エージェントAからの第4章レポートが立て続けに来ていますので、3連発でお送りします.
今回は第4章13話です.
第13話:テレザート上陸作戦・敵ミサイル艦隊を叩け!
ある惑星に着陸するゴーランドとノル。目的は、砂竜狩りだ。(2の恐竜狩りではないんですね) 砂竜の群れを次々と撃つゴーランド。そしてノルに、ガトランティス人がヒューマノイドと違い愛というしがらみがない故に強いことを解く。子供の砂竜を撃ち涙を流すノル(う~む、人間的な感情が生まれているのは間違いないですな) そして、その砂竜狩りの舞台は、テレザートを封印する最後の小惑星であった。
そのころ、ヤマトでは、捕虜になった桂木を古代が尋問していた。黙秘する桂木。見守るスタッフ一同。
そこに佐渡が来る、”検査結果だがね、わしらやガミラス人と同じ人間と出たよ”。
”彼女はガトランティス人とは違う”と真田。
”なぜそう言い切れるのですか?”と雪。
”生きているから。自爆もしないで捕虜になっている” と斎藤。
”やつらのメンタリティでは考えられない。正体がばれた者はすぐに処分されるはずだ” と土方も言う。
佐渡が続ける、”彼女は子作りも出来る。古代が聞いたガトランティスの社会とは矛盾する存在。一体何なのかね?”。
一向に答えない桂木に業を煮やす古代。”僕となら話をしてもいいというから!”。
”偽善者” 初めて桂木が口を開いた。”解決しようもないことにこだわっている無力な理想主義者”。
A:私はこの”偽善者”という言葉を聞いたとき、腑に落ちたんです。古代が敵に対して波動砲を使わないのは見ててイライラしてました。もちろん沖田とスターシャの約束ということを前提にしても。前章で斎藤が古代に、”中途半端な人道主義”という言葉を言っています。そして今回の”偽善者”。そうなんですよね。敵にしてみたら、波動砲だろうがミサイルだろうが攻撃は攻撃なんです。敵にすれば古代の行為は、波動砲を使ってないからいいじゃないか、みたいにも取れる。まさに偽善者。
ひら:自衛のための武力行使なら無限に行使してよいのか?というテーマは初代ヤマトでケリがついたテーマと思われ、2202でやるにはいまさらという気がします.2199のイスカンダルでああいう成り行きになってしまったので、福井さんはスターシャに気を使っているのかな.
”シヴァル・サーベラー、それが私の本当の名。今日はここまで、ね” と古代をあしらう桂木。ちょっと可愛いく感じたぞ(^^)
古代とキーマンがエレベーターに乗っている。本当にこの二人の会話はエレベータ絡みが多いな。羽原さんの言っていたとおりだ。
”とにかくこれで、こちらの情報が漏れることはない”
”そうだろうか?彼らの能力は計り知れない”
”あんたはもうあの女に関わるな。あーゆー手合いの相手は馴れている” とキーマン。
テレザートは最後の巨大岩盤(砂竜の岩盤)に覆われる直前であった。その前方にミサイル艦隊。後方にテレザート守備艦隊。ヤマトは、空間騎兵をコスモタイガーのワープブースターで岩盤内側に送り守備艦隊を攪乱。ヤマトが岩盤内側に小ワープで飛び込み、反転して岩盤を波動砲で粉砕し、敵ミサイル艦隊へのバリアーにする計画だ。
”結局、岩を相手に波動砲かよ” と斎藤。
土方が言う。”一つ歯車が狂えば全滅の危険性もある。各部隊は初期のプランにこだわることなく臨機応変に対応せよ”。
その土方の言葉に唇を強く噛む古代がいた。
A:第4章の土方の言葉は、ことあるごとに、古代に早く覚悟を決めろ、という意味合いの言葉が多いです。
ゴーランド艦隊がヤマトを迎え撃つ。頭髪を反りゴーランドと同じ髪型(?)のノルがブリッジに入る。”初陣である!我がガトランティスの戦、その目に焼き付けよ” ”ハッ!” とノル。
ヤマトからはブースターに機動甲冑がしがみつき、発進準備だ。軌道甲冑には玲も乗っている。コスモタイガーを操縦するのは鶴見だ。 A:ん?ちょっと嫌な予感。フラグ立った???
コスモタイガーがワープする。続いてヤマトも小ワープに入る。(ここ、新BGMです)
キーマンは桂木とのやりとりを思い返していた。”同じ穴のムジナ。あなたがヤマトのエンジンに何を仕掛けたのかは黙っててあげる。あの男の絶望する顔が見たいから。あなたは、いずれヤマトを裏切る” と桂木。
キーマン”裏切る?誰を?”
A:この会話、捕虜の部屋だよね?ずーっと監視されているはず。会話録音されてるんじゃないの?大丈夫?
