↓こんな2.1chのBTアンプ基板を入手しました.BT経由で来るのはstereo音声で、LRをMIXしてLPFしてsub-woofer音声を生成しています.アンプはD級アンプのTPA3116を2ヶ搭載しています.
↓BTモジュールはいつものこれ.CSRのICが載っています.DACもこのICに内蔵されています.右の8pin ICはDACではなくてEEPROMです.
↓基板を観察していて、ユニークな事にこの基板にはRef No.がふられていないんです.その代わりに、定数が印刷されている、実態配線図そのものという仕様です.こういうプリント基板に出会ったのは初めてです.(囲いは定数変更箇所)
simulationによるとLPFのカットオフ周波数は100Hzになっているとわかりました.
それで、音質がどうだったかというと、これがいつも通りのBluetoothオーディオの音質なんですな.亜空間から湧き出てくる音質なんです.ホモ・サピエンスの脳には毒です.
まぁそんなもんかな、そんなもんだよな.シニカルな笑みを浮かべます.
それでは改造.
(1)sub-wooferのゲインがまるで不足しているので、R4を10k→3.3kに変えて、+10dB upしました.もっとLow boostしてもいいかなと思うけどこんなとこにしときました.大盛りです.
(2)R1,R2を12k→4.7kに変えて、カットオフ周波数を200Hzにしました.200Hzというとsub-wooferっぽくないけど.大盛りということで.
(3)電源強化のため、22000uF+チョークコイル+3300uFを電源の入り口に追加.特盛りであります.
(4)オペアンプの電源が5V単一であって、中点電圧は5Vを抵抗分圧して作っています.これだと5V電源の汚れがモロに音に漏れる怖れがあります.5Vのいろんな場所に22uFセラミックを盛り盛りに取り付けました.
こんなことをやって、亜空間から湧き出る音質は、運動会のPAレベルにはなりました.いや、もうちょっとマシか.
↓記念に作業机の写真
BluetoothのA2DPやだ.
追記:
このBluetooth moduleには使いづらさがあります.
周辺のBT hostの探索をするのは、電源投入後の30秒ほどだけです.
そのくせ、無音が5分続くとパワーセーブに入ってしまう.
再接続するためには一旦電源断しないといけません.これは使い勝手が悪い.
そこで、再接続モードに入るSWを追加しました.SW押下でGNDに落とします.
SW短押し:直前に接続した機器に再pairingしようとする
SW長押し:直前の機器のコトは忘れて、近傍の機器に新規paringしようとする
SWを半田付するべき場所は、BT moduleの端子では四角囲いのピンです.丸の10kΩに配線されているので配線しやすさで丸に半田付しました.
かしこ
4月28~29日には春のヘッドフォン祭りが開催されます。
返信削除https://www.fujiya-avic.jp/user_data/headphone_fes.php
場所は前回と同じ中野サンプラザ
オーディオ市場は衰退の一途ですが、ヘッドフォンにユーザーがシフトしているので大手メーカーの力の入れ具合が違い、ポタ研の3倍の規模です。
大手メーカーsony・pioneer・denon・yamaha等も参加している一方、ガレージメーカーやめーかーですら無い同好会みたいなところも参加していてカオスです。
総裁、いつもお世話になっております。
削除28,29は考え中です。