2019年7月19日金曜日

【工場勤務】終わらない夢を見ている

社長:「発注が多くて、いま大変なんだよ.ヒラサカさんマジでバイト考えてくれない?」

ひら:「はぁ、いいですけど」

工場で板金をバコンバコン打つようになったキッカケの会話である.たしか何処かのビール屋で飲んでいたときだったかな?

通勤日数は通算でまだ1weekぐらいだが、「いま大変」の意味が実感としてわかってきた.

たしかにあれは大変だ、終わらない....

板金パーツの製造工程は、
   CAD→金型交換→試し打ち→寸法確認→量産打ち→ヤスリがけ→穴あけ→曲げ
という手順を要する.(一部前後する場合がある.塗装する場合もある)

このフローにおいて、機械が勝手にやってくれて手間要らずなのは量産打ち工程である.

しかし、金型交換・試し打ち・寸法確認 の工程は担当作業員が時間をかけて行わざるを得ない.その結果、一日8時間で生産できるパーツの種類は10種類ぐらいというのがわたしの実感だ.パーツ個数ではない、パーツの種類が10種類ぐらいということだ.

なのじゃが、、、CAD担当者が持ってくるCAD図面が、朝の時点で8種類ぐらい来てる.そして午後になると、追加図面が8種類ぐらい来る.オイオイ、それってキャパオーバーしてね?

「僕は終わらない夢を見ていた」と言ったシリアルキラーが居たが、わたしはいま「板金が終わらない夢をリアルで見ている最中」である.う~んリアル悪夢...明日も休日出勤するー.

#これは消費増税前の駆け込み需要なのではないだろうか?

ひ~

8 件のコメント:

  1. 自分もそうですが、もしかして日本人は板金とネジが大好きなのではないでしようか。接着剤で製品組み立てるのは何か抵抗を感じます。
    日本がスマホ界を牛耳っていたら今でも組み立てにネジを使ってたりして。

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    1. 削り出し、モールド、そして板金ぐらいでしょうかね、構造を作る手法としては.
      モールドは金型がめちゃ高価なので少量生産には不向きだと思います.
      削り出しはそれこそ高価すぎてシビレます.
      やっぱ板金筐体は便利かもと思っています.

      我々電気屋としては、シールドケースを軽い気持ちで利用しますけど、あれって板金加工的にはなかなか難物のようです.反省.

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  2. 金型製作・薄物プレスこそが日本のお家芸と言われましたが、
    そのご術は30年の不況で継承が途絶え、また売国団塊世代が
    ホイホイ外に売っちゃっいましたからねぇ・・・。

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    1. シンセンでも精密金型作ってますー。
      お世話になりました。ファックだなぁ。

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  3. 2000円札で募金をする男2019年7月20日 9:41

    終わらない夢がずっと続いていたら、それは【現実】と変わらないのではないでしょうか と夢邪鬼が言っていたような気がします。

    『上だけ見てると涙も乾いちゃう』 といいますが、夢であってほしい現実を突きつけられると涙も乾きません。
    クラウドファンディングや募金が始まったようなので、明日にでもアニメイトに行って募金箱に2000円札を入れてこようと思います。これぐらいしか今のわたしにできることがないのが悔しいです。

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  4. アマダのシートセンターとキーエンスの3Dスキャナで。

    いや、冗談です。

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    1. 多品種少量生産のためにレーザー加工をという業界の動きがあるらしいですね.
      シートセンターのyoutubeを見ると、その方向性へどんどん進んで行きたいようです.
      https://www.youtube.com/watch?v=VkRAuaqtUIo
      ただしネックは曲げ加工かなと思っちゃったわたくしです.

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