２０１３年夏のアニメで「有頂天家族」というのがあります．
http://www.uchoten-anime.com
狸、鞍馬天狗、七福神などが、人間に化けて京都に住んでおり、抗争したり共存したりしているという設定のギャグアニメ．なんだかジブリの「ぽんぽこ狸」を思い出します．
しかしこれってギャグといえるのだろうか？ そんなにおかしくないです．抗争したり共存したりといっても、町内会みたいな小さなセカイでのいざこざに見えてしまって、これをどう楽しんだらよいものやらと途方に暮れてしまったわたしです．
ストーリーには困ってしまったものの、アニメのクオリティは高いです．
↓監督は、わたしが尊敬してやまぬ吉原正行．久しぶりにお目にかかりました．
↓第一話の冒頭では、この商店街を突っ走る背景アニメを描いていて、なんてことをやってるんだとビビッてしまいました．
↓全般的に背景画が綺麗で、まぁ写真から忠実に起こした背景ですから技法としてはそんなに褒めるべきモノでもないかもしれませんが、ともあれこのクオリティはすごいです．CGでモデリングしたんでしょうか？ まさかねー．
↓このカットは、パースのついた背景画の中にキャラを配置していて、こういう立体的なレイアウトって好みです．
最終話（１３話）まで観ましたけれど、「洛中を生きる狸たちよ、たまに鍋ににされるけど、ほどほどに面白く生きよ」というオチのようでありまして、わたしのような人生の深みも何も知らないお子様ごときには、その人生訓を受け止めるのは難しかったです．
舞台が京都なのに標準語っていうのはどうなんだろ？？？
こんだけの金のかけ方をするんだったら、何か他の作品を作れたらよかったのに、もったいないという、一年に２作品ぐらい登場するパターンが「有頂天家族」だったのだとわたしは思っておきます．でも画が綺麗なので、永久保存版にしておきます．
ご苦労様でした ＞ スタッフ殿
かしこ
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２０１３年夏のアニメで「有頂天家族」というのがあります．
原作を読んでいないのですね。
返信削除残念です。