2019年1月29日火曜日

クソアニメ「あした世界が終わるとしても」 詰んでるぞ櫻木優平

若手アニメ監督の櫻木優平の値踏みをするために「あした世界が終わるとしても」を見た.

ひでぇぞこれはwww

もしも貴方の彼女が「あした世界が終わるとしても」を見たいと言ったとしても、どうか、どうかこの平坂に免じて、その提案を却下してあげてほしい.それが彼女のためだと思い心を鬼にして却下してあげてくれ.

「あした世界」を見ていて思ったよ.わたしが大嫌いな「未来のミライ」が5倍はマトモだってな.未来のミライに対する批判は、細田守が語るブルジョア教育論が臭くてかなわん、細田お前はホントに嫌味な奴だな、という人格批判だったのだ.ゆえにアニメ監督としてのスキルが備わってないと細田を批判をする気は全くない.

ところが、「あした世界が終わるとしても」はアニメ監督としてスキル不足というレベルのダメ出しなんだな.櫻木優平の値踏み結果 → ダメだこいつは.将来性もない.


ここで、現在有名になっているアニメ監督の初期作品を振り返り、初期作品を見ただけでそいつの将来の能力を値踏みできたかどうかを考えてみたい.
「この世界の片隅に」の片渕須直の初期作品である「アリーテ姫」の出来はGOODとは言えなかった.だが「アリーテ姫」を作った時点の片渕さんはアニメ映画を作るスキルは身につけていた.その片渕さんは後年「BLACK LAGOON」「この世界の片隅に」という名作を作った.
新海誠の処女作「ほしのこえ」を見た時は、「トップを狙え」「エヴァ」の真似じゃねぇかと呆れた.しかし彼の後続作品を見ると「ほしのこえ」の時点で既に新海誠の独自色は備わっていた.
などと振り返ると、若手監督の初期作品の出来が悪いから将来もダメだと決め付けるのは必ずしも正しくない.

それを承知であえていうが、櫻木優平は一生ダメだと思う.

2018年10月期アニメで「イングレス」という作品が櫻木優平監督だった.「イングレス」「あした世界」の両者に通底する虚脱感があるんだ.
  ・わりとハードなSF仕立て設定で物語がスタートする
  ・ところが最後の方になると、理解不能な手続きで主人公がセカイを救ってしまう
  ・粗雑で理解不能なセカイ系映画を作っちゃうのが櫻木優平
ファンタジー作品ならそれでも良いかもしれないが、「イングレス」も「あした世界」もファンタジーじゃないから、SF設定にふさわしいstoryにしろよと苦情を言いたい.

粗雑過ぎる櫻木優平からは何も生まれないと思う.だからわたしは彼は一生ダメだと思う.こいつの作品を見る必要は無い.


ーーーーーー粗いあらすじーーーーーー
パラレルワールドSFである.

第二次大戦期の日本は瞬間物質移送機を開発していた.開発は不成功に終わったものの、実験の副作用で地球は我々の住む世界と、独裁主義的な裏世界の2つのパラレルワールドに分裂してしまった.

裏世界の日本国はロボット技術がやや先行しており、我々世界への侵攻を企てる.

裏世界の日本国は非世襲の天皇によって統治される.その天皇は我々世界のコトリのパラレル体である.我々世界への侵攻を企てているのは宦官たちであって、天皇の本意ではない.

天皇は政治権力を奪うため宦官を暗殺する.ところが「建武の新政」は失敗し、天皇は殺される.ここで悲劇が起きる.片方のパラレル体が殺されると、もう一方のパラレル体も死ぬのだ.我々世界のコトリは突然死してしまう.

宦官たちは新天皇を精神的に支配して我々世界への侵攻を積極化する.

反撃のため、主人公達は裏世界に転送され、新天皇を暗殺する.宦官も死ぬ.
主人公達はパラレル体の命のリンクを切る.
2つのパラレル世界はお互い干渉することなく、平和に存続しつづける.
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

しょーもねぇstoryだなぁ.完全に詰んでる.

呆れたエピソードを挙げよう.
「宦官が裏世界の渋谷を核攻撃した.我々世界の渋谷で10万人のパラレル体が突然死した.これで我々世界は迂闊に反撃できなくなった」
ここでさぁ、なんで反撃できないんだよ?って思って見てた.
だってこっちを殺せば相手も死ぬのはお互い様じゃないか.だったら我々世界の東京全部を核攻撃して皆殺しにすりゃ、裏世界の東京の何処かにある皇居を殲滅できるじゃん.戦略的にはそれで一件落着だ.しかしそういう合理的なstoryにならないんだ.USもチャイナも核も登場しないのよ.こんな脚本詰んでるだろ.

でも詰んでいることに気づけないんだな、櫻木優平は.

詰みを軽くスルーして、主人公達を刺客として裏世界に転送する.どういう技術で裏世界に行けるのかは説明されない.もはや意味判らん.
それでな、高校生2名+戦闘ロボット2体が裏世界の皇居を正面突破するの.無謀すぎて意味判らん.

新天皇をやっつけると、新天皇を精神支配している宦官たちに電撃が走り、なぜか宦官は死ぬ.どうしてそれで宦官が死ぬんだい? ご都合主義っていうやつ?

ラストで、パラレル体の命のリンクを易々と無効化してしまう....うぎゃーっ、だったらそれをメインストーリーにせんかーいっ!

ラストが近づくほど、加速度つけて脚本が雑になり、破綻が激しくて手が付けられなくなってゆく.櫻木優平はあまりにも無能だ.

いやはや酷い映画だった.アニメ業界人は腰を抜かしてるんじゃないかな?

どうかこの作品が1weekで公開中止になりお蔵入りになりますように.櫻木優平に投資しようとするプロデューサーが現れませんように.

だけどな、こうゆう奴に限って、海外資本が粘着するもんなんだよね.外国人は要求レベルが低いので、低コストで納期を守ってくれる監督なら好都合だからな.「ナントカ映画祭優秀映像賞」なんつうイミフな肩書きを与えて人を騙してな.おぞましいことだよ.

これを読んだみんなは騙されないでクレヨナ.

エイメン

2 件のコメント:

  1. これを読んで、予告やポスターから感じていた「胡散臭さ」の正体がわかった気がしました。
    時間を無駄にせずに済んでよかったです。

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    1. 先日TV放映された「カメラを止めるな」の監督の爪の垢を1mgでも無能な櫻木優平に飲ませたいものです.
      櫻木優平しね.

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