解散観測が出始めましたが

気の早いことで、岸田が解散すんじゃね？との観測が出始めました．

解散といっても、４月の統一地方選、５月のサミットの後ですから、６月の国会会期末で解散するかどうかという先の長い話です．そんな先のこと、なにが起きるかわからんて．

予算は参議院を通過しました．予算が通過したら政局などという予想が年始には在ったのですが、現実はその逆で解散が話題になるくらいですから政局が起きる気配はありません．政局を起こそうとしてたスガさんが黙っちまいまして、三浦瑠璃夫の件がよほど痛いんでしょうな．瑠璃夫の捜査が終わったらスガさんが息を吹き返すのと、岸田が解散するのとのチキンレースという様相はあるかもしんない．

解散を許した時点で、自公の勝ち確定です．岸田の続投確定です．増税確定です．

自民党について２つの考え方があります．

　１）自民党は永久政権でよいのだ．自民党内の党派争いが日本の政権交代なのだ

　２）自民党はすぐに正気を失うからたまに下野させろ

わたしは常に２番なんです．

１なんかぬるくてダメダメ．１だと誰も増税なんか選択してないのに増税される、なんていういつものゆる～い事態が起こります．正気を失った者達が自民党の党派争いで勝ったらそうなるのは当然です．そして現在は正気を失った者達が自民党主流派です．あぶねー

とはいえ、自民を下野させるような野党が出現する兆候は無いので、次善策としてのわたしの願望は、自公で過半数割れをして、自公国か自公維か知らんけど３党連立になるのが望みです．公明は自民党を左に引っ張るのでそれを抑止する必要があるからです．

半年ぐらい前でしたか、一時的に自公国連立が取り沙汰されましたけど、二階と茂木が潰したんじゃねぇの．

「自民は公明と連立解消しろ」はこれまた実現の可能性はないです．なぜなら、創価学会の票がゼロになったら、自民党候補は小選挙区でボロ負けです．公明の票が立憲に乗ったら、そっこーで政権交代です．だから、自民党は生命維持装置の公明と手を切ることはできません．

というわけでひら的には、岸田が解散できず、穏便にレームダック化してくれりゃ一番いいかな．それで政局が起きるのを待つ．

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小西vs高市は、岸田が「高市を辞めさせる理由がない」と言ったのがとどめで終わりました．茂木はさぞくやしかろうなぁ．

岸田だって、小西vs高市なんかにぜーんぜん興味なかったのに、どこに「やる気スイッチ」があるのかわからん奴だ．高市をクビにしたら保守からの総攻撃が来るのでビビッたという可能性が一番高いと思うがね．

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防衛増税は「自民党内の党派争い」が絡んだクサイ状況だと思いますよ．

防衛増税は、政調会長の萩生田が引き取ったような形で、「まだ決まってません」「代替案を探索します」と言って統一地方選を乗り切るんです．

それだけじゃないです．６月の解散総選挙も同じ理屈で乗り切る事が可能です．

それで総選挙で過半数を獲り、第２次岸田内閣の人事で萩生田を政調会長から幹事長か知らんけど１ランク上にスライドさせれば防衛増税完成です．

そんなstoryが財務省と岸田で出来てるだろうさ．財務省と自民党増税派は、今は黙って死んだふりしてりゃいいんだもん、お気楽極楽ですよ．だから「自民党内の党派争い」なんか信じても無駄なのさ．

かしこ