あの名作アニメ「サムライチャンプルー」を世に送り出したアニメスタジオである「マングローブ」が破産したそうです.アニメ業界人の一人として(嘘だよ~)これは少なからずショック.
http://www.animeanime.biz/archives/21786
サムライチャンプルーの他にも渡辺信一郎がしばしば関わっていたマングローブでした.wikiから引用しますと、作品ラインナップはこんなかんじ~
サムライチャンプルー(2004年) オリジナル
Ergo Proxy(2006年) オリジナル
ミチコとハッチン(2008年) オリジナル
聖剣の刀鍛冶(2009年)
さらい屋 五葉(2010年)
神のみぞ知るセカイ(2010-2013年)
デッドマン・ワンダーランド(2011年)
ましろ色シンフォニー (2011年)
ハヤテのごとく! (2012-2013年)
THE UNLIMITED 兵部京介(2013年)
カーニヴァル(2013年)
サムライフラメンコ(2013年) オリジナル
GANGSTA.(2015年)
虐殺器官(2015年)
熱き心を持って制作に挑んでいたスタジオのうちの一つでしたが、さほど大きなヒット作に恵まれなかったのは事実かと思われます.こうしてラインナップを見るとオリジナル作品は意外と少なかったようです.
「ミチコとハッチン」には高評価を与えたいと思うものの、百合の気持ちが判らないとたぶん理解できない作品だったと思われ、ニッチを狙いすぎだったのかなぁと思う.日本であまりウケなくても海外で高評価されそうな作品と思いきやそうでもなかったようだ.
「神のみぞ」はJ.C.STAFFあたりの制作じゃね?と思っていたけれど、意外にもマングローブだったんですね.楽しかったです.
「ハヤテのごとく」は何本も制作されたうち、マングローブは後期の制作であまりウケてなかった記憶のみ存在する.いつのまにやら深夜帯に移動してたし.
「THE UNLIMITED 兵部京介」はけっこう好きだった.というか「絶対可憐チルドレン」が好きだ.どんどんアニメ化してほしいにょ.
「GANGSTA」はマングローブ最期の放送作品となりました.ひら的にはあまり観なかったんだけどね.バイオレンス作品には、不快だけど気持ちいいバイオレンスと、ただ不快なだけのバイオレンスとがある.GANGSTAは後者だったような気がする.
マングローブのラインナップを見ると、「神のみぞ」のような例外はあれど、基本線はダークでバイオレンスなオリジナル作品を作りたかったスタジオだったように思う.初期の3作品からその路線の匂いがします.ただ、その路線で成功した作品はどれだけあったかというと、サムライチャンプルーだけだったかもしれない.
ダーク&バイオレンスで成功した作品は多くはなく、「Black Lagoon」が秀逸だったぐらいしか即座に思いつく作品がありません.ダークもバイオレンスもフェティシズムの一種ではないかと思いますが必ずしも需要が多いジャンルでは無く、銃器フェチやエロやロリを混合してようやくヲタクマーケティングとして成立するのが実情ではないだろうか?
Black Lagoonはそれを上手くやった事例だったと思ふ.レヴィ姐さんのお行儀の悪い股の付け根なんか良かったさ.
GANGSTAがヒットしたらマングローブの資金繰りが心肺停止にならずに済んだのではないかと想像します.GANGSTAにはもう少し軌道修正の余地があったのではなかったかと、残念でなりません.
-----
そして最期の制作になったのが「虐殺器官」.
虐殺器官は完成したのだろうか???
ホームページでは2015.11.13公開とされていますから、倒産の影響が表面化するとしたらこれからなのかもしれません.
アニメのテロップを観るたびに「おっ、マングローブか」と期待心を抱かせてくれたアニメスタジオの一つだったマングローブ.そんなマングローブのご冥福をお祈りいたします.
追記: 虐殺器官、遅れるようですね 10/4
な~む~
人気ブログランキングへ
遊技機業界からは今年、来年とほとんど映像業界にお金が流れなくなると思います。
返信削除うまく次の金主を見つけて頑張ってほしいです。
あら、それは一大事だわ.
削除原作者はパチの権利で儲かっているんだよ、というハナシはよく聞きます.
サムライチャンプル台もあるようで.スロットかな?
#明日は新橋へ出頭する見込み