2025年9月20日土曜日

しょぼいアニメが結構人気になる昨今の状況はなぜか?

すずめの戸締り、チェンソー、レゼ、アポカリプスホテル、、、
数年前から感じている、人気アニメの違和感について.

違和感とは、
 しょぼいアニメが結構ウケる、なんだそりゃ?

すずめの戸締り
すずめの戸締りがしょぼい理由について以前書いた.新海作品の中で出来の悪い部類.評価して差し上げる理由が無い.だがすずめの戸締りに心酔する者は多い.

中山ドラゴン版のチェンソーマン
アンチが大量発生したが、ヒラサカの評価は実質的に歴代No.1アニメだ.
どうやらATG的な動画を受け入れられない者がアンチの正体のようだが、アンチ各位に自分が何を嫌っているのかの自覚が皆無なので言語化もできない.

アポカリプスホテル
なんとこれに心酔する者がいる.わたしは3話斬りだったかな.
変なの、と思いつつもスルーしていたが、先日見たポストが奮っていた.
岡田斗司夫への苦情ポストだったと推察するのだが、
こんな中身のポストだった.
「アポカリプスホテルはセンスオブワンダーを現代人向けに再構成した作品なので、センスオブワンダーをかつて楽しんでいた老人は黙っててもらえますか?」
これで作品を擁護してるつもりなんだからヤバいが、
別の意味で納得するものがあった.
「アイドル商売は、古いファンが去り、新しいファンが流入するビジネス構造なので、既視感があっても焼き直しでもいいんだ」
アポカリプスホテルもアイドル商売と同じだと言っている.ああなるほど.

日本のアニメ業界にとって新しいマーケティング構造に突入したのかもしれないねぇ.
過去作品を観て体系的理解の域に達するヲタクはアラフォー以上に去り、
20歳代のカジュアルヲタクはなんにも知らない連中 ←こいつらの比重が増大

すなわち、わたしの違和感の正体はこうゆうことなわけだ.
 「すずめの戸締り」は伝奇小説の焼き直しがウケた
 「アポカリプスホテル」はセンスオブワンダーの焼き直しがウケた
 あのなぁオレは焼き直しの先祖返りを察知するし飽きるぞ評価しないぞ

なろう系はどうだろうか?
焼き直しは忘れたころにやられるべきだが、過剰供給で飽和させちまった.
KADOKAWAさん自業自得ですか(笑)?

リメイク作品はどうだろうか?
初回製作が忘れられた頃にリメイクしても、ぜんぜん成功しないねぇ.
やはり現代風に焼き直さないとダメなんでしょう. →ガンダムSEED

チェンソー・レゼ編
ほんの数日前にみたばかり.劇場の客層が20歳代だった.
こちらに書いた通り、出来はAクラス.
チェンソーならばもっと頑張ってSクラスであって欲しかった.
しかしもしかしたら、20歳代にはAクラスゆえにウケるという皮肉な状態を見れるかもしれない.

薫る花は凛と咲く
売れてる作品ではないが、これも一種の先祖返り企画だなと思いつつ見ている.
 「凛太郎君だから素敵だと思ったんだよ」(ニコッ)
これじゃぁさ、まるで「なかよし」掲載の中学1年生向けマンガじゃないか.
ANIPLEXがそれをアニメ化したのに驚く.
「冴えカノ」で性格悪い女子ばっかりのハーレムを描いたANIPLEXをして、なんで幼児退行みたく「なかよし」なんだよ、ヤバいだろって.どうゆう企画だよ.

結論:なにも知らない新規参入者向けマーケティング

かしこ

17 件のコメント:

  1. アポカリプスホテルはキャラデザは竹本泉ということで
    古いひとには受けたらしい
    そういえばなんか見たことある気がしてました

    返信削除
    返信
    1. 竹本泉は66歳なんですね もうそんなかぁ

      わたしにはとくに刺さりませんでしたが

      削除
  2. >アポカリプスホテルはキャラデザは竹本泉
    「竹本泉」って、
    ・66歳の爺さん
    だったのか・・・女性だと思ってたよ。ここ
    https://ja.wikipedia.org/wiki/竹本泉
    にも、そんなことが書いてあるけど。
    >「竹本の作品はアニメ化の機会に恵まれず、2025年時点ではアニメ化された作品は無い。」
    と言うのも、意外。
    ※「アポカリプスホテル」も、
    ・竹本がキャラクター原案を務め
    ・コミカライズ版である『アポカリプスホテルぷすぷす』を連載
    しただけで、原作者でも何でもない、らしい。

