【にわかAVマニアの準備】 差動変換、無歪オシレータ、ヘッドホンアンプ

皆さんこんにちは、さすらいの信号処理屋、ヒラサカです．

↓完全差動ヘッドホンアンプは火入れ中です．ディスクリートです．open gain 27倍、NFBかけてgain ２倍ってな感じでセッティングしています．NFBもう少し浅くしたいかな．

ICを使った回路ならICのdatasheet通りの性能は出ると期待しますが、ディスクリートだと測定してみなくちゃ性能がわかりません．でも、オーディオアナライザなんか持ってません．

なので、SNや歪率を評価する測定器を自作しなくちゃいけません．

本気ADCを作ったのはそのためです．

次に作らなくちゃいけないのは信号を注入する側です．

　１）非差動→差動変換

　２）無歪1kHz発振器

↓非差動→差動変換回路はopampで作ればOKで、とりあえず手作りしたのはこんな感じ．

つぎに無歪1kHz発振器は、２次高調波と３次高調波が-120dBとかであってほしいわけですが、そんな発振器なんか作れるわけないわー

↓ならばどーするかというと、1kHzのBPFを通します．こんな特性のBPFを通すと、2kHzを-55dB抑圧できるので、前段がダサくてもtotalで120dBぐらいにはなるんじゃねーの？というカラクリです．

↓差動変換＋BPFの回路はこんなかんじ．1mHと25uFぐらいで1kHzになる．Qの調整はR39でやります．

↓PCBにするとこんなかんじ．深圳で製造中．

準備にかかる時間：実験する時間＝９：１

かしこ