撤収の方針が決まる
そうか、こういう順序だったのか? 想像してた順序と全然違いました.
自衛隊内部に野党にリークするのが趣味ってな人が居るんじゃないかと想像してたんだけど、こういう経緯だとするとスパイ説ではないっぽい.
なんかやっぱり「既に廃棄したから開示不可能」と回答したのがケチのつき始めだったように思うんです.「それは秘密なので開示しない」と回答すればよかっただろうに.「戦闘、戦闘、毎日戦闘、今日も戦闘、、、」と日報に書かれていたから隠蔽したんでしょうね.役人サンの悲しい苦労だな.
日報の秘分類が即時公開可などと大甘なのではないかと想像するのですが、5年間非開示ぐらいが丁度いい感じかと思います.
しかしやや気になる登場人物が河野太郎、相変わらず誰の味方なのかわからん人.父親の河野洋平もどこの国の味方なのかわからん人だしな(怒).
誰かしら役人の首を差し出して幕引きでしょう.天下りで第二の人生をどうぞ.
スーダンPKOは5月末までで撤収するので、それまで無事でご帰還ください.
かしこ
この件はほんとによくわからないですが、稲田さんに愛想尽かした制服組が刺した感じでしょうか。
返信削除スーダン行きがそもそも焦りすぎだなと思っていたので、撤退は良き判断かと。こういうカッコ悪いことできるのも実力のうちですね。
わたしもそういう意図があったのかと思って経緯を調べてみました.流れからするとそういう気配は強くないかんじ.結果的に隠蔽がバレたから稲田攻撃を招いているけど、隠蔽が上手く行けば事なかれが完遂していたのですから.
削除意図的リークがあったとすれば2月第一週がキーだったかも.
官邸がPKO撤収と突然言い出して、それに反発した幕僚が、折りしも稲田が知って激怒している隠蔽の件を、身を切る覚悟で河野太郎にリークした説.
ただねぇ、公務員がそんな自爆テロをやるかなぁと素朴に思う.単に隠し切れなくなってゲロしただけの可能性が高い気がする.
そもそも南スーダンPKO派遣は、自衛隊をないがしろにするのが党是である民主党政権(野田)が決めたことで、それを安倍政権が撤収するのですから、自衛隊の幕僚としてはPKO撤収はwelcomeな決定のようにも思います.