その1 謎のトイレスイッチ
近所の人のトイレのスイッチが壊れたので交換しました.まずは下見で問題のスイッチを観察してみたところ、ただのスイッチのくせになぜか3本の線が接続されていてわけがわかりません.
既設品の型番はWN5273Kというやつで、いまは廃盤で売られていなくて、代替品のWN5276が売られています.このWN5276が¥1700ぐらいする高価な品で、一体どういうスイッチなんだよと思いました.そしたら、外見はトイレの灯りのスイッチなのだが、スイッチを切った後で換気扇が3分間作動した後に自動的にオフになる、という賢いスイッチだったのです.上の写真では、赤が電灯、白が換気扇の配線です.
交換は簡単に終わりまして、既設品をもらって帰りました.なかに3分タイマーが入ってるわけでしょ.それもメカニカルタイマーが内蔵されているはずです.一体どんなメカが入っているのだろうかと分解してみました.
↓まずフロントのスイッチパネルのパーツはこんなです.そんなに驚きはありません.
↓後部ケース.凸形状がただ者ではないことを形で主張しています.
↓電極関連パーツ.ネオン管パイロットランプもあります.
↓問題のタイマーパーツ.小型ぜんまいがビーンとか音を立てて飛び出してくるかと警戒していたのですが、ぜんまいは入ってませんでした.特徴的なパーツは、一対のドーナツ形状の強力な磁石でして、磁石の回転吸引力でじわじわと3分間かけて磁石の回転角度が変化するのではないかと推測します.そんな回転機構があるなんて知りませんでした.
ざっと数えたパーツ数は42ヶ.これなら値段が高いわけだわ.その2 引っ掛けシーリングのレセプタクル
台所の照明が暗くて困っているので、多数のLED電球を分散配置して手元を明るくしようと思っています.それで引っ掛けシーリング型のレセプタクルを探したら、こんなのが売られていました.¥900ぐらいとかなり高価です.型番はWW4410WK.三角錐の部分はただの飾りなので引っ張るとはずせます.
↓さらに分解できまして、右側の引っ掛けシーリングコネクタが”土台”になっています.なかなかクールだなぁ.
↓レセプタクル部分を裏から見るとこのように引っ掛ける電極が見えます.
↓引っ掛けシーリング部分は、ハンバーガーのバンズのように2つに分割できる構造です.ますますクールかと思ったのですが、残念なことに結線方法がネジ止めなんで、これは工事がめんどくさい.差込みタイプだったらよかったのに.これ以上買うのはやめておこう.
台所の解体
既設の台所はこんな感じです.庶民のあこがれである”出窓”になっています.間取りはダイニングキッチンなんですが、ダイニングとして利用していたのは最初の頃だけでした.他人事ながら不満なのはとにかく暗いことです.こんな暗い部屋でよく料理なんかする気になるなと思います.年寄りは部屋の暗さにあまり頓着しないようです.この台所のリフォームには明るさにこだわりたいと思います.
↓写真奥のグリルを囲む壁にはステンレス板金が張られています.ここはキッチンパネルに変更する予定.シンクには懐かしいガス瞬間湯沸かし器がついてます.ガス瞬間湯沸かし器は目の前で火が燃えますので反応が早いのが好きです.
↓台所を解体してしまうと料理が出来なくなり、住居機能がかなり阻害されますので、台所の施工は天井側から先に行うこととして、床の解体をなるべく先送りすることにしました.台所を埃まみれにしつつ、吊り戸棚と壁を撤去しました.そしたら久しぶりに筋交いを発見しました.
↓筋交いについて.いままでやった解体で青い部分の壁の構造を確認済みなわけですが、筋交いを発見したのは赤で囲った場所だけでした.地震でヘナヘナと倒れてしまいそうな家であります.
↓台所の天井は910x455mmのジプトーンが張られています.ジプトーンは着脱可能ですから、台所の天井工事は楽勝だぜと思っていました.ところがよーく観察したら、ジプトーンが釘で固定されているじゃありませんか.これだとまともには外せません.これに気づいたわたしが「monkey magic」のイントロの堺正章のように『アチャーッ』と発声してしまったのはいうまでもないことです.どうやって外そうかなー?
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おもしろいですね。見た目は3路スイッチのようなのですね。
返信削除注意事項に「スイッチを入れるとギアを巻く音がしますが異常ではありません」と書いてますね。
そうそう、3路かとおもっちゃったのでした.
削除ギアの抵抗によって、スイッチに若干の抵抗を感じます.
