2019年2月8日金曜日

【分解】Kalita 1人用コーヒーメーカー TS-101N、豆の値段と味について

カリタの1~2人用の小さなコーヒーメーカーを使っている.型番はTS-101N.Amazonで¥1600だったかな? 安くて小型で便利だ.しかしAmazonのレビューではスイッチがボロくて壊れそうだと言われている.分解して真相を調べてみた.結論は無問題っぽい
↓天井の蓋を開けると、小さなペーパー受けと、周囲は給水タンクになっている.
↓適合するペーパーは小型サイズである.
↓これが壊れやすそうだといわれるスイッチ.わたしもその風変わりなクリック感に面食らった者のうちの一人だ.通常のマイクロスイッチやプッシュスイッチの感触とは全く違うのだ.
TS-101Nの動作はこうだ.
スイッチON → 内部の水が全て消費される → 自動的にOFFになる
自動OFFでピンと来た.内部にサーモスタットが在って、空焚きを検知するとメカニカルにOFFになるのだろう.すなわち、このON/OFFスイッチはマイクロスイッチなどではなく、サーモスタットで強制OFFにするメカ機構なのだと推測された.

↓内部のヒーター周辺構造.アルミ製のパイプに密着するようにヒーターが付いていて、パイプ内の水を加熱する.ポンプの原理は試験管の突沸だと思う.
水流路の出口側にサーモスタットが付いている.水が切れて空焚きになってサーモスタットの温度が100度を超えるとOFFになるのだろう.ゆえにサーモスタットが冷えるまでは再度ONはできない.
こういう事情なのだからスイッチが壊れそうという心配は無用で、安心して使えるのではないだろうか?

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次の話題は、コーヒー豆の値段差は味に関係するのか?

いま、手元に3つのコーヒー豆がある.
  1)400g ¥700の激安品、業務スーパーで買った   → ¥21/杯
  2)200g ¥800の普通の価格、KALDIで買った      → ¥48/杯
  3)100g ¥900の高給品、中目黒の豆虎で買った   → ¥108/杯
1杯で12g消費すると仮定して1杯当りの価格を試算した.なにかしらこの価格差は.
¥900/100gの高級品だとコーヒー1杯で約¥108にもなってしまう.自分で煎れてもコンビニの缶コーヒー並みのお値段とは少々めげる.

まぁそれでも味に値段なりに納得できる差があれば良いので飲み比べてみたのだ.(わたしはいつもブラックで飲む)

日常的に良く飲むのがお値段中間のKALDIの豆だ.これは可もなく不可もなく、コーヒーの香りを愉しみつつ飲める.お値段は¥48/杯なのでまぁ良いだろう.

KALDIを基準にして、豆虎のお値段お高い豆をたまに飲むと差がある.香りが1ランク上なんだ.苦味の向こうにある豊かな風味が強く感じられる.やっぱ¥108/杯と高価なだけあるなと思うのである.しかし何度もいうが値段が高い.

次にKALDIを基準にして激安品の味を判定すると、これがもう苦味だけしか存在しない無味乾燥な味なのだ.砂糖とミルクを大量投入してコーヒー牛乳味にすれば飲めるだろうが、ブラックで香りを愉しむなぞありえへんセカイ.さすがに¥21/杯だけのことはある.

総合的にはこういうところだった.
・KALDIは価格と風味の妥協点をうまく設定している
・豆虎は風味豊で旨いけど高価すぎる
・業務スーパーは安いけど不味くて飲む気がしない

違いがわかる男、ヒラサカがお送りしましたー        ♪ダバダーバーダバダー♪

かしこ

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