2018年4月24日火曜日

旅のしおり、昭和レトロ

天気を確認するために玄関をでる。曇りだが寒くはない、これならTシャツで良いだろう。
地面を掃いている隣の老婦人と目が合う。おはようございますと挨拶を述べて、暫しの雑談が始まる。

最近、玄関を広くするリフォーム中で、ドカンギーンと何かと騒音を出しているからか、また何か工事やってるの?と訊かれた。

その話題からどういうルートを辿ったのかは定かで無いが、老婦人が小学生だった頃の戦争体験の話題になり、B29の編隊を肉眼で見たこと、多摩地区の疎開先の畑に出来た何メートルもある爆弾の跡などを話してくれた。大人は勝てると言ってた。
薄いお粥みたいなのしか食べ物がなくてと言うので、それっていつ頃まで続いたかと訊いたら、負けて進駐軍が来たら改善したと言ってた。ははぁそうだったのか、火垂るの墓は敗戦後エピソードだが、食糧難についての認識を改めねばならんな。戦争中から既に薄いお粥とはね。(火垂るは焼夷弾の事だからあの物語は戦争実施中なのでした)
婦人の語りは全編通して昭和時代のNHKの朝ドラそのものだった。

政府への根強い不信と憲法9条への過剰な愛着はそうして醸成されたのだなと思うと同時に、まさにアンタ達がそれを総括し乗り越えろよという思念を送ったが果たしてどうだったろうか。

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そんな昭和をテーマにして始まったかに思える今日は、東京駅9番ホームの踊り子号の前に居る。
乗ると、いきなりのカビ臭さが昭和の列車を感じさせる。昭和を五感の全てで感ずるのだ。
洗面もトイレも昭和レトロなのだっ。
かしこ

4 件のコメント:

  1. いつもの通りすがりの人2018年4月24日 20:26

    >洗面もトイレも昭和レトロなのだっ。

    いや、「昭和レトロな電車のトイレ」は、

    “オールステンレス製”

    でしょう?

    これは、どう見ても「平成版」ですね。

    ※と、いいつつ「平成」も、そろそろ終わりなんで、
    これも「見納め」だったりしてww

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    1. そういえばステンの和式こそが昭和仕様でしたか。
      覚えてい~ますかー、という昭和の歌を口ずさみつつ、また温泉へ、、、

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    2. 洗浄水がブルーなのでした。

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    3. ♪ブルーレットおくだけ♪

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