STM32でDDCを作ろう! AK4495を聴こう!
この先入手できるかどうかわからないAK4495+自作DDCがようやくほぼ完成です.ほぼ、というのは、若干しくじりがあるため.
OPAMPにはMUSES8920をつかい、コンデンサはWIMA、自分で使う物にはこのくらいは奢ります.12V入力に10000uFの電解コンを載せてます.AK4495とOPAMPとREGのパスコンは全て100uFセラミックを使い、さらにさほど必要も無いのに4層基板とし内層はベタGNDとしてあります.電源のケアは鬼の様に万全なのね.
試聴してみました.
比較対象は、普段使っている自作AK4495 BOXです.
【にわかAVマニアの設計】AK4495 DAC私的設計資料(長文)
ブログの日付によると2019.8月から使っていることになります.
DACの構成はほぼ同じであるにも関わらず、2020年版の方が硬くてイイ音がします.
実は、2019年版はCM6631 DDC基板の制限で最高サンプリング周波数が192kHzです.
2020年版は自作DDC基板の最高サンプリング周波数は384kHzです.
音が硬く聴こえるのは、384kHzの寄与が大きいようです.HDD上の音楽ファイルはCDリッピングの44.1kHzであって、それをwindowsのaudio codecが384kへup sampleした音を聞いているのですから、windowsの補間フィルタの性能を聴いている部分は大きいわけです.なので、2020年版で192kHzにすると2019年版の音と似た音になります.
384k/192kの違いの他には、写真を見て判るように、2019年版は配線の引き回しが汚いのと、GNDにちょっと問題があるんです.そのせいでnoiseが多い可能性があります.
今後は2020年版しか使う気にならないと思います.
MUSESは高価だけれど音が良いのは実体験で身に染みています.
OPAMPをMUSESではない品種に変えてみました.
5532とか2043とか手持ちのテキトーなOPAMPに変えると、、、音が痩せてキンシャンして、オレは何のためにHiResを導入したんだろう?と悲しくなります.
2019年版よりも2020年版の方が、OPAMPの違いによる音質差が顕著に出るので2020年版のpotentialは高いのでしょう.
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同時に、TIのPCM5101のDAC基板も完成させました.入門用の廉価版という位置づけで2層基板だしWIMAじゃないしOPAMPも使いません.
これの音はどうか?
入門用だ...... 分解能が悪いんだよなぁ.複数の楽器の音が混ざって聞こえる感じ.AK4495の1/10の価格のICですから、文句言うのもなんだかなーですけどね.Raspberry-pi audio基板の最安値品で使われるICなだけのことはあります.
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