今日は耐震診断で都内某所へ出頭しました.朝6:00に起床し、6:48の電車に乗るつもりだったのに、起きた時間が6:41だったので、恐慌状態で出発しました.集合時刻の15分遅れで済んだのは幸いでした.明日はもっと早く起床しようそうしよう.
遅刻と電車というと、山の手線渋谷駅でのとても楽しい出来事が思い起こされます.いつものように内回りの最後尾に乗ったわたしの目前で駆け込み乗車しようとした20歳ぐらいの女子がいまして、彼女は果敢にも閉じたドアに両手の指を入れてこじ開けようとするではありませんか.オマエはエヴァ初号機かってな場面がわたしの眼前に繰り広げられたわけです.その女子は、なにか重要なイベントに遅刻したと見えて、「わーわー」と泣きじゃくっていました.「素直に成仏せよ」とチェリーのように祈ったわたしの心が車掌さんに通じたのかどうかは不明ですが、車掌さんはドアを開けようとせず、プシュプシュと音を立ててドアを小刻みに開け閉めして、エヴァ女子があきらめるまで辛抱強く待ちました.エヴァ女子の指はプシュという音の度に第二関節→第一関節→中指→消滅してゆきました.彼女は扉の向こうで人目を憚ることなく「わーっ」と泣きじゃくっています.まもなく、彼女を置いて山の手線は渋谷駅を後にしたのでした.不思議なことに、その時のわたしの心を支配していたのはえもいわれぬ達成感による気分の高揚だったのです.なにか清々しい朝でした.
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耐震診断の話題に戻ります.右の写真は、体育館の天井の構造物の劣化をチェックするために、写真撮影しているところです.天井高は15m以上あります.→
体育館の天井には様々な機材がぶら下がっているので、チェックヶ所はたくさんありますから、このような移動式の足場を使うとは聞いていましたが、現物を見たのは初めてでした.
←その足場は、オールアルミ製で意外と軽く、移動が簡単です.もちろん足には車輪がついています.特殊品ですから買うとスゲー高価いらしいです.
足場の上の人が操作しているのは、簡単に言えば10mの棒の先っぽにデジカメが付いている道具です.デジカメを上下に首振りできます.パノラマ回転もできます.高さは棒の伸縮で調節します.
↓このように天井の水銀ランプにデジカメを接近させて撮影したりするわけです.
デジカメはpanasonicの製品で、撮影中の画面を無線LANで飛ばせるようになっており、撮影とかZOOMとかも遠隔操作できる賢い機種です.操作している人が持っているコントローラ端末はNexus7です.Androidアプリで遠隔操作します.
誰がこんな物を考えるのか知りませんが、大道具と小道具の妙であると思い感銘を受けました.「攻殻機動隊」のセボットが早く開発されるといいですね.
かしこ
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関連するログハウスの強度診断に確か広大の名誉教授がショックハンマーの発力を基準に診断を下しました。(普通はコンクリ建築に対してする方法です、もちろん異常なしです)
返信削除その教授が言うには、構造欠陥ではなく、瑕疵問題で争えばいいのにと言うことでした。
そのような検査基準を、裁判官と弁護士が決めて、押し切ってしまうなんて・・
雇ったといえども弁護士は信用できない(弁護費用は着手金だけで後の請求はなく、裁判に使った申告書類を請求すると、後で弁護士が訴えられるといけないから、出せないと拒否されました)、裁判官も(密約をしていると思われ信用できません)
日本の裁判制度は民事も完全に腐っています。
裁判員制度(刑事)は、自分たちでは決めたくなくて、都合良く作ったビデオを見せて(此に対抗できる資料を用意できる弁護士はまず居ません)、決めさせようと言う手段であり、判決が都合が良ければ1審の内容を尊重し、都合が悪ければ2審で好きなように裁く、最も姑息な手法です。
裁判員制度は、裁判官の誘導をあたかも市民の判断と偽装する仕組みだとわたしも思いますので、ま~た冤罪の温床が増えたわーと、嘆かわしい制度ができたもんです.誤るのも裁判官の責任で誤れと思います.
削除国民審査制度とかいう罷免制度があるとはいえ、あれは機能不全ですから困った門です.ちなみに、わたしはいつも全部×をつけます.