2019年7月20日土曜日

【京アニ放火】犠牲者の弔いについて

まったく門外漢からの提案であるが、京アニ火災で亡くなられた30数名の方々を弔う方法について提案したい.

なお、わたしは京アニに何らのパイプも無い.

京アニには、火災の現場に誰でもお参りできる追悼施設を建ててほしい.

その追悼施設は犠牲者の氏名が彫られている慰霊碑みたいなのではなくて、やはりそこはアニメスタジオなりのビジュアルな演出を求めたい.

私達アニヲタが弔いたいのは、なにも有名演出家や有名アニメーターだけではないだろう.エンドテロップの最後の方に氏名が出るだけの人だったり、もしかしたらエンドテロップに氏名すら出ない人かもしれない.そういう末端の人々に至るまで弔いたいと思うではないか?
(と書きつつ涙でモニタを見れん)

まだ駆け出しのスタッフであるならばなおのこと、アニメ制作に携わっていて、こういう気持ちがたくさん在っただろう.
  -原画や動画マンならば、自分が描いたカットはここだ
  -演出系ならば、自分が演出上の提案をしたカットはここだ
  -進行さんならば、動画や原画を回収しに駆けずり廻ったカットはここだ

このような内輪の情報がメディアに載ることは滅多にないが、出来上がったアニメ作品を観たスタッフ本人が「オレがやったのはここだよ」と心中で嬉しく思うのがアニメ制作者の醍醐味というものだろう.

だから、わたしが追悼施設にお願いしたいのは、無念を遺しつつ亡くなったスタッフ諸氏の功績を、全世界5700万人アニメファンが火災現場でビジュアルに体験できるような追悼施設にしてもらいたいと思うのだ.

なにも立派な施設を作る必要はない.東屋に24H映像を流せるディスプレイを設置してくれればいい.そのディスプレイで流すのは、亡くなった30数名のスタッフの生前の映像か写真か似顔絵、そしてそのスタッフの功績で出来たアニメのシーンを日本語英語の解説つきで常に流し続けることだ.

それがアニメ制作スタッフの追悼施設としてふさわしいのではと思う.またそういう手法は前例が無いとも思う.

心配なのは、そういう経緯を語れるスタッフが根こそぎ死んでしまったかもしれないことだが、そこまでの惨禍ではないと祈りたい.

犠牲者の方々のご冥福を祈る.

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