こんなケッタイなスイッチをよく作ったもんです.
さすが松下電工.
ちょっとした工夫で気の利いた事が出来ますね。SW一つで
返信削除階段の天井ライトを1階と2階でON/OFFする。
(どうして1階と2階でON/OFF出来るか、答えを見るまで分かりませんでした。
SWとして考える事をしなかつたので、考える事が下手に成ってしまった気がします。
答えを見てしまえば、なるほどと理解出来るのですが。
回答:1階と2階のSWに渡り線を配線する事でした。)
トイレSWの夜間照明:OFF時は点灯、ON時はOFF(常時ONでも良いが、ネオンランプと
言えども必要の無い時は、OFFして省電力を考えての事なのかな-?
ブレ-カ-SWも賢いと思います。家のヒュ-ズを飛ばして、よく叱られました。昔、昔
の話。
私達は、電子回路で組む事を考えがちですが、昔では、便利な部品が無く、その様な
カラクリ的な、メカを使用する事に成ったと思います。
小学生のころ遊んだSWは、ナイフSWでしょうか?今の様に、スナップSWなどは
無かった様な気がします。?
うおお~~
返信削除謎の と書かれると禁断症状が出てしまう~
しかし、自分で電気工事も出来ると良いですね!
うちは、コスト削減のためか点きっぱなしです。吐きっぱなしではありません
”謎の”は重要な接頭語です.
削除10巻が出たばかりなので脳の一部がなぞかのに占められています.
3分間と言いますと結構中途半端で半導体には短すぎ、熱電式には長すぎます、
返信削除おそらく円盤が皿形とかになっていて、交流磁界で転がりながら少しずつ回り、
解放点に来たらぴょんと跳び上がって、動作するのではないでしょうか?
昔はSCR式(ショートやオーバーロードで良く壊れました)でやはり結構高価でした。
以前バイクに電球電流に関係ない半導体式ウインカーを作ったことがありますが、
結構ややこしかった。
引っかけ丸形は重量タイプで後ろに金属板が入れられる様になっています、
このせいか薄くするのにネジ止めが多く、差し込みでは抜けたりするのでしょうか?
円錐スカートの止めはスプリングのようですが、以前型は長方引っかけにネジ付きが多かったようです。(ネジナットを外して円錐をねじ込みます)
電工部品も品代わりしているのが多いようですね。
間違ってT社製やシナ製(OHM)はサイズが合わなかったりします。
「半導体には短すぎ、熱電式には長すぎ」
削除そんな感覚がありますね.
「薄くするのにネジ止めが多く、差し込みでは抜けたりするのでしょうか?」
今日では引っかけシーリングはVVFの差し込み型が主流なんですが、この商品は薄すぎて差し込む長さを確保できなかった模様です.
「T社製やシナ製(OHM)はサイズが合わなかったり」
松下電工以外だと、微妙に寸法が違って思わずトラブることがありますね.ELPAの電工パーツも売られていますが、基本的に避けています.
OHMの蛍光灯とLED電球が次々に故障するのにはこまりました.
追伸
返信削除よく見るとナイロン歯車が入っていますね。
これですと簡易時計式、時計は天賦とひげゼンマイで、
正確なリズムが刻めますが、簡易式は風車を回したり、エスケープと言われる天賦代わりに重りとエスケープでコチコチ
と時を刻むのがあります風車式は遠心の重りブレーキで大体の速度を保ち、エスケープは重り付きかぎ爪が触れ止めに当たる様にするとそこそこの精度で時を刻みます。
(ダイヤル式キッチンタイマーなどによく使われましたが最近はクオーツですね)
ちっこい歯車が入ってるんです.手で組み立てているんでしょうか?
削除自衛隊の電気職は電工ナイフ、ペンチで接続できないと合格できません。
返信削除だからHOZANのP-957を使って楽こいて電工の実技試験に通るような私はお呼びでないのでした。
そして買ってしまった工具とパーツと本が余ってしまって困っているというのは皆さん共通の悩みで、HOZANばかりが儲かってうれぴーという、、、
削除だいたいはホームセンターで間に合うのですがKIP線だけは手に入らずネットで買いました。KIP線はとても臭いです。
削除またいつか1種を受けようと残しています。
やはり一人前になるにはナイフ職人にならなければだめの様です。
2種では出題されない引き込み線の太いやつですね.
削除練習パーツが高いという電気工事士試験に共通の悩みかと.
臭いとは知りませんでしたがw