2022年2月8日火曜日

【にわかAVマニアの帰って来たAKM】VELVET DAC AK4490/AK4493 祝復活

1月31日に旭化成マイクロのVELVETシリーズDAC復活の発表がありました. →こちら
しかしその内容は比較的低SPECのDACであり、VELVET復活とは言えないだろうとのヒラサカさんの感想でした.

ところが昨日新たな発表があり、AK4490とAK4493が追加で復活するそうです. →記事
おめでとうございます.明けましておめでとうございます.帰って来たAKM.

以下ではAK4490R、AK4493Sの設計について考察します.

おっ、と思ったのが2者共に「PCM/DSD自動切り替え機能」が追加されました.これが追加されたということは、単なるプロセスコピーやプロセスシュリンクではなく、半分ぐらい新設計と言えるでしょう.
AK44xxシリーズはdigital無し、analogオンリーの設計ポリシーのように思います.ただそれだとESSのDACに比べると使い勝手は劣ります.AKMは若干ながら修正してきた印象です.

かつてわたしはこのような投稿をしたことがあります.AK44xxシリーズを横断的に分析しました.今回はこれに4490R,4493Sを織り交ぜてみます.

【SNR比較 (ステレオモード)】
4490(120dB), 4490R(120dB), 4495(123dB), 4493(125dB), 4493S(125dB), 4497(131dB), 4499(134dB)

新型は旧型と同じSNRです.

【発売時期】
datasheetから拾った凡その発売時期.以降は発売日順に並べます.
4495(2013.9), 4490(2014.4), 4497(2016.4), 4493(2017.12), 4499(2019.5), 4490R(2022.2), 4493S(2022.2)

【電源電圧】
電源電圧はプロセスの変化時期を推測するのに有用です.
 デジタル系  4495(3.3V), 4490(3.3V),
                      4497(1.8V), 4493(1.8V), 4499(1.8V), 4490R(1.8V), 4493S(1.8V)
アナログ系  4495(7V), 4490(7V),
                      4497(5V), 4493(5V), 4499(5V), 4490R(5V), 4493S(5V)

電源電圧から推測すると、セカンドインパクト前のAKMには2種類のプロセスが在ったと考えられます.
すなわちこうです.
    古いプロセス:    4495、4490
    新しいプロセス: 4497,4493,4499,4490R,4493S

今般のポイントは、4490(古)→4490R(新)になったところです.恐らくAKMは旧いプロセスを捨てたのでしょう.
だとすると、セカンドインパクト後のセカイにおけるAK44xxシリーズの展開は次のように考えられそうです.
1)4495はプロセスが古いのでこのまま復活しない
2)4497,4499は新プロセスなので復活する可能性がある

4495が4495Rとして復活するかもしれませんが、ただSPEC的に4493Sでカバーできてしまうのでラインナップから除外というのがヒラ予想です.

なにしろ今般の4490,4493復活により、4499復活の期待が出てきました.ぜひとも4499に復活してもらい王座の地位を欲しいがままにしてもらいたいものです.しかし高いぞー

かしこ

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