今回は、通産省の現職研究員の人(当時)が書いた「ニューサイエンスのパラダイム」という本についてです.amazonを見たら古書が今でも出てました.
↓目次をみると、 複素電磁場理論、複素熱力学、複素時空論、というコトバが出てきます.どうやら物理量を複素数にするとすごい発見があるらしい.
↓この本ではなんでも複素数にしちゃいます.最初の方で電界と磁界を複素数に直します.虚数の物理量は影の電界・磁界なので、我々の目には見えないそうです.
↓さらに、電磁気学でお馴染みの、電荷、電流、ポテンシャルも片っ端から複素数化されます! 虚数の電荷とは、胸がときめくものの、なんじゃそりゃって感じです.
↓それだけでなく、なんと、距離も時間も複素数化されます.虚数の時間ってのは宇宙開闢の方程式を書くためにホーキング博士が導入しましたけど、ビックバンの1秒後とかそういう時代の方程式ならば、時間が虚数でも許そうという気になります.でも、我々の身の回りの物理法則に虚数の距離を導入するっていうのは、いかがなものか? 何でしょう?虚数の距離とは?どこでもドアの距離のこと?
↓複素熱力学では、温度と熱量も複素数化されます.お願いです、もう勘弁してください.(笑)
↓こうして複素数化した物理量を、電磁気学や量子力学や特殊相対論の式に代入して、整理した結果、この関係式を得たというのが重要な結論です.
M 質量
E エネルギー
Q 意識
という位置づけです.(Gは重力定数) 質量とエネルギーを関係づける式E=MC2は有名ですが、見たことのないのが質量と意識を関係づける式と、エネルギーと意識を関係づける式です.
ここでいう意識ってなんでしょうか? この本の中には、物質を光速近くまで加速すると質量が増える理由は、意識が質量に転化することが原因だ、と書かれているんですが、人類がサルだった時代には意識不足で太陽系近傍の宇宙は困ったりしなかったんでしょうか? ビックバン直後でまだ知的生命体が不在だったころには、もっと意識不足で困ったのかな? それとも、情報統合思念体のことだろうか?そもそも、物理量を片っ端から複素数化して、数式をいじくり回したら、それがどうして「ニューサイエンスのパラダイム」になるのでしょう? 数式で展開しているので、上のQMEの関係式の導出過程は正しかろうと思いますが、前提である「片っ端から複素数化」が無意味だったとしたら、得た結論は「ニューサイエンスのパラダイム」ではなく、「ただのファンタジー」じゃないでしょうか?
わたしにはこの本が語っていることが、質の悪いSF小説としか思えません.ワクワクせんなぁ.
かしこ
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中学生の頃読んだ本に ジルコニアセラミックの3カ所にボールを埋めると、UFOのエネルギー源になると言うのがあってまともに信じて、セラミックを探し回ったことがあります。
返信削除書いた方は本気だったんでしょうが、知らずに見た物が信じてしまう・・ずいぶん罪だと思います。
アダムスキー型UFOからヒントを得たようですね.清家新一さんもアダムスキー型UFOにインスパイアされたそうでした.
削除学生の頃なのでほとんど忘却の彼方であえいますが、複素透磁率を用いて電磁界解析をやっていました。
返信削除簡素化のために非線形性(飽和)とMを除いて計算するとB=μHで、実際はBx,ByとHx,Hyの変数にμxx、μxy、μyx、μyyとなりますが、μxy=μyx=0と計算します。
複素数と言うのは実時間領域では位相を意味していますからB-Hでリサージュ書かせると楕円になります。
さらにμの実数部は低い周波数では一定ですが周波数が高くになるにつれて下がってきて、虚数部はある周波数で山になるような値を用いていました。
誘電率の損失分を虚数で表現するのと同じことですかな?
削除あと、ヘッドのインダクタンスをネットワークで測定して、いわゆるL成分は実数に、抵抗成分(損失成分)は虚数に、と当てはめてアンプノイズの計算をゴニョッとやると、測定値とよく一致するんです.ああなつかしい.
