台北への飛行機で、あれば観たかったのは「ララランド」でしたけどそれは無かったので、「ブレード2049」を再度観ましたら、途中で台北に着いてしまってラストまで観れませんでした.長い映画は近距離路線には不向きですな.
奥さんは「博士と彼女のセオリー」という映画を機内で観ていたそうです.奥さん曰くホーキング博士の女性・家族関係を描いた映画だったとのこと.離婚と再婚と、最初の妻との間に娘がいるんだったかね.ちなみに英題は「The theory of everything」だそうです.邦題との違いに呆れてしまうものの、邦題の方が映画の内容にマッチしたタイトルのように思います.
しかしまぁ50歳代のババアにも知られていてあまつさえ映画まであるとは、ホーキング博士は超有名人ですな.ババアには宇宙論科学者なんかに縁が無いだろフツー.やはり車椅子の科学者という独特な風体が彼の名を知らしめたのでしょう.
晩年は宇宙人コンタクトの警告など突飛な発言が注目されたりもしていて、あのホーキングの発言というニュースバリューの高さゆえますますメディアの取り上げが多かったものと思われます.
仮にホーキング博士が健康体だったとしても、ブラックホール特異点の先駆的研究ってのが検証されるほどは長生きできないだろうから、ノーベル賞は難しかったでしょう.もっとも今時の宇宙論の理論屋さんは皆さん同じだと思いますが.(死人はノーベル賞の対象外です)
ひも理論の有名人エドワードウィッテンのお言葉、
「ひも理論の数学は何故か22世紀の数学が20世紀に間違って出てきたもの。私は22世紀の数学で頑張るが、君たちは21世紀の数学である場の理論をやりなさい」
う~ん、なんとカッコイイのでしょう.しかし22世紀の研究してる人がノーベル賞を獲れるわけがないわw
ホーキング博士は当初、ひも理論に批判的だったそうです.反論の一つが「ブラックホールの底が絶対零度じゃないのはなぜだ?」という問いでしたが、後にひも研究者により解明され、結果的にホーキング博士はひも理論の発展に寄与したそうです.量子論に批判的だったアインシュタインが量子論の発展に貢献したのと状況が似ています.
科学者には珍しく晩年まで話題豊富だったホーキング博士のご冥福をお祈りいたします.
な~む~
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