わたしの周囲には若干名のオーディオマニアがいます.彼らのオーディオへの金の使い方はかなりたがの外れた部類かと思います.
先日自作したAK4495 DACのうち1台を、師匠2(仮名)に渡してありまして、高級システムで試聴しててもらえませんかねーというダンドリになっているんです.
今日、師匠2の部屋を訪問しまして、師匠2のシステムで試聴させてもらいました.
オーディオコンポーネントについてわたしは疎いので型名は不明ですが、プリアンプもメインアンプもCDも差動端子つきでした.うらやま~だよ
師匠2のシステムと、わたしのAK4495を聞き比べます.
音源の条件はこうです.
師匠2の音源: PC → 光(44.1kHz16bit) → CDプレイヤー → 差動出力
AK4495音源: PC → 補間(192kHz24bit) → USB → AK4495 → シングルエンド出力
PC上の音楽ファイルはCDからリッピングしたflacだと思います.
PC内部で計算によって192kHz24bitに拡張されUSBへ出力されます.
CDプレイヤーはTEAC製で、外部から光IFで音声をinputし、CDプレイヤー内部のDACから音声出力できるようになっています.
<感想1> 1980年代の古い録音の曲の場合
師匠2の音源は、vocalが厚く、若干奥行きが深い、オーディオ的な音.
AK4495音源は、分解能は高いが、線が細くflatな音.
どっちが良いかは好みの問題かもしれませんが、なんだろうねぇこの差は.....
ヒラサカの憶測では、、、TEACのCDプレイヤーは、300~3kHz付近を+3dBほどboostしてるんじゃないかな? また、若干のエコーを付加しているんじゃないかな? DSPでこっそりとimpulseを畳み込んでやれば実現可能よ、うふふ.
師匠2としては、DSPでするような隠し味はでなくて、OPAMPの素性のせいじゃないかとの予想でした.(CDがどんなOPAMPかは不明です)
ちなみにAK4495 DAC BOXの出力における100~20kHzのゲインは0.3dB以内に入ってるんじゃないかなぁと思います、設計上はですが.
<感想2> 広帯域・高Dレンジな、最近録音された曲の場合
まずはAK4495音源で聞いてみる.「あぁ今風な、パッツンパッツンな録音だなぁ」と思います.
次に、師匠2の音源を聞くと、広帯域・高Dレンジの音源をフルに再現できていない感じがしました.
これはHiResとnon-HiResの差でしょうか?
もしそうなら、PCで補間しただけのなんちゃってHiResでも恩恵はあるものよのぅ、という認識になります.
AK4495で44.1KHz16bitの音を出してみれば検証できますが、やり忘れました.
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というわけで、楽曲の録音次第で良くも聴こえるし、またその逆も有り得るという、難しい試聴結果を得ました.
ただ今般の試聴で興味深かったのは、どの曲を聴いてもほとんど一発百中で差が判ったことでした.ハイエンドシステムだといろんなものが見えてくるようです.
#AK4495基板を少し改造すれば差動出力にできると思うので、師匠2のDACを改造しようかなと思ったりするー
かしこ
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