2021年6月17日木曜日

石定盤 自作3Dプリンタ、3号機完成、静電型近接センサの注意点

3Dプリンタを作ろう!

今日は3号機の電装を丸一日やってました.3号機が完成&稼働です.自分としては完成度はほぼ100%.もう2号機は使わないと思う.さようなら2号機.予備として3号機をもう1台作ります.

3号機を稼働させるにあたって最後のトラブルは、静電型近接センサでした.

静電型近接センサはオートレベリングに使うものです.ただし、3DP業界での採用例は少ないです.
1)最も採用例が多いのはBL-Touch
2)つぎは誘導型近接センサ
3)あまり見かけないのが静電型近接センサ

静電型近接センサはステージの材質がガラスでもプラスチックでも構わないので採用しました.でも、採用事例が少ないだけあって扱いにくい物のようです.

静電型近接センサ(型名LJC18A3-B-Z/BX)は、半固定VRで感度を変えられます.感度を低めたときには、1mmぐらいまで接近しないと反応しません.高感度にすると10mmを超える距離でも反応します.
当初、3号機では取り付け寸法の都合で高感度設定にしました.対物距離13mmで運用しましたらトラブりました.何か起きたのかと言うと、静電型近接センサの周囲に手かざしすると誤反応してしまうんです.感度が高すぎでダメでした.
↓手かざしで反応してしまう様子がこの写真です.
←手かざし無し、無反応
←手かざし、誤反応してしまう

誤反応回避のため静電型近接センサは低感度で使うべきです.そういう面倒くささが静電型近接センサの採用例が少ない理由なのでしょう.
センサを低感度設定にし、対物距離1.5mmぐらいにしました.その時のノズルクリアランスは0.5mmにしました.

以上をケアした上で、さらにこちらで書いたオートレベリング補正を追加して成立するようになりました.  オートレベリング0.3mm誤差→Marlinソース変更

ちょっと面倒な静電型近接センサなのでしたー

かしこ



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