2023年3月1日水曜日

3Dプリンタ フィラメント接合器開発(13)耐熱素材 GUN GUM

フィラメントを接合しよう!

耐熱素材を探索しています.

HoltsのGUN GUMを買いましたのでトライです.結論としては使えませんです.

↓10mmの立方体を作りたいので、3Dプリンタで型を作ります.
↓型の中にGUN GUMを入れます.
この時点での特徴は、、、
 ・水性である
 ・骨材として繊維が入っている
↓48時間放置して上面は固まりました.水分が飛んだせいで少し凹んでいます.
↓GUN GUMを完全に固化させるには、高温に晒してやる必要があります.そのため200度の風で炙ってやります.半田リワーク機を使います.

しかしここから先が敗北でした.GUN GUMの使用感がなかなか気難しいんです.

1)48H置いても、中心部は乾燥せず、柔らかいまま.表面の5mmぐらいまでしか自然乾燥しない

2)水分を含んだまま炙ると、お餅のようにぷくーっと膨らんでくる.それで中心には空洞ができてしまい、この時点で敗北

3)それでもしつこく炙り続ければガチガチに固化するのですが、変形した謎の物体になってしまいます

4)GUN GUMはエポキシではなく無機質であるらしい.それは歓迎なのですが、エポキシよりも接着性が乏しい.PCBのような表面が平滑な物からはポロリと剥がれてしまう

5)GUN GUMはマフラーの補修には使えるだろうが、充てん剤としては使えない.

12へ     14へ

かしこ

0 件のコメント:

コメントを投稿