確かに第3章で謎の行動をしたキーマンですが、それ以外の行動はヤマトにとって頼もしいですよね。さらにこの第4章を見ると、キーマンがヤマトを裏切るとはどうしても思えない。(甘いですか?福井さん、羽原さん)あの反波動格子、実はテレサの反物質のエネルギーを取り込んでパワーアップするんじゃないだろうか?なんて甘い期待をしています。(ひら:それはおもしろい)
私はオリジナルの古代&デスラーの友情が、2202では古代&キーマンの友情で続いていくと睨んでいるので。(あ、でも、そうすると、第4章のエンディングの意味はどうなっちゃう??)
コスモタイガーがワープアウトし、機動甲冑が守備艦隊に攻撃をしかける。機動甲冑はコスモタイガーのミサイル2本積んでいますね。出現した敵がヤマトでないことに驚くノル。”我らの戦は大胆にして緻密。破滅の矢を放て!!” とゴーランド。
鶴見と機動甲冑が持ちこたえているところに、ついにヤマトがワープアウトしてくる。
A:さて、このシーン。オリジナルでは針路に障害物がある場合ワープは出来なかったはず。しかし、実は2199の劇場版”星巡る方舟”で、イカ星人の星で断崖にぶつかる直前にワープしているので、新作ヤマトはそういう設定は無いんだな、とあらためて納得。
反転し波動砲の準備に入るヤマトだが、それよりも早くゴーランド旗艦から破滅ミサイルが発射される。それが砂竜の岩盤を粉砕し、乱気流を引き起こす。
”反物質?” 真田が呟く。
”さすがはテレザートから得たエネルギーよ。面白い反応を起こす” とゴーランド。
A:この破滅ミサイル、オリジナルではミサイル艦の艦首の巨大ミサイルをこう呼んでいました。で、前話でヤマトが白色彗星に引きずりこまれたときに、ミサイル艦がたくさんいて、艦首にこれがついていました。何か変なのついてるな~と思ったのですが、とんでもない兵器だったんですね。それがうじゃうじゃいましたけど.....
目標である岩盤が砕け乱気流の中にいるヤマト。ゴーランド艦は艦首ミサイルで攻撃してくる。それを迎撃するヤマト。密集隊形に、ヤマトの大砲で撃たれたら?とノルが言う。”奴は撃たん、撃てんのだ” と大帝と同じことを言うゴーランド。
乱気流の中、土方は言う”作戦はまだ生きている!”
古代は目を閉じ深呼吸をして、ついに言う。
”波動砲発射用意。この状況を利用して、敵ミサイル艦隊に波動砲を直撃させる!”
ヤマトは敵を一掃する軸線に乗る。しかし、古代は引き金を引けない。
そのとき、斎藤からブリッジに通信が入る。”親父、艦橋にいるならあんたが波動砲を撃ってくれ。馬鹿げた話さ、だが、そういつは約束しちまったんだよ、大切な人と。だから親父、あんたが!”
”だめだ!!” 斎藤の言葉を遮るようにキーマンが言う(ここ、新BGMです)
”これは、イスカンダルに旅したものが等しく背負う十字架だ。自らの呪縛を解かない限り、ヤマトに未来はない!!”
苦しみ古代に沖田も語りかける。”古代、覚悟を示せ。指揮官としての覚悟を”。
見かねて立ち上がる雪、だが次の瞬間、”波動砲への回路開け”と島が発していた。
波動砲発射準備に入るクルー。
”お前一人じゃない。俺も一緒に撃つ”と島。A:くぅぅぅ~~、やっぱり2202は島が古代を支えるシーンが多いな~。嬉しい!!
”私もだ”と真田。”私も””私もです”と南部、相原。みんなに押されて覚悟を決める古代。
”総員、対ショック、対閃光防御!斎藤、気流で船が不安定だ。頼む!”
”任せろ!手で押すんだよ!” とヤマトを次々と支える機動甲冑。
A:さぁ、このシーン。ヤマトはメインエンジンも噴射しながら波動砲を撃とうとしています。これこそ時間断層のなせる技!どうやらヤマトの波動エンジンも大幅にパワーアップしているようです。(真田さんだからね)
”古代、艦長拝命、承った。” ついに覚悟を決めた古代に対し、土方は言った。
”避けられない運命なら背負っていくしかない。俺も、お前も。全員で撃つ!全員で背負う”。 A:く~~、かっこいいぜ、土方さん(またこのシーンがBGMばっちり決まってるんですよ)
遂に引き金を引く古代。
閃光がゴーランド艦隊に迫る。それを見たゴーランドは咄嗟にノルをかばい抱きしめ涙しながら言う”すまん、ノル”。
それはまさに人間の父親が息子に示す愛情であった。ゴーランドの愛情を受け取ったノルは微笑み言う ”いいのです....いいのです....”。閃光に消えていく二人。
A:このシーンもジーンときました。明らかにガトランティス人は人間の情操を持ち始めている。これをどう大帝が否定していくのか?
ひら:マクロスになりませんように...
ヤマトのブリッジでは、古代がトリガーを握り占めながら涙を流していた。その脳裏には、沖田とスターシャの約束の声が。
古代は土方に今後の作戦について意見具申する。
波動掘削弾の輸送計画を立案せよ、と土方。(波動掘削弾ってなんだ??)
その古代を、静かに沖田のレリーフが見守っていた。
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