2020年1月14日火曜日

丸のこガイド自作の留意点

丸のこガイドの自作についてです。

↓長さ900mmの市販品丸のこガイドなら持っているのですが、これの精度はあまり褒められたものじゃありません。900mm行った先で1.5mmぐらいズレるんだもの。短辺が短すぎるんですな。不満だぶ~
↓3x6合板を一気に切りたくて、1800mmの丸のこガイドが欲しいなと思っていました。作りました。これは出来上がり写真です。巨大なので使わない時は邪魔です。

丸のこガイド自作のyoutube動画は多数upされています。でもあまり参考にならないのよ。わたしが欲しているのが1800mmと長尺であるせいはありますが、直線を実現することと、直角を実現することは動画で紹介されているほど簡単じゃないと思うんだけどな。

というわけで、丸のこガイドを自作しよう動画にfake感を抱きつつ、わたしがブチ当たった諸問題について一つ一つ解説してゆこうと思います。

アルミ材でちゃんとした直線を実現できるのか?
youtube動画で使われているアルミ材は細っこい引き出し材を使っていますが、わたしにはこれがまず疑問。
ホームセンターで、肉厚1mm、幅20mm、長さ1800mm程度のアルミ材を手に取って、しならせてみそ。柔らかくてヒヨヒヨと曲がってしまう。そんな柔らかい材料を直線基準になんか採用する気になりません。

アルミ材でせいぜいこれならイイかなと思ったのは、肉厚3mm、幅50mm、長さ1800mmの物なら合格かなと思えました。ただし¥1800ぐらいしますけど。

↓わたしが外構資材売り場で見つけたのが角鉄材です。18mmぐらいの角材で、肉厚は1.2mmってところかと。これは固いぜ。ほとんどしならない。
この材料ならば直線基準として採用するに足ると思います。ちなみにお値段は¥650ぐらい。性能ヨシ、価格ヨシ、スーパー嬉しい。
ただし、ホームセンターを何軒か回って、厚木のビーバープロで見かけましたが他店では売られてないかも。外構資材コーナーで、自転車置き場の柱材のような雰囲気で売られているかもしれません。

直角基準を何で得るか?
youtube動画だと直角出しに短い指矩(さしがね)を使ってたりしてますけど、900mmや1800mm行った先の直角を担保するのに短い指矩で足りるわけがありません。fake臭が濃すぎます。

↓わたしはどうやったかというと、3x6合板の2辺が直角だったらそれを採用する方向で行いました。直角の確認はピタゴラスの定理です。合板の縦横斜めを測定した結果、1820mm行った先で誤差は0.5~0.8mmぐらいだと確認できました。これを直角の神様とします。

仮位置決めに両面テープは有効か?
youtube動画では金属ガイドの仮位置決めのために両面テープが推奨されています。
わたしはこれに賛成できません。
↓最初はyoutubeの教えに従って両面テープでやってみましたが、やはり上手くいきません。下地に両面テープがあると、微修正ができませんからね。
↓両面テープを廃止しました。直角ガイドを滑らせて金属ガイドの位置決め(エッジから95mm)をします。仮固定はクランパを用いました。
↓裏返して、2.5mmドリルで金属に下穴を開け、3.3x20mmのコーススレッドで本固定です。

↓短辺への金属ガイドの取り付けも同様の手順です。合板の直角を信じると決めたので、合板短辺にピッタリ合わせて金属ガイドを取り付ければOKです。

↓出来上がり写真の再掲です。
長辺は丸ノコで自分を切断して仕上げてある。
短辺ガイドの当たりを目視確認するための覗き穴として、短辺に30mmぐらいの穴をいくつか開けてある。
自宅の作業環境でありながら1820mmの直線をブレずに切れるのはよかよか。

今年は様々な製作に励みます。丸のこガイドが役立ってくれるでしょう。

かしこ

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