ところが今回の症状は、ノズル詰まりではないと思われました.下図のように、黒と黄の同じ領域が印字できなくなっており、かつインク粒が飛び散っているような症状だからです.ノズルの出口にベターッと汚れが付着している、外部症状ではないかと推測しました.
そいでもって、これはヘッドを取り外してアルコールどぶ漬け洗いの必要があると思いました.ちなみにわたしの機種はEP-302です.EP-302のヘッドの取り外し方はネットを検索しても見当たりませんでしたので、ダメモトで分解しました.
その結果、プリントヘッドの取り外しに成功し、アルコールどぶ漬け洗浄にも成功しましたが、なぜか
EP-302がウンともスンとも言わなくなり、完全故障
してしまいました.廃棄します.なんで死んだのかは不明です.でもそんなにショックデカくないです.いつかこのような別れが来ると予期していましたから.さようなら.
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とはいえ、EP-302のプリントヘッドの取り外し方法を公開するのは世のため人のためになるはずだと気を取り直してここに公開いたします.もうEP-302を買うことはないです.---------
6色インクっていうのが故障確率を50%増しにするのと同義なのでけしからんです
やりゃぁいいってもんじゃないだろ? > EPSON
分解過程を写真に撮らなかったので、組み立てる過程を以下に解説します.分解される方は逆順でトライしてみてください.
↓いきなり、これがプリントヘッドです.インクを挿し込む突起が見えるおなじみの構造です.
↓プリントヘッド部.ノズルが並んだ面はツルツルのピカピカです.ノズルは細かい穴が縦に並んでいます.
↓プリントヘッドにはコネクタが2つついてます.どちらもグサッと挿し込むタイプです.
↓用意したアルコールは薬局で売ってる消毒用です.
↓容器にアルコールを満たしてプリントヘッドをどぶ漬け
↓どぶ漬けのままでアルコールをプリントヘッドに注入します.写真には撮れませんでしたが、ノズルから花火のナイアガラのようにアルコールがほとばしります.
どぶ漬けのまま24Hぐらい放置します.
↓プリントヘッドをインクBOXの底に取りつけます.最初にコネクタを確認します.インクBOXの右の隙間からコネクタが2枚入るようになっています.
↓プリントヘッドに太いコネクタを挿し込みます.
↓細いコネクタも挿し込みます.
↓プリントヘッドをインクBOXの底に納めます.
↓収まった状態
↓3本のネジで取りつけます
↓こんな部品があります
↓インクBOXの右内面のコネクタの上に被せます
↓こんな風になります
↓つぎはインクの電極パーツに取りかかります.わたしは分解するときにインク色を示す部分をニッパーで切断してしまったので、こんな形状になっています.
↓その裏側はこうなっています.○の内部に要注目です.バネ状になっています.これがインクBOXの壁に固定するひっかかりになっています.分解時にはこの構造を知っておく必要があります.
↓インクBOXに挿入します.○のところがひっかかって固定されます.
↓本来はこのようにインク色表示板がついてるわけですが、ニッパーで切っちゃったのでわたしの場合はそうなってません
↓インクBOXの右外側面を見ると、コネクタ挿し込み口が見えます
↓そこにコネクタを挿し込みます
↓コネクタの納まりを整えます
↓コネクタをフタする部品を取りつけます
↓インクBOXのフタを仮づけ.
↓インクBOXの右上角に固定部品の取付場所があります
↓インクBOXの右上角に固定部品を取りつけた状態
↓インクを装着
この後、電源投入してしばらく動作していたのですが、やがて、電源SWすら受け付けなくなり、お亡くなりになってしまいました.ご臨終です.永遠の別れです.もうおしまいです.廃棄します.なんで死んだのかは不明です.でもそんなにショックデカくないです.いつかこのような別れが来ると予期していましたから.さよならEPSON.
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