2019年1月11日金曜日

【にわかAVマニアの下降】 塩ビ管sub woofer、VU50とVU100の比較

皆さんこんにちは、日々スピーカーをいじくり回しては気に食わないので壊すを繰り返しているにわかAVマニアのヒラサカです.という出だしは2回目.

わたしは諸般の事情により聴力が衰えていて、高音があまり聞き取れなくなっている.ストリングスの音なんかどれだけ聴取できているのか甚だ怪しいものがある.なのでツィーターに凝る気がまるで無いのだ.だからParc Audioの8cmフルレンジでいいんだよ高音は、という状況になっている.

その一方で、低音再生はどんどん下へ広げてゆきたい.音の厚みは低音サイドの広帯域さに依存すると個人的に思う、耳の調子が仮に良かったとしてもだ.好みのジャンルがLofi系なのでドスドスとした音を欲しがるという事情もある.

かといって、巨大なエンクロージャをどでーんと置ける様な広い視聴室を持っているわけではなく、デスク脇に小型スピーカーを置くのが関の山だ.なのでsub wooferでなんとかするのがせいぜいなのである.ガレージを潰して防音室に作り変えようかと思ったこともあるがそういう生活破壊は控えておこうそうしよう.

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今回はsub wooferの自作についてである.
前振りはこちらの末尾で少し書いた、塩ビ管スピーカーによるsub wooferである.
VU50という内径50mmぐらいの塩ビ管を上に伸ばして全高90cmのものを作って聴いてみた.sub wooferとしてはちょっと物足りないけど、改良の余地はあるけど、全くダメな方向性ではないコトは確認できた.

これをいじってみようということで、塩ビ管をVU100という倍の太さの物に変えてみたのが今回のレポートだ.

こういった塩ビ管を長く伸ばしたタイプのエンクロージャーの設計意図は何かと云うと、管の内容積分の空気を振動板にガッツリとまとわりつかせることでwoofer unitの空振りを防ぐのだとわたしは理解している.
内径50mmで高さ850mmの容積は1.7リットルで2g分の空気が振動板にまとわりついている計算だ.

これを、VU100で作ったらどうなるか?
内径100mで高さ1000mmとすると、内容積7.9リットル(9.4g)の空気が振動板にまとわりつく計算.空振り防止効果でいい音がすると嬉しいんだけど、どうかな?

これが比較した2種類だ.左がVU100、右がVU50だ.入手したVU100は長さ1mなので全高120cmもの巨大サイズになってしまった.これにあわせて右のVU50も全高120cmに調整した.長さを簡単に変更できるところは塩ビ管の便利なところである.

塩ビ管下部のスピーカーユニットの取り付け状況はこんなかんじ.
ユニットは、TANGBAND W4-656SC
このユニットはフルレンジなんだけど、言っちゃ悪いが全然音が良くないので、フルレンジ使いする気がしないんで、wooferとして流用しているんだ.


さてさて、これで豊かな低音がドスドスと出て来るようになったかと云うと、VU100はなかなかよろしい結果を得た.オーディオアナライザをまだ作ってないので定量的な測定は出来てないが、オーディオイベントで聴くタンノイのお値段お高いスピーカー並の低音が出てきたよ.な~んつってね.

VU50はどうか? 少し長くしたけれどさほど変わらない、物足りない音のままだ.

というわけで新年明けましておめでたい結果を得た.しかしこの120cmサイズのままで使う気はなく、100cmサイズぐらいまで切り詰めるつもりだ.でもそうすると劣化するだろう.切るのに躊躇するなぁ.

かしこ


2 件のコメント:

  1. 塩ビ管と聴くとボヨンボヨンした音を想像してしまいますが(偏見)、オーディオ用途にもつかえるんですね。

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    1. 塩ビ管は柔らかいので箱鳴りしそうに思います.
      フルレンジだとラジカセの音みたくなっちゃいそうな偏見を持っているわたくし.

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