3Dプリンタを作ろう!
ありとあらゆる?トラブルにまみれ、日々3DP能力向上に努めているわたくしです.
こんどは、V6 ホットエンドのスロートの温度上昇問題で絶賛死亡中です.
発端は、、、人気の無いこういう形状のV6ホットエンドを使った事でした.
↓不人気品を説明する前に、人気のあるホットエンドの説明から行きましょ.これが人気品です.全ネジのような部品をスロートと呼びます.
↓スロートのくびれの右側はヒーターに首を突っ込むので200℃に熱せられます.くびれの左側は放熱器にねじ込まれファンで冷却されます.すなわち、左は涼しく、右は熱いという難しい要求があります.そこで左右を断熱するために「くびれ」があるわけ.ただ、くびれの部分で内径が変わったりテフロンチューブ径が変わったりするので、そこにフィラメントが引っ掛かるというトラブルを経験しました.それが嫌でした.
↓それで不人気品のご登場です.放熱器とスロートが一体成型されているので、テフロンチューブも貫通できて構造がシンプルでフィラメントが引っ掛かることも無く、良さそうな気がしたんです.
ところが、スロートの「くびれ」が無いため、ヒーターの熱が全部放熱器へ上がってきやがる.それで放熱器の下10mmぐらいの部分でフィラメントがぶよぶよに溶けるんですよ(FANで冷却しても).お餅を喉に詰まらせて死ぬ老人は毎年見過ごせない数に上るらしいですが、哀れこの不人気品もフィラメントをスロート(喉)に詰まらせて死んでしまうんですな.
やっば逆張りはダメねぇ.人気の無い部品や構造には罠がある.この連載で目論見倒れに終わった「XYZ軸全部リードスクリュー」も動作速度が遅いという欠点ゆえに人気が無かったわけでした.
追記: ホットエンドを交換してちゃんと打てるようになりました.
BL-Touchの不具合でズタボロになっていたのが左側.今回正常に打てたのが右側です.
ジャイロイドというインフィルで打ちました.
【おしらせ】
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