2020年9月3日木曜日

STM32でDCC/DDCを作る方向で (57) 設計資料 DSD対応

告知です.
コミケ99にて当社のDDC/DACを頒布いたします.
  日付   2021年12月31日(金) 東地区 テ-40b  東5ホール
  サークル名    bangflat
コミケにお越しの際はお立ち寄りいただけますとありがたいです.
商品紹介ページを作りました.
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STM32でDCC/DDCを作ろう!            INDEXページへ

情報が間違っていても責任とらないし賠償とかしないです.

設計資料編は今回で最終回です、たぶん.

DSDには未対応の当deviceですが、DSDにも対応したいと思います.どうやったらできるんでしょうか?

去年の投稿に書きましたけど、
【にわかAVマニアの難航】ラズパイ、AK4495をDSDで鳴らす難しさ
どうやらこの投稿に書いたDoPというギミックに頼るしかないみたいよ.

これがDoPのbit構成です.全体的には24bit audio dataに見える.ただし、audio dataが占めるのは16bitで、8bitはDSDを示すMarkerなのです.これがUSB hostから飛んでくる.

ん? USB hostからこれが飛んでくるだと?
windows10 UAC2.0デバドラがこんな変なstreamを出してくるとは思えない.DoPはUAC2.0の規格じゃないから.winデバイス画面にもDoP項目なんか無い.

Rapsberry-piのvolumioからはDoPを扱えましたが、windows標準のUAC2.0ドライバだとDoPの可能性が閉ざされているのかもしれません.

ちょこっと調べたところでは、UAC2.0ドライバは単なるaudio streamを流す管であって、DoPの細工はデバドラの上の階層で行うようです.そのために各社から提供される専用デバドラがある.あちゃーっやっぱデバドラがネックだよ.

困ったぞ.win10からDoPを出すところを調査継続でぇす.

かしこ

10 件のコメント:

  1. 私は知らなかったんですが「DSDフォーマット」って、元々は「SACD(Super Audio CD)」用のオーディオフォーマットだったんですね。
    ※SACD自体は知っていたが、特殊なプレーヤーが要るとかで、興味がなかった。
    PlayStation3で再生できるらしいが、そもそもウチにはゲーム機が一台もないので・・・

    ※ちなみに、DSDの原理である「1ビットオーディオ」自体は、昔からあったし良く知っていたのですが、「規格化された」のを知ったのは、最近のDSDからです。

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    1. SACD→DSDの派生と言うか系譜でしたか.
      1bit audioは1994年ごろ、ソニー芝浦のわたしの前の作業台の人が盛んに研究開発してました.後にSACDになりました.

      当デバイスでDSDを聞けるように実装したとしても音源が少ないので恩恵は少ないですけどDACがDSD対応なので音を出してみたいです.

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    2. >DACがDSD対応
      それって単に、
      「DSDマーカーを取っ払って、残りのデータをバッファリングして、連続データにして、その出力をLPFを通した」だけですよね!?

      ※個人的には、
      「バッファリングして、連続データに」のところで、例の「ジッター問題」が
      浮上するような気がするのですが、その辺はどうなんでしょうね?
      ※なんか、PLDあたりで「自前で」デコードしたほうが良いような・・・
      でもまぁ、次段の「LPF]に、ノウハウがあるという話もありますが。

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    3. >その出力をLPFを通しただけ

      あははーそのとうりです.data線にCRをはんだ付けしただけで音声になりんすw

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    4. SPIを駆動するclockはXTALを分周したものです.PLLではなく.
      なのでFPGAが発するjitterが最後まで残ります.
      タイムインターバルアナライザが欲しいです.pSec-rmsを測定したい.

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    5. >1bit audioは1994年ごろ
      ホントこの頃は、各社でいろいろ研究されてましたね。私も当時、いくつか研究発表会に参加したことがあります。(もちろん、聴衆として) 曰く、
      ・1bit audioは、AD/DAコンバータのリニアリティ問題から解放される。
      ・真の「Hi-Fi」オーディオと言える。
      ・回路が簡単になるので、LSIの設計が楽になる。価格も安くなる。
      等々、夢のような言葉が並んでいました。

      でも、当時はまだ「周辺技術」が整ってなかったので普及までには、やっぱり20年かかりましたね。
      ※当時は、パソコンのクロックが最高でも40MHz程度。Z-80バリバリ現役でした。
      そこで、ビット数は1ビットでも、サンプリング周波数が数Mから数十メガなんて、とんでもない速さでしたね。

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    6. >FPGAが発するjitterが最後まで残ります
      ですよねぇ・・・

      ※個人的には、「小細工したDSD]よりも、
      「丸々CD一枚分をRAMバッファに入れた」jitterレス再生
      (当たり前のように数ギガのメモリが積めるようになった昨今ならではの技術。
      CDなんて高々700MBくらいだし。)
      のほうが、いい音がするんじゃないかと思うのですがね。

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    7. >jitterレス再生
      すると今度は、
      「録音時のジッター」
      が、問題になると言う矛盾・・・

      ※Hi-Fiオーディオには、悩みの種が尽きませんw

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    8. あ、閃いた。
      「丸々一曲分のDSDデータ」の入る「シフトレジスタ」
      (何ビットになるのだろうか・・・)
      を作ればいいんですよ!
      それを、「原子時計ベース」のクロックで駆動する。

      ※LSIパターン的には、簡単なはずだから、どこかのメーカで作らないかな・・・

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    9. ジッタクリーナーというICがあるんです.
      ハイエンド機ならそうゆうのを実装している感じがします.
      50pSクラスなら¥200ぐらいで買えるくらい.
      5pSクラスだと¥3000とかするくらい.

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