わたしが全身麻酔で手術を受けたのは、28歳のとき、耳鼻科でした.この時は耳を切りました.耳鼻科の大部屋でしたので、喉頭ガンの放射線治療で喉がヒリヒリと痛い人とか、扁桃腺を切除した兄ちゃんらは痛そうで大変でした.耳を切っても全然痛くないので耳の手術はお気楽なもんです.
同室のおじさんは、中耳に結石ができたのを切るために、耳の後ろの餃子みたくなっていることろを切ったそうです.そのおじさん曰く、手術の前には、恐怖心を和らげるために向精神薬の点滴を打つので、ものすごく気分が高揚したすばらしい体験だったと力説するんです.
たかが向精神薬ごときでそんなに頭いじられるわけないだろ?と懐疑的なわたしでした.
で、わたしの手術当日、4時間ぐらい前から点滴を打ちました.向精神薬なんかぜ~んぜん信用しないわたしは、その餃子手術のおじさんの力説なんかすっかり忘れていたんです.
し・か・し、ふと気づくとやけに幸福です.窓外の青空に白い雲が浮かんでいるのを見るだけで幸福なんです.もはや精神を根こそぎ持っていかれちゃってるので、バルコニーの縁に鳩がとまっているのが目に入っただけで多幸感が止まりません.やがて、薬が効きすぎたためか多幸感に包まれながらウトウトとしていました.
手術後に、あの途方もない多幸感はいったいなんだ?と考えまして、塩化モルヒネでも入ってたんじゃないかと推測しています.眠ってしまったのは損したチクショウとも思っています.
あの多幸感をコトバで表すのは難しいんですが、あえて文字にすると、
大好きな女の子としたファーストキスの5倍の幸福度を優に超えた
そんなバカなと思われるなら、あなたも試してみればよろしい、ってそれは無理かw.この超絶体験で、もはやナチュラルハイなんかバカバカしいと確信しました.だって人間の脳は、薬物でこうも簡単に操作されてしまうんですから.
わたしが盛られたのはダウン系の薬物だったわけですが、アップ系の薬物はきっともっと激烈な効果があるんでしょうね? この体験を通じて、アップ系の薬なんかやったら一発で中毒になるという揺るぎない自信ができました.だからわたしは、もしも「ヒラサカさんいいものアルよ」などと片言の日本語でいわれて白い粉を胸ポケットにねじこまれたとしても、すぐに道路の側溝に捨てることにしています.まぁねじこまれたことはないですが.
君子危うきに近寄らず.フォッフォッフォッ.
こんばんは。
返信削除高校生の時に尿管結石の手術をしたときは全身麻酔の前にとても眠くて気持ちよくなる薬で導入麻酔されました。多幸感はなかったものの、とろーんとなってベリー気持ちよかったです。全身麻酔は5,4,3,2,1で効き、目が覚めたら病室ベッドの上でした。
会社入ってからの痔の手術は部分麻酔だったのできもちよくなかった。(´。`)
アルコール点滴.
返信削除死ぬ間際には苦痛に感じないように脳の指令でドーパミンが出まくりという話を聞いた事があります。全部が全部でないだろうし、今までそういう場面に立ち会ったこともないのでわかりませんが、”穏やかな死に顔だったよ。”という事は良く聴きます。
返信削除その穏やかな死はドーパミンのおかげかしらと思ってしまいます。
そう思います.
削除ドーパミンが分泌されるのでしょう.
苦しいのは最初の数分だけってことで.
いやー、薬物はやばいはずですよ、あんだけすごいんだから、うはうは
10年以上前に顔面神経麻痺になって入院した時に大量にプレドニンを投与(点滴)された時には体が軽くなった感じとなんとなく性欲の減退を感じたなぁ。
削除プレドニンは副腎皮質ホルモンです。
プレドニンはわたしも突発性難聴のときにがっつり飲みましたよ、苦いんですわ味がすごく.点滴は苦くないけど下の方とか気分に効いてしまいますか? なんつうか劇薬だなぁ
削除入院中は尿は全量検査でした。尿を入れる容器があってそれに全部入れて装置にぶちこむものでした。血液検査は2日に一度かな?点滴の針刺したままなのでそこの分岐から採取なので痛みはないですが。
削除無理矢理に新陳代謝を上げる薬と言ってましたね。ただ抵抗力が下がるので感染症予防ということでイソジンでうがいでした。
尿を全量検査をすることはありますねー.代謝量を測るみたいで.
削除刺しっぱなしの点滴針はわたしも経験がありますが、寝ているときに血がびゃーっと出ないかとなにげにナーバスになってしまいます.