2020年1月6日月曜日

わたしと喘息

咳が止まらない症状の知人がおり、喘息じゃないの?と思ったのでわたしの喘息体験を書こうと思う.

わたしは小児喘息ではなかった.40歳で初めて喘息というビョーキに罹った.

思い返せば28歳ごろだったか、空咳が1年間ぐらい続いたことがあった.ケホケホという軽い咳で、なんだか結核みたいだと思っていたが自然に消滅してしまった.その時がわたしにとって最初の喘息発作だったのだと12年後に知ることになる.

40歳のとき、また空咳が続いた.だんだんと咳が酷くなってきて、ゲホゲホが止まらないくらい酷くなった.会話中に咳き込んで会話中断みたいな症状だった.夜間の発作はもっと激しく、咳のせいで睡眠不足になるくらい悪化した.後で知ったのだが「咳喘息」というのがあるのだそうだ.

そこまで悪化すると咳喘息が気管支喘息に発展するのにさほど日数を要さなかった.毎晩のように、丑三つ時に気管支がゼーゼー音を立てて呼吸困難になるのである.

ここまで悪化してようやく街医者へ行った.

だが街医者の反応は鈍かった.その街医者の性格なのだが、いつまでも何らかの可能性を追求して果てしなく検査をし続けるのである.最初は風邪を疑われた.次はジフテリアを疑われた.次は百日咳.....いつまで経っても気管支喘息という解に近づかない.

ある日、部屋を掃除するのに汚れ落しスプレーを使ったら、呼吸が出来なくなった.

またある日曜日、昼間に喘息の発作が出て、死にそうになって、休日診療へ.休日診療の先は近所の総合病院だった.それが奏功したのだった.総合病院で気管支がゼーゼーと音を立てているのを休日当番の医者がカルテに残した.

後日、その総合病院の呼吸器科を受診する.休日診療のカルテが残っていたので気管支喘息という診断をようやく得た.街医者へかかってから2ヶ月ぐらい経っていたと思う.

呼吸器科でもらったのが「アドエア ディスカス 250」だった.これは効いた.朝晩2回の吸引を5年間ぐらい続けたかな.アドエアを使い始めてからは気管支喘息は二度とぶり返してはいない.
アドエアの分解について2013年11月に当ブログで投稿している.  →こちら

気管支喘息はめでたく収まったが、咳喘息は今でもたまに生じるような気がするんだ.

わたしが咳の発作を起こす季節と場所は決まっている.季節は春夏秋だ.場所は六本木駅だ.
中目黒で日比谷線に乗る.日比谷線が六本木駅に着くと咳が出る.ゲホゲホゲホゲホ、止まらない、ダメだ、神谷町で降りる.神谷町駅ホームでしばらく咳き込んで、、、やがて咳の発作は収まる.

どうして六本木駅で咳発作が生じるのか?
これはわたしの主観なので信じてもらえなくて構わないのだが、、、日比谷線の空気が広尾駅~六本木駅間で変わるのである.それはエアコンの効き具合による気温の変化かもしれないし、湿度変化かもしれない.あるいは空気中のダストが違うのかもしれない.六本木駅の直前でわたしの喉が刺激を受ける.それで咳発作をしばしば起こすのだ.

何事も咳で始まり咳で終わる、、、咳をしても一人、、、

かしこ

2 件のコメント:

  1. 2000円札で医者に通う男2020年1月6日 17:50

    私と同じような症状ですね。私はだいぶ良くなってきています、喋ると咳き込むのですが黙っていれば咳が出ないです。
    11月末の咳き込みはじめのときは酷かったのですが、落ち着いてきてこれから収束のようです。
    しかし町医者の対応はどこも同じようで、2回めにして昨年と同じ薬をくれと要求して出してもらいました。やはり平坂氏同様のメカニックな薬です。

    返信削除
    返信
    1. ふむー、ステロイド系吸引薬みたいですかね.それは効くかもです.
      お大事にどうぞ~

      削除