    私も「絵が描けたら」今頃、
    ・全く違う人生
    を、歩んでたのだろう、か?・・・(サイキンコレバッカリ

    返信削除
    返信
    1. 竹本泉のホームページ
      http://www.himawarihouse.com/index.html
      ひまわりはうす
      ※なんかコレ、
      >©1996-2025  ひまわりはうす/竹本泉
      ってあるんだが。つくりはシンプルだし、
      ・阿部 寛のホームページ並み(あるいはそれ以上?)
      に、「表示が早い」な・・・
      ・Sorry, This Site Is Japanese Language Only
      ・content="text/html;CHARSET=x-sjis"
      (そうです。何と「Shift_JIS」で書かれてます・・・)
      なんて、「数十年ぶり」に見たわ。驚き。

      削除
    2. 彼の画をみて吾妻ひでおを思い出してしまいました
      吾妻ひでおはそれなりにアニメ化されたし見てた
      コロコロポロン大好き
      ななこはフツーぐらい

      ちなみに、わたくしマン研出身です
      画を描けるひとをたくさん知ってます
      画で食う方向へ向かった先には破滅と屍が待っていました
      画で食えるのはほんの一握りのようです
      厳しいので~えいめん~

      削除
    3. >吾妻ひでおを思い出してしまいました
      同じことが、Wikipedia にも書いてありました。
      >その作風を端的に表現したものとして「エロとグロのない吾妻ひでお」という評もある[2]。
      ※[2]には、「吾妻ひでお『ななこSOS』第2巻解説、ハヤカワコミック文庫」とあるので、コミックの解説にそう言う記述があるのでしょう。持って無いから知らんけど。

      削除
    4. >わたくしマン研出身です
      私は「漫研」には所属してませんでしたが、隣の部室が「漫研」だったので、そこに入り浸っており、何故か(部員でも無いのに)一緒に「コミケ」とか行ったことがある。

      削除
    5. >吾妻ひでお『ななこSOS』第2巻解説
      http://motoken.na.coocan.jp/tojo/book/comic/nanakos2.html
      ななこSOS 第2巻
      ※解説と言うか、
      ・解説マンガ:「ななこ解説」竹本泉
      ってのがあるから、自分で書いてた(そう言っていた)のか・・・?

      削除
    6. >エロとグロのない吾妻ひでお

      そう、それよそれ

      漫研とアニメ研はいろいろと微妙な差異がありました

      削除
    7. >漫研とアニメ研はいろいろと微妙な差異
      ウチのところには、「アニメ研」と言う部は無かったな。つか、
      ・「漫研」と言いつつ、「小説も」「SFも」「アニメも」
      何でもかんでも扱ってたな。

      削除
    8. まぁ、コミケの歴史(変遷)を見れば分かるけど、最初は、
      ・「コミック」マーケット
      だったけど、そのうち、
      ・「アニメ」とか「音楽」とか「ソフト」とか、何でも扱うようになった
      のと、同じかもしれません。

      削除
    9. >「ソフト」とか
      は、「コンピュータのプログラム」と言う意味の「ソフト」です。
      ※最近は「メディア」の意味のソフトもあるからややこしい・・・
      あと、コミケでは「ゲーム」も扱ってましたね。
      (これにしても、「コンピュータゲーム」から「TRPG」まで、イロイロあるから、ややこしいですが・・・)

      削除
    10. SF+漫画+アニメは1つにまとめてもよろしか
      別に仲が悪いわけじゃないしね

      夜の部室でイチャラヴ

      削除
  3. しかし、アニメって昔は、「吾妻ひでお」にしてもそうだけど、
    ・SFが(何らかの形で)下敷きになっていた
    モノが多かったけど、最近は、もうそんなことは無くて、
    ・(想像力にまかせて)何でもアリ
    になってきた辺りから「つまらない作品」が多くなってきた気がする。
    ※まさに「他人の『マスターベーション』を見せつけられるような」作品が増えてきた気がする。まぁ、制作会社も「数をこなさなきゃいけなく」なってきて、そう言う、
    ・規格外の作品も、容認
    するようになって来たんだろうな・・・
    ※「他人の『マスターベーション』」でも、時々「面白い作品」は有るので、全否定はしませんが。

    返信削除
    返信
    1. スターレッド、那由多みたく、
      少女漫画がSFの先端だった時代もありました

      大河ドラマがマスの興味を引きつけていられた時代

      削除
  4. >ハヤカワコミック文庫
    今気づいたけど、早川は、いつの間に、
    ・コミックも扱うように
    なってたんだ・・・?
    ※「早川書房」と言えば「ハードSFの老舗」だったのにな。
    コレも時代の流れなのか・・・・・

    返信削除
    返信
    1. 裏世界ピクニック
      もそうだけど、
      編集長が若返って変わったみたくですかね

      削除