2015年3月13日金曜日

EZ-USB FX2LP を動かしてみる (3) ペリフェラルと関数ライブラリ

CPUというと、STM8SとSTM32に慣れきっているわたしです.それ以外のCPUにはあまりお世話になった経験がありません.

その2で、EZ-USB FX2LPの基板を物真似で動かせたので、つぎは、CPUの構成とかライブラリがどんなになってるのかを軽く調べました.わたしはSTM8SやSTM32との対比でしか感想を述べられません.

この基板に載ってるCPUは、CY7C68013Aという型名です.
例えばSTM8Sは1chipで何でもこなせるように設計されているので、ペリフェラル回路がたくさん組み込まれています.TIMER、UART、ADC、I2C、SPI、GPIOなどです.1chipでセンサとモータードライバのPWMぐらいはやりまっせ、という意欲満々です.
それに比較して、CY7C68013AのペリフェラルはTIMERとFIFOとGPIOぐらいなもんです.USBの通信機能に特化しているので、センシングとかモータドライバなんかやる気ないみたいです.なので、CY7C68013A オンリーでUSBの先っちょでサーボモーターを回すとかするのは難しそうに思います.内蔵DACがあったら音を出すぐらいはやってみたかったけど、そうしたければ外付けでDACを用意してねと言ってるようです.

Cypressが用意した関数ライブラリはどんなかというと、これがあっさりとしたもんです.STMだと、ペリフェラルを設定する関数はもちろん、PORTをwrite/readする関数までご丁寧にSTMが用意してくれていましたが、CY7C68013Aにはそういうのは無いみたいです.CY7C68013Aのために提供されているライブラリは、タスク制御系、USBポート制御系、割り込み制御系、があります.細かいところは自分で作ってね、という雰囲気です.

今後はサンプルプログラムを弄り回そうと思います.

かしこ

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https://hirasakausb.blogspot.com/2019/03/ez-usb-fx2lp-index.html

2 件のコメント:

  1. EZ-USB FX2L は ハイスピードUSB FIFO GPIF I2C に特化された 8051 なんですね。
    ハイスピードシリアル用のカメレオン optimize.ath.cx/cusb_fx2/ も有ります。
    8051 用には www.mikroe.com/compilers/ のコンパイラが使えそうですが 直接CPU回りをさわらないので 必要ないでしょう。

    さて部品箱をかき混ぜていたら、sx20,sx28,sx48が沢山出てきました、 中にはベーシックファームが入ったのもあり、
    ブランクと組み合わせてチョメチョメするとクローンが出来るらしいです。
    emesystems.com/BS2clone.htm

    コンパイルには jalv2 が有って www.justanotherlanguage.org/ ここのを使えば sx もコンパイルできるんですが、
    デバイス定義がよく分かりません、
    ARM や pic32 には JETか 
    code.google.com/p/jallib/source/browse/trunk/jat/targets/?r=2760
    mikroe や USBee も面白そうです。
    www.usbee.com/sxsg.html

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    1. mikroという会社はベオグラードですね.ベオグラードってゴルゴ13の暗殺旅行にときたま出てくる都市ですがどこの国かというとセルビアでした.ハイテクとはあまり関係なさそうなエリアで意外でした.

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