2021年4月23日金曜日

石定盤 自作3Dプリンタ、撃ち方始め

3Dプリンタを作ろう!

唐突ですが、打てるようになりました.試し打ちをやってるところです.ここまで来れば完成したも同然てな感じ.

まずは試し打ちの加工物からいきましょう.
↓ガラスステージに養生テープを貼って、その上に形成させます.
↓上面.つるつる感はこんなもんだろう.穴の成形も問題なし.
↓底面.ラフトと接する部分なのでザラザラしている.
↓側面.印刷の折り返しポイントで乱れがある.
↓出隅の尖り状況.樹脂の引けは見られない.良好かな.
↓試し打ちなので幅15mmの小さい加工物です.
総合的には1万円3DPよりも遥かにマシです.

3DPの各部の写真.
↓全景
↓最大高さ  580mmぐらい
↓最大幅   440mmぐらい
↓最大奥行    450mmぐらい
石定盤サイズに比較して、foot printが100mmほど大きくなってしまいました.機構部品を石定盤の外側に配置したためです.foot printを小さく設計するのもテクだなと思いました.
↓ステージ    200x200mm
250mmぐらいまで大きくする余地があるのでガラスを調達して拡張しようと思います.
↓Z軸はリードスクリュー、X軸はベルト
↓Y軸はベルト
↓hotend周辺.ノズルは0.4mmを使っています.てかそれしか持ってない.
↓鳥居の土台を石定盤へ締結しています.垂直部材はステン丸棒8mmと寸切8mmです.垂直度は土台部品を打った1万円3DPの精度で決まっています.
↓鳥居の天端.直角2方向の寸切とステン丸棒を受けています.ボルトで固定.リードスクリューを通す穴はバカ穴です.ベアリングは装備していません.鳥居の横部材は寸切8mmです.
↓extruderの固定状況.第二鳥居の寸切にナット締め.
↓エレキhardwareはArduino2560+RAMPS1.4. firmwareはMarlin.

スライサはCuraを使いました.
Curaの設定です.
↓レイヤ高さは0.4だと粗いので0.2がイイ感じです.壁厚1mmは必要と思います.薄くするとスカスカして穴が開いたりします.インフィル密度は内部の詰め物の量.
↓世間的にはどうなのか知りませんが、わたしはラフトが好きです.ラフトとは、加工物とステージの密着を確保するための座布団のことです.加工物よりも5mm広くラフトを形成させています.
↓PLAを210℃で溶かします.印刷速度は30mm/sです.60mm/sでも動くけど、印刷が速すぎるため下層が冷えないうちに上層を重ねる格好になってしまい、歪みが生じるように感じます.時間はかかりますけどゆっくり印刷したほうが良さそうです.

かしこ



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よろしくでーす.

4 件のコメント:

  1. スゲェ〜!! ほんとにできちゃった!? やんややんや^^。

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    1. スライサの使いこなしでしばらく悩むだろうなと思っていたのですが、すんなりと動いてしまいました.設計情報を公開します.

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  2. すごいですね!
    組み上がってから制御ソフトと機構のすり合わせとかにハードルがあるのではと思ってました〜。
    機構をしっかり作ったのですんなりいったのですかね。

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    1. Marlinが良くできていて楽ちんでした.

      機構は、バックラッシュには出来る範囲で対処したつもりです.
      あと3DPは精度が低い加工機なんだなということでした.

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