2012年11月17日土曜日

初めてのラノベ「ふわふわの泉」よ現実になーれ

飲み会で久しぶりに会ったY氏に、「ふわふわの泉」のようなことをやるのが夢なのだ、と言われました.

「ふわふわの泉」とは、野尻抱介が書いたラノベです.読了して気づいたのですが、わたしはラノベを読んだのは生まれて初めてでした.ラノベ原作のアニメなら言うまでもなくたくさん観てますがなw.

野尻抱介というと、「沈黙のフライバイ」「太陽の簒奪者」あたりがかなり好きでありまして、ひら的には「太陽の簒奪者」はたまに読みたくなるSF小説の第2位となっています.-----第1位は「果てしなき流れの果てに」------

ハードSF好きの向きには「太陽の簒奪者」はオススメできます.異星人の建造物が太陽周辺に作られたために日照が低下し、寒冷化で人類絶滅かと危惧されたが、異星建造物調査ミッションで白石亜紀の活躍によって異星建造物の破壊に成功する、、、、という話.しかし、ここまでで半分でしかなくて、残り半分は異星人とのコンタクトに成功してうんたらかんたら、、、、という話.
系外から飛来する異星船の迎撃作戦のために何ヶ月も前に会敵予想時刻と軌道を決めておかなくちゃならない不自由な宇宙戦闘シーンなんかシブくていいかんじですー.

で、「ふわふわの泉」がどういう話だったというと、女子高校生の泉が、コンクリートと同じ強度で重量が1万分の1という新材料「ふわふわ」を発明し、軌道往還機の超巨大カタパルトを建設して宇宙ビジネスに乗り出すというような話.ちなみに、「ふわふわの泉」は「楽園の泉」へのオマージュだとか.

その「ふわふわ」が夢とはすごいじゃないですか! ぜひ実現させてください!  >   Y殿


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2 件のコメント:

  1. 中年会社員A2012年11月17日 13:53

    この表紙は新しい版かな、見た記憶がないけど
    これをライトノベルというべきか疑問だが。

    (誤)コンクリートと同じ強度で
    (正)ダイヤモンドと同じ強度で
    立方晶窒化炭素のことですね。

    「沈黙のフライバイ」「太陽の簒奪者」「ふわふわの泉」
    いずれも傑作だと思います。

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    1. そうそうそう、その結晶でした.

      じつは、この表紙は最初に出版されたファミ通文庫の版なんです.いまは、ファミ通版は絶版になっていて、ハヤカワ版が売られているようです.古本で買いました.ファミ通版が絶版になってハヤカワ版が発売されるまでの時期に、古本がやたら高価で取引されていたそうです.

      昨日は「沈黙のフライバイ」を読み返しました.「カイパーベルトの中を漂う全長40kmのシリンダー」あぁかっこいい.

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