そういやあ記録ヘッドのデータ表にtanδかQ値が記載されてましたね。
削除ヤッター、複素磁気記録時代の到来ダー(爆)
削除以前管球式シングルアンプを作っていました。
削除シングルは直流重畳があるので、出力トランスのコアに隙間を作り飽和を避けるんですが、
普通は直線状に0.3~0.8mm位の紙を挟みEとIをそれぞれ固めて重ね、組み立てます。
しかしそれではインダクタンスが下がり低域が苦しいのと、外部側のギャップから磁束が漏れるのでEの中足をサンダーで削ると磁気抵抗は内部だけで済み、
外に漏れません、
削るときわざと斜めにしてギャップ距離を変えると、飽和しやすい部分が信号によっては高いインダクタンスを持ち低域が延びて、なおかつ飽和しそうなときは、隙間の大きい部分が持ちこたえます。
少し全体のコアボリュームを大きめにして、この様な処置をしますと、
低域も伸び他の特性も良く成ります。
磁気コアのカタログ上の計算式を当てはめて計算するとグラフ小領域の
抜いてあるところも計算できて、実測とも良く合いました。
ただし今計算せよといわれともやり方が思い出せません。
トランスは(やろうと思えば)自作できる唯一のエレキデバイスと言えると思っています.
削除上記苦労は完璧に理解できますが、さすがに意欲が湧かないシビレる領域と思いました.わたしがやるとしたら、トロイダルコアに巻く高周波トランスぐらいかと.
今日はさきほど電器屋に行ってきてTVを眺めてきましたが、今やあの3Dってなんだったの?って感じで、4K,4Kと売ってましたね。確かにデモの絵は綺麗でハイビジョンの大相撲の画像がぼやけて見えるほどですね。
返信削除3DもほとんどLカセット状態のように感じました。
歳を取ったせいもあるのかもしれませんがなんか電器屋のわくわく感はなくなってしまい、あの頃の「これも欲しいなぁ」という欲望はどこにいったのやらと思いました。
電化製品事業が斜陽と言われるゆえんですね。
そういやあ年末年始ではやたら村田製作所のCMが多かったなぁ。
試験まであと4日です。まだ血尿が出てません。月火は血尿が出るまでがんばるぞ!
そうですか、電気屋にあまり行かないのですが、すでに3Dは終わりましたか.4Kよりは3Dが欲しいです.と言って3DTV持ってますけど、全然3D視聴してません.
削除決戦の日が近づいているようで、ご武運を祈ります.
削除『大雪が降って交通機関が乱れたりしませんように』 > 受験生の皆様
ところで 3D て何ですか?
返信削除あなたの中途半端なカタカナ言葉よりはわかりやすい言葉だと思いますが?
削除立体テレビ、立体的に見えるテレビ、立体視が出来るテレビ、そんなとこです
削除30年ほど前 立体テレビをやっていました。市販の30万画素位のカメラのICの端子からゲンロックを取り出せるようにして、処理していました。
削除(プロ用機は重い上高すぎて使えなかった)
当時は2台のカメラでLを基準として交互に奇フィールド、遇フィールドと2つで、
1フレームにし、2台のCRTを偏向幕シャッターで切り替え半透過ミラーで重ね合わせめがね無しで見るBOXタイプと、1台のCRTを偏向幕めがねを使って左右眼視して立体に見せるタイプでした。
めがね式は言わば片眼で交互に見るため、長く見ると疲れる、一方BOX型は見れるエリアが狭くなるのが欠点でした。
(BOX型は後からフレームメモリーを入れて、ちらつきもなくしました「L用は2回同じ画像を出しているだけですが、Rも同様に」)
最近富士のカメラで液晶を2層にして手前を黒のストライブにして、左右眼視の覆いにし、(レンチキラー類似)独立した像を見ることで立体にするカメラを見たことがあります。
この様なディスプレーが発売されていたのでしょうか?
ディスプレーは今のLSI(FPGA)で簡単に処理できますが、撮影が大変だーあ。
以前の時2台のカメラの画像相対比や、視点間隔などか結構難しく、こちらの費用が2倍できかず、AV物を10作ぐらい取って、からどこかへ売り渡したそうです。
「中途半端なカタカナ言葉」あんなのはまともに書けるか?
削除自分の持っている情報を拡散させたかったのでは?
削除平坂氏だけにわかればそれで良いのならそれで構わないが。