昨日は8.15ということでTVでは戦没者追悼番組が多く放送されていましたが、近年は奥さんがお盆の時期に決まって外出になるので、8.15に靖国神社にお参りに行きたいと思いつつも行けずにいます.先の大戦で亡くなられた英霊の皆様ゴメンナサイ.
帰省中の3日間に、実家のスゴ録に溜まっていたジブリアニメを何度も観る羽目になりました.ナウシカ、ラピュタ、アリエッティ あたりですが、改めて観ると「ナウシカ」って謂わば戦記物なのでシャキッとしてて面白いなぁと、感心してしまいました.
平和主義者であるはずの宮崎駿が戦争を描くとあんなにシャキッとしてイイ感じってのは御本人も認める大いなる矛盾なのですが、平和主義者にもいろいろあって、「日本が非武装なら外国から攻められる心配が無いので安心なのだ」というひら的にはキチガイとしか思えないタイプの平和主義者とは宮崎駿は全然違うみたいです.宮崎駿は「攻められたら反撃するのは当然だ」というタイプの平和主義者であって、一言で言うと「重武装中立」に近いように思われます.戦争は悲惨だから、戦争をしない事が重要なのであって、戦争をしないで済むための武装ならばアリだろうという考え.マスコミが作った宮崎駿のイメージとはたぶんずいぶん違います.
湾岸戦争の時にはUSAの新聞に戦争反対の意見広告を出した一員だった宮崎駿でしたが、彼の真意は「する必要のない戦争なんか仕掛けるなUSA」だったと思われます.
日本も、重武装中立ができる一人前の国家に脱皮してほしいと思った8.15でした.なんつって、「中立」は原理的に無謀だから、「重武装・プチ非戦・常に戦勝国側」がいいや.孔子様もおっしゃってるじゃぁないですか「戦わずして勝つのが上策、戦って勝つのは下策」ってね.
8.15にそんな事を考えつつ「ナウシカ」を観ていて、「宇宙戦艦ヤマト」のとあるシーンを思い出しました.冥王星海戦で雪風が撃沈されるシーンです.
↓まずは初代ヤマトから.大破して流れてゆく雪風に対して、シュルツ大佐が「撃ち方止め」を命令したと見えてガミラス艦はもうムダ弾を撃ちません.
↓それに対してヤマト2199の同じシーンを観て、「ぁぁダメだぁ~」と思ったシーンがこちら.大破して流れてゆく雪風に対して、どこを狙ってるんだか判らない長距離ビームを散発的に撃っているガミラス艦隊、という描写になっています.シュルツの艦隊がそんな統率のない戦闘なんかしないだろうがぁ、というのがわたしの心の琴線を逆撫でしてしまったのでした.
初代ヤマトを作った世代はリアルに戦争を知っている世代、2199を作った世代はゲームとSFXでしか戦争を知らない世代.その違いなんだろうなぁ.画面は綺麗なんだけどシャキッとしない2199っていうことでした.
その点「ナウシカ」はシャキッとしてるんですわ.記憶に残った「撃ち方止め」は2ヶ所.
1)ペジテの脱出船をコルベットが撃つシーン (しまった下左絵は間違いだorz)
2)大海嘯を知らせに来たガンシップを撃つなとクシャナが命じるシーン
特に後者はクシャナの立ち位置を印象づける重要な「撃ち方止め」でしたよね.
ところで、ナウシカの続編はどうなるんだろ?
だって、先日のTV番組でジブリは版権管理機能を残して制作部門は解散するとしてますから、もうスタジオジブリのアニメーターは「ナウシカ」を作らないわけです.(そのTV番組はたしかTBSでした.日テレじゃなく.日テレはジブリの制作部門解散に反対していて、鈴木PはTBSを利用して既成事実化を図ったのでしょうか、、、あわわ...)
制作部門が解散する事でフリーハンド化したジブリが、新ナウシカ劇場4部作の企画に熱中することを期待して筆を置くことにしようそうしよう.
息子に監督をやらせるのはやめてくれ
かしこ
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メーヴェですね・youtubeでダクテッドファンモ-ターで飛んでいますが、いまいちです。
返信削除他には羽ばたき飛行機、猛禽に攻撃される・が有りました。
ハヤブサは凧のように風にも乗って、羽ばたきや急降下(200Km以上や400Km近いとも言う)。
メーヴェはあの小型の機体で雲海のその上で機動するんだから良く出来た機体です.
削除メーヴェの飛行速度まで速度を下げて飛行できるコルベットという機体も良く出来てます.
架空ですが.
それに比べると、現実のメーヴェの飛行は辛そうです.youtubeは観ました.
ところでついに非常事態宣言が始まってしまいましたね。
返信削除http://news.yahoo.co.jp/pickup/6127425
エフアイエムエー 反対は これを一番おそれたようで、キャンプの画像を見ると、まるで刑務所。
「イスラム国」が「日本人のスパイのユカワ・ハルナを拘束した」
返信削除これは自己責任か、国家保護対象か?