2019年7月25日木曜日

リミテッドアニメについて(なつぞら)

なつぞらに出ている宮崎駿の妻となる女性の中の人はマユユだったと昨日知りました.マユユ地味だな.

4日間と言われていた作業が2日で終わり、空白の2日間が生じたので今日は「天気の子」をチェックしようと思う.暇なら来てくれと板金工場は言いそうだが、家のリフォームもせないかんし、DACも作らなくちゃいけないのでバックレてお休みにしといちゃおうかな.

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今週のなつぞらは「リミテッドアニメーション」について語られている.ひら的にはおもしろい.初のTVアニメ、アトムを劇中に出して、高畑勲に「あれをアニメと呼べるのか?」などとdisらせているのには笑った.すず達が作ろうとしてるのは「狼少年ケン」かなぁ.あれって東映動画だったっけ?

リミテッドアニメの狭義な定義は、1秒24コマを全部動画にして動かすのではなくて、1秒間8コマに動画枚数を削減する製作手法だ.毎週放映するTVアニメの多忙さゆえ制作を楽にするためだ.他の様々な手法をひっくるめてリミテッドアニメと呼びもする.TVアニメの貧乏制作体制を指す自虐的意味を含みもする.

後年、手塚治虫が死んだ時の新聞interviewで宮崎駿は、手塚がTVアニメなんか始めたから悪い、という主旨の事を述べていた.

宮崎駿ら当時の東映動画社員にしてみれば虫プロに人は引き抜かれるわ長編アニメが斜陽になるわで酷い目に遭ったのは承知している.一方の東映から見たら、長編スタッフが労働組合でゴネまくってたことへの報復という側面は有っただろう.

ひら的には手塚悪い説には同意しない.最初にビジネススキームを作った者(手塚)を諸悪の根源だといつまでも指弾し続けるのっておかしいだろう.手塚がやらなくても他の誰かがTVアニメを発明したはずだからだ.本件については罪を憎んで人を憎まずが妥当と思う.まぁでも、宮崎駿の脳内風景は計画経済だからさ、仕方ないよね〜

ひら的には、リミテッドアニメは悪であるどころか、日本のアニメの表現力を高めた進化の源泉だと思っている.キャラを動かす→決めポーズで止める、の繰り返しで画像を作るのはカッコいいものなんだ.
↓バビル2世EDは決めポーズ止めを積極的に使っていていいかんじ~
↓それに比べたら初期Disneyの、俳優の演技を絵に写す手法(ほぼロトスコープ)はただただ動かしまくってるだけで、動きに意図が感じられない.なんか退屈.しかも途中でカメラが寄るのww

初期東映動画を除くと、日本で制作されたフルアニメってあったのかな?
↓もしかしたらリトルニモだけだったかもしれない.
↓サンリオが作ったユニコはフルアニメっぽかった記憶だけど、いま見るとモロにリミテッドだ.ぎゃははのは
かしこ

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