シロアリ＆耐震、自己流リフォーム （３１日目） ザビ家打倒の件

伊勢原リフォーム３１日目は残業をして壁の補強を完了させました．梁へ合板を打ち付けるには、様々な凹凸を避けなければいけないので、合板の加工に手間がかかって大変なのでした．

今日のリフォームのハナシはこれでおしまいでして、昨日につづいて実家に住んでいる両親の観察結果について、父親がボケかかっていて人格が変わってしまったというハナシです．

わたしは父親のことが嫌いです．父親はわたしのことを嫌いではありません．わたしが父親のことを嫌いな理由は、父親がわたしのことをさんざ虐めてきたからです．

父親は「メインカルチャー以外は許さん主義者」なんです．も少し正確に定義すると「メインカルチャーに造詣が深い自分がカッコイイ」くてしかたがないという風変わりなナルシストでもあります．それゆえに、自分がメインカルチャーをのみ擁護するという立場をことあるごとに明確化することで気分が高揚するという変な虚栄心を持っています．

一方、当ブログを読むと判る通り、わたしはアニメが大好きです．アニメばかりでなく「サブカルチャー」全般が大好きです．そんな「サブカル領域の者」が父親の近傍にいたのですからひとたまりもありません．チクチクと虐められ、父親のナルシズムを高揚させるための餌食になってしまいました．「オレには理解できん」「くだらない」「いいかげんにしろ」などなどの暴言、、、、 高校生ぐらいになるともういい加減にしてくれということで、それ以来完全無視．好きにさせといてやるけれど、とにかく無視．父親はなんで無視されているのか全然わからないみたいで、周囲との軋轢を回避する程度には自己のナルシズムを抑圧しといた方が得だよねっていうバランスある脳神経の生育がしなかったみたいなんです．

噴飯ものなことに、父親にとってメインカルチャーに分類され承認できるＴＶ番組は「水戸黄門」「笑点」ということになっていて、そんな能ナシに「水戸黄門」に比べて「ガンダム」はくだらないなどと虐められ続けてきたわけですから、サブカル領域に棲息するわたしの苦しみがご理解いただけるかと思います．というわけで、わたしにとって父親は、キャスバル兄さんにとってのザビ家のごとく、打倒すべき敵なわけであります．といっても、バカは論破できないので打倒不能なのですが．

しか～し、その父親がボケてしまった．アルツハイマーというわけじゃないのですが、状況判断ができない程度にはボケている．その結果なんということでしょう、「ナルシズム」「虚栄心」のような父親の動機を最も強く規定していた人格要素が解脱してしまいました．もはや人格が変わってしまって、あれほど嫌いだったチャラいＴＶ番組を観てもなにも感じなくなっている．別人になってます．老人というのはこうして粘着質が薄まってだんだん死んでゆくのだと判りましたよ．まるで『灼眼のシャナ』の「トーチ」みたいなのさ．

父親の内部に潜んでいた、打倒すべき悪の人格が解脱したのでうれしいかというと全然そんなことはないです．わたしを苦しめたナルシズムを滅却させて何オマエはケロッとしてやがるんだ、という不満を感じます．犯行の動機も語らず、遺族への詫びも言わず、死刑が執行されてしまった犯人に納得がいかない犯罪被害者のような心境が、今のわたしの心境です．

そんな父親を反面教師にしたわたしは、自分の子供の趣味嗜好に難癖をつけるようなことは一切しておりません．

かしこ

３０日目へ    ３２日目へ


人気ブログランキングへ