しかし、実際にやってみると、いろんな事が分かります.はっきり言って失敗でした.立て直しが必要です.
↓ネットの情報から、こういう井戸掘り工具を作ったわけでして、今日はこれを使ってみましたが、この工具にふさわしい掘削条件では無かった為、この工具はほとんど無力でした.どんな構造にしたのかは過去記事を参照してください.ポールの長さは3mです.
今日の作業を振り返ってみます.
↓立てかけてあるパイプは2mのVU75です.下半分には通水穴をたくさん空けてあります.先端には継ぎ手を接着してあります.これを穴に挿入することから作業開始です.上手く掘れますように.
↓穴に挿入した状態.すでに125cmの穴を掘ってあったので、地上に出ているのは75cmだけになっています.上手く掘れますように.
↓パイプ内に注水.
↓そしてこれが最初に地下から引き上げた状態です.溶けたチョコレートのようで美味しそうですが、なんとパイプ内に何も入ってなかった.どうして何も入ってなかったのかというと、地下では水と泥がまざったドロドロ状態になっていて、あまりにも水っぽいためこの掘り工具の構造ではドロを捕獲できないのです.
↓ゴム製の弁が弱くて弁の役目を果たしていない可能性を排除するため、ネジでゴム受け強度を増してみたけど、効果なしでした.やはり水っぽすぎて何も上がってきません.失敗です.
↓しかし今日の作業が全くの徒労だったわけではありません.上からガンガン突くと、柔らかめの泥(ほとんど粘土状の赤土)がパイプの中にゴッチョリと詰まって上がってきました.(ちな、地下150cmから土質が赤土に変わりました)
これで掘削を進められますが、しかしこの状況なら弁なんか不要なわけです.ただのパイプで足りるはずです.
↓ゆえに、現状のような粘土に近い土質を掘削するなら、このような螺旋形の穴掘り工具が最適なのだろうと推察した次第です.
そして、弁と排水穴のある穴掘り工具は砂利っぽい土質の場合にのみ有効なのだろうと思いました.まぁ予想どおりの展開ですがね.
というわけで、穴掘り工具を単純なパイプ型に変更してリトライする事にしました.
後日レポートします.
いま、雨がたくさん降っています.水が溜まっていたらなんか嫌だなぁ.
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VU75パイプの加工について、ノウハウを1つ書いておきます.
↓VU75先端部に継ぎ手を接着しておくのは、先端を少し太くしておくことでVU75の貫入をスムースにする効果を狙ってのことです.
↓しかし継ぎ手の副作用がありました.継ぎ手の内径には2mmぐらいの凸が在ります.この凸が掘り工具とガツガツと衝突して作業性が悪いです.これは容認し難い.
↓そこで穴あけドリルを使って凸部を削り落としました.
↓これでOK、スムースな穴掘りができるようになりました.先端に継ぎ手をつける場合はケアしておくことをオススメします.
今宵はここまでにしとうございます.
かしこ
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