EasyTread K1で加工できる最大サイズは100x100mmとなっています.(カタログ上)
今日は最大サイズの物を打ってみましたところ、初の挫折に見舞われました.
↓打ち始めの様子です.ステージ外形寸法は120mmです.ステージ上で最大100mmの加工物を打てるというわけです.この写真の白い外形が100x100mです.四隅のネジに当たるギリギリです.
↓これの打ち上がりです.100x100mmの平面を下向きで打ちました.しかし不具合があるんです.
1)PLAが冷めるときに収縮するので積層するにつれて応力が傾向的に生じる
2)EasyThreed K1の特徴であるが、黒い下地はマグネットシートである.ステージにペッタンと貼り付く構造になっている.しかし100mmサイズの物を打つと収縮力が磁力に勝り、マグネットシートが剥がれてしまう
3)結果的に、マグネットシートの四隅が浮いた状態で成形が進行してしまい、出来上がりが変形してしまう
↓困っちゃったので、接地面積が少なくなるように、CADで上下逆にして打ってみました.でも少し打って中止しました.やはりマグネットシートの四隅が浮いています.サポートが全面にベタ形成されるため、収縮力はあまり弱まらなかったようです.
↓平置き成形は断念しました.縦置きで成形してみたのがこれです.一応上手くいきました.平面精度はZ方向が良好だという想定外の成り行きです.
↓縦置きでもマグネットシートの端部はわずかに浮いています.しかし、この部分の精度が悪くても悪影響は無いのでこれで良しとします.
↓スライダベアリングとシャフトを通して出来上がり.
かしこ
【おしらせ】
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仕事が早い!、着々と進行されていますね。
返信削除自作機の予定スペックは?。
ボクはどんな物を作ろうとしているんだろう? いきあたりばったりでーす。
削除とは言え、ボロくても3DPがあると便利ですね。
上で端部が剥がれたと言ってますが、部屋の気温が高いと収縮が弱まるので有利だそうです。展示会の人が教えてくれました。
削除>マグネットシートが剥がれてしまう
返信削除これ、吉田製作所のYoutubeでも指摘してましたね。
(あっちはダブルクリップで、マグネットシートを挟んで対策してましたが)
3DP展示会で、マグネットシートはさすがにどこも使ってませんでした。代わりに、養生テープを貼ってました。生活の知恵だと思いました。
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