わたしのアトピー性皮膚炎の症状を緩和するのに一役買ってくれる手作り石鹸をまた作った.
作り方はわりと簡単で、サラダ油の廃油に水酸化ナトリウムをブチ込んで作る.ただし延々とかき混ぜ続けなければならないため、かき混ぜマシーンを用意してからじゃないと腕が疲れて死んでしまうので要注意だ.
最初に作ったときの様子をレポートしたのはこれ.奥さんのご指導により、この時は300gのオイルを投入.
謎の日用品を自作中
てづくり石鹸のその後 (その2)
これを使ってみたらお肌によろしいではないか.気に入った.
初回製造ロットを使い切ってしまって、また作ってよと奥さんに懇願するも無視され続けたので仕方なく自分で作った.今度は大量製造で1.5kg作った.(2018.11.25)
薩摩藩へ赴きます
↓インパクトドライバにかき混ぜ棒を取り付けて1時間ぐらい攪拌し続ける.マシンを利用しても疲れる.攪拌中に45℃ぐらいをkeepするため周囲にお湯を張っている.
↓1.5kg製造ロットを仕込んでから1ヶ月以上経過し、そろそろ使い時かと思われる.これだけあれば1年、もとい2年間は使えるであろう.(本日の写真)
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オイルに水酸化ナトリウム(NaOH)を投入するのは「けん化」という化学変化を起こすのを意図している.元来は疎水性であるオイル分子の片端をNa+に置き換えてやることにより疎水性ー親水性両方の性質を持つ石鹸分子に変性させる.石鹸分子は油汚れを取り囲んで水に流してくれるようになる.
ところでこの「けん化」には適切なNaOH量がある.あまりにも大量のNaOHを投入すると反応するオイルが払底してしまってNaOHが余ってしまうのだ.アルカリ性の強い石鹸で体を洗ってお肌に良いわけがない.
逆に、NaOHが過少なため反応しなかったオイルが残っている方がお肌に優しいとされる.酸化した廃油は肌に悪いという説もあるが実績的にそれは気にしない.
というわけで、単位オイル当りどれだけのNaOHを投入するのが良いのだろうか?
最初にやった石鹸作りでは、オイル300gにNaOH 45gの比率で製造したのだが、ネットを検索すると300g:45gというNaOH量は多いみたいだ.
ネットの様々なレシピから拾ったオイル:NaOH比率はこうなっている.初回生産ロットは15%のNaOHを投入した.しかしネットのレシピで15%クラスの事例は少なく、13~11%で製造されているケースが多い.(もちろんオイルの品種によってもNaOHの適切量には差異がある)
今回の1.5kg製造ロットでは、う~んと考えて12% NaOHで作った.たぶん問題なく使えると思う.
さて、お風呂に入ろうっと.
かしこ
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