アニメの表現力が進歩したものよのう、と今期のTVアニメを観て思いましたので解説をば.
↓これはUSAの某古いアニメですが、言うまでもなくフルアニメ(1秒間24コマ作画)で制作されています.カメラの寄り動作とか、カメラのパン動作などが、日本のTVアニメでは製作費の節約のためにやらない、まるで映画と変わらない贅沢な作りになっています.毛皮のコートの揺れる様なんかどれだけ苦労して描いたんだろ、と畏れ多い気持ちになります.
そんな風に贅沢なアニメなのですが、ひら的には物足りなさの残るアニメです.動作速度の遅いヌラヌラとした動きになっているからです.昔の東映動画のフルアニメも同じゆっくりとしたヌラヌラ感でした.結果として動きにキレが足りないんですな.
↓ところが、、、あれっ、フルアニメの
コマ数の多さをスピードアップに活用してやがるじゃん、やれば出来るじゃんとわたしが初めて感銘を受けたのはなんとこのアニメでした.これは実写ビデオから動画を起こしたと予想していますので、リアルスピードになって当然なのですが、腕の振りの速度とかスカートのヒラヒラ速度には、アニメでこれを見れるんだぁと斬新さを感じました.
↓今期放映中アニメの注目度MAXな作品である
「四月は君の嘘」のシーンで、TVアニメでよくこの動画を描いたなぁと感心したのが、第2話のこの演奏シーン.客席のかぶりつきから斜めに見上げた動画なんて描くの難しいはずですが、どうやって描いたんだろ??? そして、この動画がバイオリン奏者のせっかちな動きをリアルスピードで描いていて、動きが速くて良いんだ.これは神動画と言ってよいですよ.
↓なんと、動きの速さでその上を行ってしまったのが
「fate UBW」のこのシーン.セイバーの全速力が早すぎて、移動するセーバーの姿がワンカットに2コマぐらいしか描かれてないの.描けないセイバーの代わりに衝撃波でセイバーの軌跡を表現している.単に動きの速さを描写するだけじゃなくて、慣性に打ち克って加速する様が描写されている.速すぎて描けないから描かないという、アニメである事をある意味で超えた、これも神動画と思われます.
いや~日本のアニメは着々と進歩していますなぁ.
宮崎駿や押井守が世界で注目される作品を作るのは当たり前なのです.日本のアニメ業界が強靱なのは、宮崎でもなく押井でもない、製作費にそんなに恵まれていない一介のアニメ制作チームが、あえてたかがと書くけど、たかがゲームのスピンオフ作品という小作でありながら、こうやってアニメの表現手法を開拓する実績を着々と積み上げているコトなんです.
今期は豊作かもしれませんな. 日本のアニメに乾杯.
かしこ
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42名の民間エコノミストって誰なんでしょうね。検索してもわかりませんでした。
返信削除近々の予想も出来ないんじゃもう首でいいんじゃない?と思います。
1/3はバカ、1/3は御用学者、1/3は正常かも.なので2/3はカルト認定して追放して良し.
削除その点USはマトモだと思います、なぜかというと、経済学者や経済政策を決めているのがユダヤ人だからとりあえずみんなマトモだっていう.デフレ下で増税するなんてカルトはUSではたぶん生じません.その点日本はカルトです.きっぱり.
なんでも鑑定団で知りましたが戦前の日本のアニメの滑らかな動きには驚きました。
返信削除例えば童謡 桃太郎 (桃太郎の海鷲)
https://www.youtube.com/watch?v=pUhBPEwZUB0
全編は以下の所のようです。
返信削除https://www.youtube.com/watch?v=htazM9lwuVk
帝国陸軍か帝国海軍の予算で作った風ですね.音が録音されているのは驚きました.
削除戦前というと、たぶん同時期にディズニーはフルカラーの白雪姫を制作してたわけですから、地球とイスカンダルぐらいの科学力の差があったようです.
当時はセルも重要だったらしくセルに描く⇒撮影する⇒セル画を消す⇒セルに描くを続けて作製していたという事です。
削除この当時だと初期のトムとジェリーも既にありましたね。
同時期のトムとジェリーはこれのようです。
https://www.youtube.com/watch?v=GKhIpvcIXZQ
ひえーセルの再利用とは.当時のセルは本当にセルロイドで燃えやすい素材だったと思います.
削除「ソニー、各事業部に「利益重視の計画」を指示=平井社長」
返信削除そろそろエレキ事業もさらに厳しい状況になってしまうかな?テープ事業はどうみられているのやら。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141118-00000089-reut-bus_all
企業年金は? と年寄りから良く出るコトバ.
削除こういう見方もあるので大丈夫でしょう
削除http://diamond.jp/articles/-/61637?page=2
「スマホ事業の減損処理を除いた場合、第2四半期(7~9月の3ヵ月間)で40億円の営業利益を達成している。また、分社化したテレビ事業では49億円の黒字を達成しており、2四半期連続の黒字となった。」
よしっ、企業年金よしっ、
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